読まなきゃ損!『あそびのかんけい』が笑って泣けるラブコメな件

こんにちは。アシカです!

「恋のはじまりは、サイコロひとつ。」

一見ただのボードゲームカフェ、でもそこに集まる人々は誰もが嘘と秘密を抱えている——。

葵せきな先生が5年ぶりに手がけたライトノベル『あそびのかんけい』は、恋心を隠したい少年と、無邪気で無自覚なギャルの関係から始まりズレて、すれ違って、こじれていく恋愛模様が魅力の新感覚ラブコメです。

本記事では、そんな『あそびのかんけい』の作品としての面白さや魅力的なキャラクターたち、そして「この作品が好きな人に刺さる!」オススメのラノベについてもご紹介していきます!

この記事は下記のような方にオススメです。

▪️『あそびのかんけい』がどんなお話か知りたい方。
▪️『あそびのかんけい』の購入を検討している方。
▪️『あそびのかんけい』が好きで次に読む作品を探してる方。

また、文章を読むのが苦手な方向けに動画を作成しております。
良ければご覧ください。

『あそびのかんけい』とは?

『あそびのかんけい』は、KADOKAWAのファンタジア文庫から2025年5月に第1巻が発売されたばかりの新作ライトノベルです。

著者は『生徒会の一存』や『ゲーマーズ!』で知られる葵せきな先生。前作『ゲーマーズ!』からおよそ5年ぶりの完全新作ということもあり、発表時から大きな注目を集めました。

イラストを担当するのは、『冴えない彼女の育てかた』で圧倒的な人気を誇った深崎暮人先生
ライトノベル界を代表する二人がタッグを組むという豪華な布陣となっています。

実際にふたを開けてみると、葵せきな作品ならではのカオスな掛け合いとすれ違いは健在。

さらに構成面や見せ方の進化が感じられ、期待以上の仕上がりで読者を魅了しています。

あらすじ概要

<作品紹介>
誰もが秘密を抱え、あそびのかんけいを続けるラブコメ、スタート!

高校を中退し、ボードゲームカフェ『クルマザ』で店長代理として働く生粋のボドゲオタク常盤孤太郎は、恋をしていた。

ボドゲ愛の欠片もない天敵のような女子高生ギャルバイト小鳥遊みふるに。想いに気付かない当人から進展を煽られるも――

「まずはサイコロを振らなきゃ、恋は始まらないぜ」

告白はありえない。なぜなら……みふるには超絶ラブラブなイケメン彼氏がいるのだから! 

さらに孤太郎が想いを隠すため、みふるに伝えた嘘の好きな人――女流棋士の歌方月乃は、正体を隠して『クルマザ』に入り浸っている常連客で!?

誰もが秘密を抱え、あそびのかんけいを続けるラブコメ開幕。

引用元:「あそびのかんけい」葵せきな[ファンタジア文庫]-KADOKAWA

上記の通り、ボードゲームを舞台に繰り広げられる、嘘と本音が交錯するラブコメです。

主人公・常盤孤太郎の恋は、相手がギャルで天敵で、しかも彼氏持ちという時点でかなり難易度が高いもの。

さらに「好きな人は別にいる」という苦し紛れの嘘が、予想もしなかった方向へ物語を転がしていきます。

その嘘に巻き込まれたのが、正体を隠して店に通う女流棋士・歌方月乃。
クールでミステリアスな彼女もまた、何かしらの秘密を抱えていて……。

登場人物たちはそれぞれが自分の想いと“隠したい何かを抱えながら、ボードゲームという遊びを通じて少しずつ距離を縮めたり、逆にこじらせたりしていきます。

「恋はゲームみたいにルール通りにはいかない。」
そんなメッセージが、笑いとすれ違いの応酬の中にそっと忍ばせてあるのが本作の大きな魅力です。

一手先を読むのは恋か、嘘か。それとも運命か? ボドゲの駆け引きと同じくらい、登場人物たちの関係性から目が離せなくなる一作です。

『あそびのかんけい』は完結している?

結論から言うと、『あそびのかんけい』はまだ完結していません。

本作は葵せきな先生によるボードゲーム×ラブコメ作品で、KADOKAWAファンタジア文庫より2025年5月20日に第1巻が発売されました。

現在刊行されているのは1巻のみで、物語はまさに始まったばかりです。

続刊の第2巻は2025年9月20日に発売が決定しており、今後も3〜4か月のペースで新刊が刊行される見込みです。

巻数発売日前巻との差
1巻2025年5月20日
2巻2025年9月20日(予定)約4ヶ月

シリーズは継続中であり、物語の核心やキャラクターたちの関係性の変化に注目が集まっています。今後の続報が楽しみです。

『あそびのかんけい』を購入して後悔しない人の特徴

とにかく笑えるラブコメ伏線回収ものが好きな方は、『あそびのかんけい』を購入しても後悔しません。
安心して手に取ってください!

『あそびのかんけい』は、主人公のバンジョーを中心としたドラバタラブコメ作品で、主要な登場人物全員が致命的なところを勘違いしているため、人間関係がメチャクチャになっています。

そんな状況の中、登場人物たちは自分の状況をイマイチ理解できていないため、普通にボドゲを楽しんでいたりと、「お前らボドゲしてる場合じゃあないぞ」とツッコミたくなります笑

また、1巻では現在から、何故このような状況になったか振り返る巻となっており、序盤に多くの伏線が散りばめられています。

「あの時の言葉ってこういう意味だったのか」と思うことの連続で、物語にどんどん惹き込まれていきます!

『あそびのかんけい』が刺さる方の特徴。

・遊びを軸にしたラブコメが好きな方。
・複雑な人間関係の駆け引きを楽しみたい方。
・三角関係のドタバタ劇にワクワクする方。

『あそびのかんけい』が刺さらない方の特徴

・単純でわかりやすい恋愛ストーリーを好む人
・複雑な人物関係や伏線が多い作品は苦手な人
・戦略や勝敗重視の作品を期待している方。

感想

①ネタバレなし

葵せきな先生の5年ぶりの新作ラノベ『あそびのかんけい』。

葵せきな先生は、現在漫画『ぼくの好きな人が好きな人』の原作も担当されており、正直新作ラノベが出る可能性が低いかなと感じていたところに、新作が出たため、発売日をずっと楽しみにしていました!

『ぼくの好きな人が好きな人』が気になる方は下記の記事をご覧ください。

そして『あそびのかんけい』読んだところ、期待以上の面白さで大満足でした!

前作の『ゲーマーズ!』のようなドタバタラブコメが大好きだったので、ドストライクでした!

『ゲーマーズ!』が気になる方は下記の記事をご覧ください。

『ゲーマーズ!』はゲームを題材とした作品でしたが、今回はボードゲームを題材としており、基本的には主人公がバイトしているボドゲカフェが中心に描かれています。

そのため、前作よりも狭い世界でのお話となっており、登場人物も多くありません。

しかし、『ゲーマーズ!』同様に全員がいい感じに勘違いしたり、認識不足だったりと泥沼状態で面白いです!テンポもいいのでずっと笑いっぱなしです笑

基本的に、ボドゲしているだけなんですけど、キャラクターごとの背景を知っていくと、ただボドゲしているだけでも、笑えてきます!

また、この作品のイラストを担当されているのは『冴えない彼女の育てかた』で有名な深崎暮人先生で最強タッグとなっています!

②ネタバレ全開(1巻読破後に読むことを推奨します)

『あそびのかんけい』はめちゃくちゃ笑えるラノベとなっています。

しかも話の構成が天才的すぎて1巻読破後にもう一度読みたくなる作品でした。

最初の冒頭では、主人公の常盤孤太郎(バンジョー)について語られていきます。

バンジョーはボドゲカフェで働く高校中退の青年で、同僚のギャル高校生・小鳥遊みふるに惚れています。

しかし、みふるにはイケメンの彼氏・宇佐樹がおり、バイト先でラブラブな二人の姿を見せつけられ、日々心を削られています。

好きな相手が目の前で、イチャイチャしてるのは流石に耐えられないバンジョーですが、店長代理のためバイトを辞めることもできないです笑

詰んでいるこの状況から話が進んでいくんだと思いましたが、読み進めていくと最初の冒頭が一番最新の時系列になっており、話が進むにつれて時系列が古くなっていることに気づきます。

そのため、何故このような状況になったかを1巻で丁寧に説明してくれます。

冒頭で、出てきた伏線もほとんど回収されていくので、2回目を読むと「めっちゃ伏線だらけじゃん」ってなります笑

個人的に一番衝撃的だったのは、下記のイラストです。

Screenshot
引用元:あそびのかんけい 1巻より

このイラストに出てくる歌方月乃、ウタマル、宇佐樹は同一人物です笑

まさか、登場人物の5人中3人が同一人物っていう展開は全く読めなかったです!

よくよく考えると、「歌方月乃とウタマルの間になんで樹がいるんだとなるため、イラストにすら伏線が貼られて、マジで凄い作品だと震えました。

そのため、この作品はバンジョー、みふる、月乃の三人が中心の三角関係ラブコメとなっています。

しかも、この三人。一番肝心なところを勘違いしているため、どんどんおかしなことになっていくためとにかく笑えます!

まず主人公のバンジョーは、ボドゲ大好きなオタクキャラで、みふるに惚れています。

しかし、みふるには彼氏がおり諦めておりますが、実はその彼氏は偽物の彼氏のため、みふるの付いた嘘のせいで、葛藤しています。

正直、みふるの彼氏いるアピールさえなければ、この物語は開始数行で終わっています笑

続いて、みふるについては、コミュ力強者の高校生ギャルです。

ボドゲのことを一ミリも知らないのに、ボドゲカフェ店員をやっていたり、彼氏がいると嘘ついたりと、何が目的か全く分からないキャラクターでしたが、一巻で全て発覚します。

実は、バンジョーの高校中退した事件の裏側で、救われていた少女だと判明し、バンジョーのおかげで、手術ができたことが発覚します。

そのため、バンジョーが最推しであり、最初は遠くで見守っていただけの彼女でしたが、近くにいたいという理由で、同じバイト先にやってきます。

そして、バンジョーに元気になって幸せになった自分を見てほしい一点で、彼氏がいて幸せな自分をアピールしています。そのせいで、バンジョーが傷ついていることを知らずに笑

そして、最後に歌方月乃。

月乃はプロの将棋棋士であり、ほとんどの事情を把握しているキャラクターです。

全てを察している彼女ですが、「バンジョーが歌方月乃惚れている」嘘情報のせいで、台無しになっています笑

最初は、趣味としてボドゲカフェに通っていた彼女ですが、そこでバンジョーに惚れたり、みふるの偽彼氏に変装させられたりと、恐らくこの作品で一番酷い目にあってます笑

正直、この子に関しては、どうしようもないと思っています笑

ウタマル=歌方月乃ということを今更言えないし、ウタマル=歌方月乃=宇佐樹という事実はもっと言えないというとんでもない状況です!

最初の方は、バンジョーが一番可哀想だなと思っていましたが、全ての状況を把握すると彼女が一番絶望的です!

しかも、面白いのが、まだ歌乃本人としては二人の前に出てきておらず、歌乃のイラストすらないため現状どんな顔か読者側も把握できていないです笑

恐らく2巻以降に、歌乃として二人の前に登場すると思われるため、更にカオスになることが予想されます笑

そして、彼女の口癖は「重畳」変装後の姿でもよく使っているためバレるのも時間の問題かもです笑

一番肝心なところを勘違いしている三人のドタバタラブコメとなっており、どんどん状況がカオスになっていくと予想されるため、今後が楽しみな作品でした!

『あそびのかんけい』が好きな人にオススメの作品

『あそびのかんけい』が好きな方には、以下の作品もオススメです。

①現実でラブコメできないとだれが決めた?

本作は、「現実世界をラブコメ化させる」というぶっ飛んだ野望を持つ長坂耕平が主人公のコメディ作品です。

耕平は自分を凡人だと思い込んでいますが、実は圧倒的な情報収集能力を持つ天才

彼が作った「ラブコメデータベース」を駆使し、現実をラブコメに変えようとするその姿はもはや狂気です。

また、現実主義でツッコミ役の彩乃(相棒)との掛け合いはまさに夫婦漫才。
控えめにいって最高です。

非常識な耕平に彩乃が鋭くツッコミを入れる日常のやり取りが、笑いを生み出しつつ、キャラクターの魅力を最大限に引き立てています。

『あそびのかんけい』の複雑な人間関係やドタバタ感、嘘と本音の入り混じる恋愛模様に惹かれた読者なら、このユーモアと個性あふれるラブコメ作品もきっと楽しめるはずです。

「恋愛はゲームのように計算だけではいかない」というテーマを、笑いと共に味わいたい方に自信を持っておすすめします。ぜひ手に取ってみてください!

『現実でラブコメできないとだれが決めた?』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

②最強にウザい彼女の、明日から使えるマウント教室

本作は、マウンティングで優劣を決める独特な評価制度「優劣比較決闘戦」が存在する私立鷺ノ宮学園高等学校を舞台に、一般人の佐藤零が巻き込まれる壮絶なマウンティングバトルを描いています。

零は何も知らずにスカウトされ入学しますが、頭脳とツッコミを武器に激しいマウント合戦に挑みます。

一方で、強烈な個性を持つマウンティング女王・月並千里や、冷静なライバルたちとのやり取りは最高に笑えます!

『あそびのかんけい』の複雑な人間関係やドタバタ劇が好きな方なら、『最強にウザい彼女の、明日から使えるマウント教室』の独特な世界観とユーモアもきっと楽しめるはずです。

とにかく笑える本作は、『あそびのかんけい』好きにも刺さるはずです!

『最強にウザい彼女の、明日から使えるマウント教室』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

③とってもカワイイ私と付き合ってよ!

物語の中心にいるのは、クラスの人気者で完璧超人の七峰結朱と、ゲームに夢中な陰キャ男子・和泉大和。

ひょんなきっかけから偽物カップルとして行動することになった二人が、互いに本音をぶつけ合いながら少しずつ距離を縮めていきます。

結朱は誰もが認める可愛さとカリスマ性を持ちながら、その裏で超ナルシストかつかまってちゃんというギャップ満載のヒロイン。

そんな彼女に対し、淡々とツッコミを入れ続ける大和のやり取りは、まるで漫才のようなテンポで読者を笑わせてくれます。

しかし、ただ笑えるだけでなく、日々を共にする中で見えてくる素顔や、予想外の一面が二人の関係に小さな変化をもたらしていく――その過程がたまらなく愛おしいです。

『あそびのかんけい』での、やり取りが好きな人なら、この作品の掛け合いもハマるはずです!

『とってもカワイイ私と付き合ってよ!』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

まとめ

嘘があるから、恋が進めない。

だけど、嘘があるからこそ、本当の想いが浮かび上がる。

『あそびのかんけい』は、ただのラブコメでは終わらない、「ボードゲーム」という遊びの中に織り込まれた人間ドラマが光る作品です。笑って、もどかしくなって、でも読み終わる頃には、きっと誰かの想いに心を動かされているはず。

この記事をきっかけに、あなたもぜひ『あそびのかんけい』の世界へ一歩踏み出してみてください。そして、気になる作品があれば、ぜひそちらも手に取ってみてくださいね!

また、下記の記事にオススメのラブコメ作品をまとめておりますので、良かったらご覧下さい!

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