【ビジネス系ラノベ】彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜|レビュー

こんにちは。アシカです!

ライトノベルといえば、学園もの、異世界もの、ラブコメなどが定番ですが――
「ビジネスで世界を変える」ことを真正面から描いた異色の青春ストーリー『彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜』は、そんな常識をいい意味で裏切ってくれる作品です!

若き才能たちが知略と情熱を武器に、10兆円という途方もない支援金を巡って競い合うこの物語。
ただのビジネスごっこでは終わらず、それぞれの信念や成長が丁寧に描かれており、
読み進めるほどに「ビジネスとは、人を変え、世界を変える力を持っている」というテーマに心を揺さぶられます。

今回はそんな『彼とカノジョの事業戦略』の魅力を紹介していきます。

この作品は下記のような方にオススメです。

▪️ビジネスや起業テーマの物語にワクワクする方。

▪️頭脳戦や戦略バトルを描く作品が好きな方。

▪️普通のラブコメや異世界ものに飽きた方。

あらすじ概要

〈 書籍の内容 〉
天才コンサルと挑む、ビジネス頭脳バトル!

『”ビジネス”は世界を描き替えるツールだ』 
ワールドビジネス育英財団ーー通称WBFには、己が理想の”世界”を作り上げるべく、若き天才経営者が集まる。
「ねっ、”友達”いりませんか?」
環 伊那ーー金髪、巨乳、明るい笑顔が特徴の経営初心者。WBFに参加するため高校を中退した元JKがパートナーに選んだのは、<成功請負人>の名を持つ天才コンサルタント真琴 成。
「アンタに、本当の”ビジネス”ってヤツを教えてやるよ」
天才たちの集う戦いで、経営初心者の彼女を勝たせる唯一の方法は、”友達”を売ること!?
『このライトノベルがすごい!』(宝島社刊)3年連続ランクイン! 人気作『現実でラブコメできないとだれが決めた?』著者・初鹿野創が描く、世界を変える「ビジネス頭脳バトル」ここに開幕!

引用元:彼とカノジョの事業戦略|書籍|小学館

上記の通り、
島育ちで世間知らずな環伊那と、冷静な天才コンサルタント真琴成という、まったく異なる二人が手を組み、世界を描き替えるための戦いに挑む物語。

無謀とも思えるビジネスアイデアと、確かな戦略が交錯するなか、伊那はビジネスの厳しさと、仲間を信じる力を学びながら成長していく。
10兆円を手にするのは誰か?
ライバルたちとの激しい頭脳戦、交錯する理想と現実、そして本当の友達とは何なのかを問いかける、青春ビジネスドラマがここに幕を開けます!

魅力・見どころ

①ビジネスを題材とした魅力的な世界観

ワールドビジネス育英財団(略称WBF)という若手経営者から選抜した育英生を支援する組織でその育英生の中で最も優れた人物に10兆円を援助するという破格の支援内容となっています。

10兆円とは、小国の国家予算に匹敵するほどの金額で個人で国家レベルの影響力を持つことが出来ます。その影響力を使い、世界を変えることがこの話のメイン要素になっています。

確かに、車や携帯といった今の生活では当たり前に使っているものも初めはビジネスから生み出されたものばかりのため「ビジネスで世界を変える」という言葉は納得しかなかったです!

支援を受けることさえできれば、一気に世界を変えるだけ挑戦権を獲得できるため、まさしく夢のような展開すぎて、読んでいてワクワクしました!

また、僕が読んで来たライトノベルの中でビジネスを題材とした作品は全くなかったため新鮮でした!
続きの展開も全く読めないため続きが気になるお話になっております。

②凄腕のビジネスマンたち

支援金の10兆円を巡り、ライバルたちと競い合う構成となっておりますので才能溢れる若手経営者が多く登場します。

ライバルたちは一癖二癖あるキャラクターばかりで個性的なメンバーが揃っております。
また、キャラクターごとにビジネスに対する信念がそれぞれ違っておりそこもキャラクターの魅力を引き立てる要因になっています!

汚い手を使ってくるライバルもいますがビジネスに対する信念は純粋なものが多いため、いまいち憎めないキャラクターになっているのもポイントが高いです!

勝ち抜いていくにつれて、強力なライバルたちも続々と登場してくると思いますので、今から楽しみです!

登場人物

①真琴成

Screenshot
引用元:彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜 1巻より

<キャラ紹介>
・若くして成功請負人と呼ばれる天才コンサルタント。
・冷静沈着かつ合理主義、戦略を組み立てる天才肌。
・ビジネスで世界を変えるという壮大な理想を本気で目指している。

アシカ
アシカ

真琴成は、若干十代にして成功請負人の異名を持つ天才コンサルタントです。
常に冷静で合理的な判断を下し、あらゆる局面で最善手を導き出す頭脳の持ち主。
しかしその一方で、ただ金や名誉を求めるのではなく、「ビジネスで世界を変える」という高い理想を本気で信じて行動しています。
成の合理主義的な冷たさと、根底にある熱い信念のギャップが、彼を唯一無二の存在にしています。

②環伊那

Screenshot
引用元:彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜 1巻より

<キャラ紹介>
・生まれ育った島を救うため起業した行動力抜群の少女。
・天性の人たらしで、人の本質を直感的に見抜く才能を持つ。
・ビジネスは初心者だが、真琴成と共に成長していく。

アシカ
アシカ

環伊那は、自分の大切な故郷を守るために立ち上がった、行動力あふれる純粋な少女です。
天性の人たらしとして、相手の本質を直感的に見抜く鋭さを持ち、彼女が人の心を掴むシーンは本作屈指の名場面。
「自分を理解してもらえる」喜びを自然に引き出せる稀有な存在です。
ビジネスに関しては全くの素人ながら、真琴成のサポートを受けながら、大きな夢に向かって一歩ずつ前進していく姿が、読者の心を強く惹きつけます。

『彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜 』が好きな人にオススメの作品

『彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜 』が好きな方には、以下の作品もオススメです。

①ようこそ実力至上主義の教室へ(よう実)

『彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜』ファンに刺さるポイント

🔹 冷静沈着な主人公が、戦略で勝ち抜く!
『彼とカノジョの事業戦略』の真琴成は、状況を見極め冷静な判断でビジネスバトルを制していく天才コンサルタント。一方、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の綾小路清隆も、表向きは平凡な生徒を装いながら、裏では冷徹な計算と圧倒的な戦略眼でクラスを導く存在です。
どちらも、感情に流されず、合理的な勝利を目指すブレない主人公像にグッと引き込まれます!

🔹 頭脳バトル×心理戦のスリリングな展開!
『彼とカノジョの事業戦略』では、10兆円を巡る熾烈なビジネスバトルが展開されますが、
『よう実』でも、表面上は平穏な学園生活の裏で、ポイント争奪戦や裏切り、交渉、駆け引きといった高度な心理戦が次々に巻き起こります。ルールの隙間を突く巧妙な戦略や、予想外の逆転劇には、常にページをめくる手が止まりません!

🔹 クセのあるライバルたちとの競い合いが熱い!
『彼とカノジョの事業戦略』では、ビジネスに信念を持つ個性的なライバルたちが登場し、物語を熱く盛り上げます。『よう実』でも、綾小路の前に立ちはだかるライバルたちは一筋縄ではいかない強者揃い。それぞれがプライドや理想を懸けて戦う姿に、胸を熱くさせられること間違いなしです!

まとめ

『彼とカノジョの事業戦略〜友達の売り方、教えます。〜』は、起業、戦略、交渉――と一見難しそうなテーマを扱いながらも、登場人物たちの熱い想いや成長物語を通して、誰でもワクワクしながら読める作品になっています。

天才コンサルタント・真琴成と、無垢な挑戦者・環伊那。
相反するふたりがタッグを組み、ビジネスの世界で「人を救う」ために奮闘する姿は、青春そのもの。

成功とは何か? 世界を変えるとはどういうことか?
読み終えたとき、きっとあなた自身にも、大きな問いを投げかけてくれるはずです。

圧倒的なスケールと緻密な頭脳戦を味わいたい人には、間違いなくオススメできる一作でした!

また、初鹿野先生の作品『現実でラブコメできないとだれが決めた?』もオススメです!
気になる方は下記の記事をご覧下さい。

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