こんにちは。アシカです!
今回は、私が子どもの頃から大好きだった名作『ペーパーマリオRPG』が、ついにNintendo Switchでリメイクされましたので、魅力について語っていきたいと思います!
『ペーパーマリオRPG』が気になっている方や、原作をプレイしたことがない方にとってもオススメの記事となっていますので、よければ最後までお付き合いください!
ゲームの評価基準について
ゲームの評価については、下記のランクごとに分けております。
あくまで、私自身のプレイ体験をもとにした評価ですので、購入の参考程度に考えていただけると幸いです。
▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイしてほしい作品。
▪️Aランク・・・名作。一人によってはSランクになってもおかしくない作品。
▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。
▪️Cランク・・・凡作。
▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。
『ペーパーマリオRPG』とは?
『ペーパーマリオRPG』は、2004年にニンテンドーゲームキューブ向けに発売されたRPG作品で、紙のようにペラペラなマリオが、世界を冒険するペーパーシリーズの第2作目で『マリオストーリー』の続編となっています。
ペーパーマリオシリーズは、私が初めてプレイしたRPGで覚え深い作品となっています。
ペーパーマリオシリーズと出会う前は、ゲームは「みんなでやるパーティーゲーム」が一番面白いと思っていましたが、ペーパーマリオシリーズに出会ってからはRPGばかりプレイしていました笑
ゲームキューブ版『ペーパーマリオRPG』をプレイした時は、まだ小学生だったためボス戦に苦戦した思い出が強すぎて、ちゃんとクリアできるか不安でしたが、大人になってからプレイすると割とあっさりボスが倒せたりするため、成長を感じました。
Switch版では、美しいHDグラフィック、演出の強化などが施され、懐かしさと新しさが見事に融合した一本となっています。
舞台は宝の地図をめぐる大冒険。マリオはピーチ姫からの手紙を受け取り、港町「ゴロツキタウン」へ向かいますが、ピーチの姿はどこにもなく…?
手に入れた地図に導かれながら、7つのスターストーンを求め、個性豊かな仲間たちと旅を繰り広げていきます。
『ペーパーマリオRPG(Switch版)』総合評価
ストーリー | |
ゲームシステム | |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | Switch |
発売元 | 任天堂 |
公式サイト | ペーパーマリオRPG|Nintendo Switch|任天堂 |
クリア時間 | 25時間 |
今回のリメイク版は、総合評価Aランクとさせていただきます!
原作の良さをそのままに、グラフィックや演出面での進化がしっかりと施されており、「あの頃のワクワク」を、現代のプレイヤーにも存分に体験させてくれる作品でした。
とくにバトルのテンポ感や、ギミックの面白さは今遊んでもまったく色あせておらず、初プレイの方でも十分に楽しめます。
また、ストーリーについても目的がシンプルでわかりやすいため、どんな年代の方でも楽しめるお話となっています。
さらに、価格帯的にもボリューム的にもバランスが良く、ストーリー・ゲーム性・ビジュアルの三拍子が揃った「間違いない一本」だと感じました。
ただ昔のゲームのため、ストーリーを進行させるためのお使い要素が多く少し手間に感じた点とシステム周りが一部改善していないところがあり、その2点だけが少し気になりました。
この2点の問題が解決されていたら、Sランクでした!
良かった点
①アクションとコマンドバトルの融合が楽しすぎる
『ペーパーマリオRPG』は、マリオシリーズでは珍しいコマンドバトルを採用したRPGとなっております。
これだけだと、RPGのキャラクターをただマリオシリーズのキャラクターに置き換えただけのRPGとなってしまいます。
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
しかし、マリオのアクション要素をコマンドバトルに加えることにより、唯一無理のRPGの地位を獲得しました。
通常のRPGだと、技を選択しただけで勝手に技が発動されて、その様子をボーッと眺めてる感じとなりますが、『ペーパーマリオRPG』は技の選択した後も、タイミングよくボタンを押したりするなど、技を最大威力で発動させるためには、技ごとで求められるアクションをクリアする必要があります。
威力の高い技ほど、アクション部分が難しく設定されているため、本当はこっちの技の方がいいけど、アクションのことを考えるとこっちの技の方がいいのかなと独自の戦略性が生まれ面白かったです!
また、相手の攻撃タイミングに合わせて、ボタンを押すと敵の攻撃をガードすることができ、ダメージを抑えることが出来たりと、自分のアクションスキル次第で難易度が変わります。
私がゲームキューブ版『ペーパーマリオRPG』をプレイした時はまだ小学生で、なおかつ初めてのRPGだったので、ボスと戦うたびに大苦戦してました。
アクションもターン制バトルもむずすぎって思ってました笑
また、『ペーパーマリオRPG』にもレベルアップの要素があり、レベルが上がると「HP」、「FP」、「BP」の中から好きなものを一つ選び、上限を上げることができます。
- HP=マリオのHP(体力)
- FP=技を発動するためのドラクエでいうMPみたいなもの。
- BP=バッジを付けるための上限値
小学生の頃は、私は取り敢えず命大事だから、HPを上げようとしていましたが、大人になってその行動が一番の愚策だと気づきました笑
結局のところ、強力な技を使用するためにはFPとBPを上げることが必須となっておりHPを優先してしまうと決定打に欠けてジリ貧になってしまいます。
このゲームは、「バッジ」という独自のシステムがあり、マリオにバッジを付けることにより強力な技を使えるようになったり、マリオの攻撃力を上げたりできるため、いかにバッジをたくさん付けれるかが勝利の鍵となっています。
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
バッジの中にはHPの上限を上げれるものもあるため、HPの上限を上げる優先度があまりにも低いです。
小学生の頃は、HPを上げて強力な技を使いまくる戦法が最強だと思っていましたが、大人になって改めてプレイすると、「強力の技使う前にバフをかけた方が強くない?」や「ダメージを与えるバッジ(スキル)じゃないけど、このバッジ強すぎ」だったりと、小学生の頃では思いつかない戦法が次々と思いつき戦っていて楽しかったです。
ボスも当時より簡単に倒せたりとあの頃の自分から成長していることが実感でき、個人的にはめちゃくちゃ嬉しくて満足度が跳ね上がりました!
②ペーパーマリオならではの仕掛けが凄すぎる!
一作目の『マリオストーリー』は、絵本のような世界観のマリオたちが活躍する初めての作品だったこともあり、イマイチ「ペーパー」要素を扱いきれていない印象を受けておりました。
ですが、2作目の『ペーパーマリオRPG』で上手くその辺りが改善されていました!
『ペーパーマリオRPG』では、折り紙の要素を含めたことにより、マリオが「ヒコーキモード」や「ボートモード」といったあらゆるモードに変身が可能です。
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
今回のダンジョン攻略はこの「変身モード」やマリオの仲間たちの固有アクションを上手く活用しながら、攻略していきます。そのため、アクション要素や謎解き要素が盛りだくさんとなっています。
因みに、小学生の頃の私には謎解きが難しすぎて半日ダンジョンを彷徨った経験があります笑
ゼルダの伝説の謎解き要素がマリオゲームに落とし込まれているため、ゼルダの伝説のような謎解き要素が好きな方にもオススメの作品となっています!
③魅力的な仲間たちとちょっとダークなストーリーが最高!
個人的に『ペーパーマリオRPG』最大の魅力は仲間システムにあると思っています!
マリオシリーズでは、クリボーやノコノコといった魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、基本的にマリオの敵して登場します。
しかし『ペーパーマリオRPG』では、いつも敵だったキャラクターが仲間になったり、それぞれに固有の名前があるため、仲間たちに愛着が沸きます!
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
仲間たちも「コマンドバトル」の際に一緒に戦ってくれます。
マリオ+仲間一人での戦闘になるため、敵に合わせて仲間をチェンジしながら戦うため、色々な仲間を使いながら戦うシステムとなっています!
ダンジョン攻略の時も、仲間の固有アクションを使用しながら進めるため「みんなで攻略」してる感が強くて、個人的には大好きでした!
また、町の住人たち一人一人にもそれぞれ名前があり、しかも個性豊かなためキャラクターばかりです!そのため、マリオと住人たちとのやり取りは思わずクスッとさせられます!
ストーリーについては、絵本のような世界観に反して重いです。
最初の町「ゴロツキタウン」は、処刑台があったりと物騒な町だったり、ステージ4の舞台である「ウスグラ村」は凄い不気味だったりと、ダークな要素が多く含まれています。
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
また、今回の敵対組織である「メガバッテン」は、クッパとは違い冷徹で本気で世界征服を狙っていたりと、ヤバいやつらです。そのため、ストーリーに緊張感がありマリオシリーズのいつものライトな世界観とダークな世界観が融合されたストーリーになっており、いつものマリオシリーズとは違ったストーリー展開で引き込まれること間違いなしです!
気になった点
①お使いが多すぎる
昔のゲームなので、仕方ないかもしれませんがとにかくお使いが多くテンポが少し悪かったです。
新しいステージに行くために、町中を駆け巡る分には新しいキャラクターとのやり取りが面白く、そこまで苦ではありませんが、ダンジョンをストーリーの都合上行ったり来たりするのは、少し気になりました。
気になったのは、効率厨の私だけかもしれまんせんが笑
②一部のシステムが少し不便
システムについては、仲間を素早く切り替えるシステムが導入されたり、今まで訪れた街にドカン一つで行けるようになったりと、改善されている点がいくつもありましたが、個人的にチビヨッシーに乗ってのアクションが少しテンポが悪くて気になりました。
ダッシュするためには、チビヨッシーに乗る必要があり、大変お世話になるアクションではありますが、いくら仲間の切り替えがスムーズになったとはいえ、戦闘やギミック(謎解き要素)後に毎回チビヨッシーに切り替える必要があるのは少し手間でした。
個人的には、マリオ単体でもダッシュができるようにしていただければ、ストレスなくステージ攻略に専念できたのかなと思いました。
また、チビヨッシーに乗っている状態だと少しの段差でも進めなくなるところは直して欲しいです泣
引用元:ペーパーマリオRPG ゲーム画面
まとめ:紙の世界で繰り広げられる王道かつユーモラスな冒険!
『ペーパーマリオRPG』は、シリーズの中でも特に人気が高かった一作が、時代に合わせて再構築されたリメイク作品です。
原作をプレイした人にとっては懐かしく、未プレイの人にとっては新鮮に感じられる、まさに今、遊ぶべきRPGと言えるでしょう。
ストーリーのテンポも良く、ギャグと感動のバランスも絶妙で、最後まで飽きずにプレイできます。
そしてなにより、マリオたちが紙の世界で大冒険する様子を、もう一度楽しめるという幸せを、ぜひあなたにも味わっていただきたいです!