【神VS落ちこぼれ?】黒月のイェルクナハト|感想レビュー

こんにちは。アシカです!
週刊少年マガジンの2025年19号から連載がスタートとした『黒月のイェルクナハト』について語っていきたいと思います。

『黒月のイェルクナハト』は昔エリートだった無職の青年がある日、クーデレ美女・イェルクナハトと出会い、人類の敵である「神の代理人」と一緒に戦うバトルファンタジーとなっています。

『黒月のイェルクナハト』とは?

【作品情報】
職ナシ夢ナシ生きる気力ナシの18歳・戌亦しのぎは、面接帰りのある日、悪霊と思わしき美女・イェルクナハト=フィンステルニスと遭遇する。彼女の要求は二つに一つ。自分と結婚するか、ここで死ぬかーー。人類の敵・神の代理人(ハイランダー)との戦いを制し、嫁と共に救世主となれ!!最強のクーデレ美女に溺愛され過ぎるバトルファンタジー、開幕!

引用元:黒月のイェルクナハト-スズモトコウ/【第1話】夜の邂逅|マガポケ

上記の通り、落ちこぼれの主人公・戌亦しのぎがある日、イェルクナハト=フィンステルニスと出会い同居することになり、共に人類の敵・神の代理人と戦うバトル漫画となっています。

週刊少年マガジンでは久しぶりのダークファンタジー作品のため、久しぶりにワクワクして読むことができました!

1話感想

ダークファンタジーで、相棒は美女。
男の子が大好きな要素を詰め込んだ作品だと感じました。

神という通常の王道漫画では、味方側の存在ですが今回は敵というダークファンタジーのお手本のような設定で、ダークファンタジーの入門としては、わかりやすい設定で入りやすかったです。

まず、主人公である戌亦しのぎは、元御曹司で成績優秀、バスケ部エースという超絶エリートでしたが1話の時点では何故か無職の落ちこぼれとなっていました。
その辺りの経緯については、1話では語られなかったため2話以降で語られると思われます。

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引用元:週刊少年マガジン2025年19号「黒月のイェルクナハト」より

そんなしのぎが、仕事の面接に行くところから物語が始まります。
その面接会場に向かう途中に、幽霊?(人間の駆除装置)に出会い退治します。

しのぎの右手は、幽霊?を切ることができるため、日々幽霊?退治をしています。
何故そのような力を持っているかは現状不明です。

その面接の帰りに、自分はなんてダメなんだと自己嫌悪に陥るしのぎ。
その時にクーデレ美女のイェルクナハトと出会います。

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引用元:週刊少年マガジン2025年19号「黒月のイェルクナハト」より

イェルクナハトは見かけた瞬間、幽霊?だと思ったしのぎは一度逃げ出しますが、「やられる前にやらない」と思い、不意打ちして倒します。
日常生活では、ダメダメなのに戦闘に関してのみイケイケのため、少し笑いました。

次の日、目を覚ましたしのぎは、何故か昨日倒したイェルクナハトが自宅にいることに困惑します。
そして、イェルクナハトから求婚されます笑

イェルクナハトから詳しい事情を聞くと、今までしのぎが倒していた幽霊?は「人間の駆除装置」であり、神が人類を滅ぼそうとしていることを知ります。

イェルクナハトはそれを阻止するべく、しのぎを相棒として一緒に戦おうと誘ってきます。
最初は乗り気ではなかったしのぎですが、イェルクナハトと「人間の駆除装置」の戦いを見て共に戦うことを決意して1話が終わります。

イェルクナハトは、カラクリを使った戦いをするためド迫力バトルとなっていますが、しのぎはまだ右手で切ることしかできないため、今後しのぎがどのように成長していく今から楽しみです!

2話感想

第2話は「イェルクナハトの能力や他の神の代理人との関係性を描いたお話」でした。

まず、イェルクナハトの能力は「宵闇の門」というイェルクナハトが創造したものを具現化できるというぶっ壊れ能力です。
創造力を上げるだけで無限に強くなる可能性があるため、しのぎの右手で切る能力とは雲泥の差すぎて釣り合ってないです笑

その能力で、しのぎが住むアパートを高級マンションに建て替えたりと、戦闘面意外にも汎用性がありまさしく欲しい能力No.1のぶっ壊れ能力でした。

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引用元:週刊少年マガジン2025年20号「黒月のイェルクナハト」より

しかも、この恐ろしい能力の他にも能力を隠して持っているようなので、しのぎ抜きでも「神の代理人たちに勝てるのでは?」間が凄かったです。そしてその予想は見事的中します。

シーンは変わり、天界での神の代理人たちの会議シーンに入ります。
会議の議題は「イェルクナハト一回倒された件」で、他の神の代理人たちのリアクションを見るにイェルクナハトは、他の神の代理人よりも格上の存在として描かれており、彼女を倒せるのは神ぐらいだろう状態でした笑

その神(創造主)から、一対一なら戦ってもいいよう通達が来ましたが、いくら力が半減したとはいえ、一対一では厳しくねぇ?と思っていましたが、他の神の代理人たちも同じ気持ちだったので安心しました笑

そして、カード勝負で誰がイェルクナハトと戦うか決め、「楽禍の代理人・ノア」が戦うことになり下界に降りて2話が終わります。

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引用元:週刊少年マガジン2025年20号「黒月のイェルクナハト」より

楽禍は、「災いを招くことを楽しむこと」という意味で、恐らく災害系の能力(雷や嵐を発生させる能力)か戦うと災害級の被害が出てしまうほどの高威力な技を所持しているかのどちらかになると予想されますので、今から戦いが楽しみです。

恐らく、今後の展開は順番に神の代理人が現れて戦う流れになると思うので、どんな能力が出てくるか今から楽しみです。

また、イェルクナハト〜天界会議の話の間に、しのぎとイェルクナハトのドキドキ同棲生活の様子も描かれていますので、ラブコメ要素も強めでした!

3話感想

第3話は「しのぎの人生が、どうして上手くいかなかったかわかるお話」となっていました。

3話は、同棲生活のシーンから始まります。
早速、しのぎは尻に敷かれていたため、予想通りすぎる光景で笑えました!

イェルクナハトから「アナタのことをもっと知りたいので」ということで一緒に出かけます!

そして、放棄された工事現場について、しのぎはイェルクナハトと戦う(模擬戦を行う)ことになります。デートではなかったようです笑

その模擬戦の結果は、能力なしのイェルクナハトの圧勝でした。
私はこの時に、これは基礎体力が足りていないから修行するパターンだと思いましたが、イェルクナハトから「気持ちが足りない」と言われ、修行以前の問題だと発覚します。

引用元:週刊少年マガジン2025年21,22合併号「黒月のイェルクナハト」より

しのぎは、元御曹司で成績優秀、バスケ部エースという超絶エリートな人生を歩んでいたので、間違いなくスペックが高いと感じていました。それなのに、どうしてここまで落ちぶれたかなとずっと気になっていましたが、イェルクナハトの話を聞いて納得しました。

イェルクナハトの「本気のつもりと本気は全く別物」という言葉は、自分にも刺さる言葉だったので、この時感じた気持ちを忘れずに、ブログなどの活動を続けていきたいなと思いました。

3話は物語としては、全く進展がないお話でしたが、しのぎの成長に大切なシーンだと感じましたので個人的には好きな話でした!

『黒月のイェルクナハト』が好きな人にオススメの作品

『黒月のイェルクナハト』が好きな方には、以下の作品もオススメです。

①化物語

✅『黒月のイェルクナハト』ファンに刺さるポイント

🔹 ミステリアスな美少女×選ばれし少年の邂逅
『黒月のイェルクナハト』では、謎多きクーデレ美女・イェルクナハトが突然現れ、主人公・しのぎの人生を大きく変えていきます。一方『化物語』でも、階段から落ちてきた少女・戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦の出会いをきっかけに、日常が非日常へと変貌していきます。どちらも出会いから始まる、世界の裏側に踏み込む物語です。

🔹 人間の心を抉るセリフとテーマ性
イェルクナハトの「本気のつもりと、本気は違う」などの言葉が胸を打つように、『化物語』では西尾維新先生ならではの哲学的な会話劇を通して、登場人物たちの心の傷と向き合っていきます。バトルの裏にある「心の闇とどう向き合うか」というテーマは、両作品に共通する強い魅力です。

🔹 美しくもどこか不気味な世界観
神の代理人や人間の駆除装置など、超常的な存在が支配する『黒月のイェルクナハト』の世界は、どこか現実と地続きのようで不穏な空気を持っています。『化物語』もまた、怪異という存在を通して、現代社会に潜む闇を描いており、幻想とリアルが交錯する空気感に引き込まれます。

②呪術廻戦

✅『黒月のイェルクナハト』ファンに刺さるポイント

🔹 人ならざる力を背負う少年と、特別な存在との出会い
『黒月のイェルクナハト』では、しのぎがイェルクナハトという圧倒的な存在と出会い、否応なしに神の代理人たちとの戦いに巻き込まれていきます。『呪術廻戦』の虎杖悠仁もまた、呪いの王・両面宿儺の器として普通ではいられない運命を背負うことに。どちらも、選ばれてしまった青年が、過酷な世界で己を問われていく物語です。

🔹 バトル×ドラマ×成長の熱量が高い!
『黒月のイェルクナハト』はただのバトル漫画ではなく、しのぎの「心の弱さ」や「覚悟」にフォーカスした心理描写が光ります。『呪術廻戦』もまた、ただ呪いを祓うだけでなく、「命の価値」「人の弱さ」「仲間との絆」といったテーマを濃密に描き出しており、ただのバトルものとは一線を画す熱さがあります。

🔹 魅力的なサブキャラと重厚な世界設定
神の代理人、天界の会議、隠された力…『黒月のイェルクナハト』の世界観は広がりを感じさせます。『呪術廻戦』も、呪術高専の仲間たちや特級呪霊、術式など、複雑かつ魅力的なキャラクターと設定が物語を重層的に盛り上げてくれます。両作とも「もっと先が見たい!」と思わせてくれる構成力が魅力です。

まとめ

『黒月のイェルクナハト』は、単なるバトル漫画ではありません。神々が支配する世界で、選ばれてしまった一人の青年が、絶望の中でもがきながら、自分の生き方と向き合う物語です。イェルクナハトという圧倒的存在と共に過ごす日々は、しのぎの人生を大きく揺さぶり、読者にもまた「本気で生きるとは何か?」という問いを投げかけてきます。

圧巻のバトル、思わず吹き出すラブコメ的なやり取り、そして心に突き刺さる成長の物語。読み進めるほどに、キャラクターたちの過去や想いが重なり合い、気づけば彼らの未来を見届けたくなっているはずです。

イェルクナハトの宵闇のように、一見冷たく、けれどどこかあたたかい世界――。
その深淵に、あなたもきっと惹かれてしまうことでしょう。

また、下記の記事にダークファンタジーアニメをまとめて紹介しておりますので
良かったら、ご覧下さい!

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