初心者必見!ファルコム信者が選ぶ「軌跡シリーズ」オススメTOP3

日本ファルコムが誇る大人気RPG「軌跡シリーズ」。膨大な世界観と重厚なストーリーが魅力ですが、すでに13作品以上が展開されており、初心者にとっては「結局どれが最初の作品なの?」と迷ってしまうシリーズでもあります。

そんな中、2025年9月19日には記念すべき原点『空の軌跡FC』が、完全フルリメイク版『空の軌跡 the 1st』として発売されます。これを機に「軌跡シリーズに挑戦してみようかな」と考える人もきっと多いはず。

そこで今回は、初心者がプレイしやすく、かつシリーズの魅力をしっかり味わえるオススメTOP3を紹介していきます。

良かったら、最後までお付き合い下さい。

軌跡シリーズとは?

「軌跡シリーズ」は、1989年から続くファルコムの長寿RPG「英雄伝説シリーズ」の流れを汲むシリーズです。

その第6作目として2004年に登場したのが、〈英雄伝説VI 空の軌跡〉

このタイトルこそが、今日まで続く「軌跡シリーズ」の幕開けとなりました。

それ以前の「英雄伝説」も王道ファンタジーRPGとして人気でしたが、『空の軌跡』以降は世界観を共通にし、国家間の情勢や社会問題を多角的に描く壮大な群像劇へと進化。

ここから「英雄伝説=軌跡シリーズ」という認識が定着していきます。

  • 特徴ポイント
    • 作品ごとに異なる主人公が登場しつつ、同じ世界の歴史を共有。
    • 政治・軍事・宗教・経済などをリアルに描写。
    • キャラクター同士の繋がりや成長が長期的に描かれる。

そのため「軌跡シリーズ」は、単なるゲームシリーズではなく、長大な小説や大河ドラマのように続いていく物語世界としてファンに愛されています。

また下記の記事に、「軌跡シリーズ」最新作の『界の軌跡』の感想について語っています。

良かったら、ご覧ください。

そもそも何故この記事を書こうと思ったのか

「軌跡シリーズ」に興味を持ったことがある人なら、一度はこんな疑問を抱いたはずです。

  • 「作品がたくさんあるけど、どこから始めるのが正解?」
  • 「続編っぽいけど、前作をやってないと楽しめないのでは?」
  • 「興味はあるけど、途中で挫折してしまいそう…」

「軌跡シリーズ」はすでに13作品以上にものぼり、しかもまだ完結していない長編RPG。

初めて触れる人にとっては、その情報量の多さだけで尻込みしてしまうのも無理はありません。

さらにこのシリーズの厄介なところは、基本的に「続編ありき」で物語が進んでいく構成にあります。

もし最初に選んだ作品を間違えてしまうと……

  • 「キャラクター同士の関係性が複雑すぎてよくわからない」
  • 「過去に何があったか分からなくて感情移入できない」
  • 「いきなりクライマックス的な展開に置いてけぼり」

といった状況に陥り、せっかくの名作に触れたのに「分からないからやめてしまう」という残念な結果になりがちです。

私の友人も「評判が良いから」と途中の作品からプレイしましたが、キャラクター同士の会話や背景に置いていかれ、結局シリーズを深く味わう前に挫折してしまいました。

だからこそ今回は、同じように悩んでいる初心者の方に向けて、「どの作品から入れば一番楽しめるのか」を整理して、紹介したいと思いました。

この記事を通じて、少しでも迷いを減らし、安心して軌跡の壮大な世界に足を踏み入れていただければ幸いです。

初心者にオススメベスト3

第3位:空の軌跡FC(空の軌跡 the 1st)

「軌跡シリーズ」の原点であり、2004年に発売された記念すべき第1作が『空の軌跡FC』です。

シリーズの長い歴史の始まりとなったタイトルで、今なお多くのファンに語り継がれる伝説的な作品といえるでしょう。

そして2025年9月19日には完全フルリメイク版『空の軌跡 the 1st』が発売され、初心者が触れるには絶好の機会となっています。

本作の魅力は、まず「シリーズ唯一、前作知識がまったく必要ない」という点。

続編ありきで構成されることが多い軌跡シリーズの中で、完全にゼロから入れる安心感は大きいです。

物語は、人々の安全と暮らしを守る遊撃士を目指す二人の少年少女が国中を旅し、数々の事件を通して成長していく王道RPG

キャラクター描写も温かみがあり、初心者でもすぐに世界に没入できます。

さらにリメイク版『空の軌跡 the 1st』では、戦闘システムが大幅に進化。

最新の軌跡シリーズと同じくアクションとコマンドバトルを融合させたスタイルが採用されており、テンポ感も快適です。

システム面の「少し古臭い」という弱点は大幅に解消され、今のゲーマーでも違和感なく楽しめるようになっています。

ただし欠点もあります。『空の軌跡FC』は二部構成の前編にあたり、物語は続編の『空の軌跡SC』でようやく完結します。そのためFCだけでは結末を迎えることができず、必然的に次作をプレイしないと物語が途切れてしまうのです。

こうした点から、シリーズの出発点として間違いなく魅力的でありつつも「1作だけで満足できない」という点がハードルとなるため、今回のランキングでは第3位としました。

また、『空の軌跡FC(空の軌跡 the 1st)』をプレイして、どうしても続きが気になる方は、PS Vita版で『空の軌跡SC』が発売しております。そちらをプレイしてみて下さい!
※システム面はコマンドバトルのみとなっているため、注意して下さい。

第2位:黎の軌跡

2021年に登場した比較的新しいタイトルが『黎の軌跡』です。

舞台や登場人物が一新され、過去作を知らなくても楽しみやすい構成になっているため、シリーズ未経験者にとっても入りやすい作品といえます。

特に大きなポイントは、それまで続いていた超大作『閃の軌跡シリーズ(全5作品)』が完結した後、久しぶりに新主人公が据えられたこと。

ファンの間でも「今度はどんな物語になるのか?」と大きな期待を集めました。

実際にプレイしてみると、その完成度は想像以上で、クリア後には「本当にこれ、軌跡シリーズなのか?」と思うほどの衝撃を受けるほど。しかも一作品としての物語がきれいにまとまっており、シリーズ作品では珍しく単品で満足感が高い傑作でした。

また、本作から採用されたアクションとコマンドバトルを融合させた独自の戦闘システムは斬新で、アクションとコマンドを切り替えながら戦うプレイは新鮮さと爽快感があります。

現代的なグラフィックや演出も加わり、「古い作品から入るのはちょっと…」という人にとっても遊びやすい一作です。

ただし、ゲームバランスに関してはやや粗さが目立ち、特定の戦術に偏ってしまうなど残念な部分もありました。

さらに唯一の注意点として、この後に続く『黎の軌跡II』や『界の軌跡』の評価がファンからも賛否分かれており、「黎が面白かったから続編も絶対期待できる!」と思って進むと肩透かしを食らう可能性があります。

続編については少し様子を見てからプレイするのが無難でしょう。

とはいえ、『黎の軌跡』単体の完成度は高く、最新作らしいテンポ感と遊びやすさで「軌跡シリーズの新しい門」を開いた一作であることは間違いありません。

第1位:零の軌跡

堂々の1位は『零の軌跡』。舞台は大国エレボニア帝国とカルバード共和国という二大国に挟まれたクロスベル自治州。

ここで主人公・ロイドたちは、クロスベル警察の新設部署「特務支援課」としてさまざまな事件を解決していく物語です。

私としては「最高の入門作」と思っています笑

『零の軌跡』の最大の魅力は、シリーズの醍醐味である「人間ドラマ」と「社会問題」が見事に融合している点にあります。

自治州という特殊な舞台設定を通じて、政治や裏社会の思惑が描かれる一方で、仲間や市民の人間模様にもしっかり焦点が当てられ、シリアスと温かみのバランスが絶妙です。

基本的に物語は特務支援課の4人で進行します。他シリーズのように章ごとにパーティが大きく入れ替わるのではなく、常にこの4人+ゲストキャラという構成で進むため、プレイヤーは自然と4人に強い愛着を抱いていきます。

まるで一緒に苦楽を乗り越える仲間のような感覚を味わえるのは、この作品ならでは。

特に主人公の「ロイド・バニングス」は、歴代主人公の中でも異色の存在です。特別な血筋や超常的な力を持っているわけではなく、「行動力」「絶対に諦めない心」だけで仲間を導く青年。

だからこそ「こいつがいれば大丈夫」と思わせてくれる安心感は、歴代主人公の中でトップです。

彼の人間味あふれる魅力に惹かれて、この作品をきっかけにシリーズファンになる人も少なくありません。

さらに、『零の軌跡』は単体でもきれいに物語が完結していますが、続編の『碧の軌跡』をプレイすることで、その満足度は何倍にも膨れ上がります。

零で積み上げた人間関係やクロスベルの状況がさらに掘り下げられ、物語はより大きな感動へと繋がっていきます。

前作の知識がなくても理解でき、なおかつシリーズ全体への興味を自然に広げてくれる『零の軌跡』。

まさに「軌跡シリーズを始めるならこの作品から」と断言できる作品となっています。

因みに、私の弟は『零の軌跡』から初めて気づいたら、全作品プレイしてました笑

まとめ:今こそ「軌跡シリーズ」の扉を開こう

「軌跡シリーズ」は、長大なストーリーと緻密な世界観が魅力である一方、作品数が多くてどこから始めればいいのか迷ってしまう人が多いシリーズです。

しかし今回ご紹介したように、

  • 第1位:零の軌跡
  • 第2位:黎の軌跡
  • 第3位:空の軌跡FC(空の軌跡 the 1st)

といった作品は、初心者にとって入りやすく、しかも「軌跡」らしさをしっかりと堪能できるタイトルです。

私自身、ファルコム信者として全作品を追いかけてきましたが、間違った順番から始めて挫折してしまう人を何度も見てきました。

だからこそ、最初の一歩を間違えないことが、このシリーズを楽しみ尽くす最大のポイントなのです。

2025年9月には『空の軌跡 the 1st』という完全リメイク版も発売され、今まさに新しいファンが入りやすいタイミングが訪れています。

もし「いつか始めてみたい」と思っていた方は、今こそクロスベルやリベール、カルバードといった広大な世界に足を踏み入れてみてください。

壮大な群像劇に触れた時、きっとあなたもファルコム信者の仲間入りを果たしているはずです。

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