こんにちは。アシカです。
『恋と嘘』『彼氏時々彼女』のムサヲ先生による最新作『りりむホリック』。
正直、最初に「ヒロインがサキュバス」と聞いたときは、かなり意外でした。
ムサヲ先生の作品といえば、恋の切なさや、好きなのにうまくいかない関係性を描くイメージが強かったので、今回はかなり攻めた設定だなと感じました。
しかし、実際に読んでみると、ただ過激なラブコメではありません。
クール系美人のサキュバス・加藤えむと、漫画家志望の高校生・唯颯人による、ピュアすぎる両片思いのすれ違いラブコメになっていました。
サキュバスなのに恋には不器用なえむ。
えむのことが好きなのに、いやらしい目で見ないように必死な颯人。
この2人の気持ちはお互いに刺さっているのに、見事なまでに噛み合わない。
そのすれ違いが、とにかくニヤニヤできて面白いです。
この記事では、漫画『りりむホリック』を読んだ感想をもとに、作品の魅力やおすすめポイントを紹介していきます。
『りりむホリック』が気になっている人、ムサヲ先生の新作が気になっている人、両片思いのラブコメが好きな人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
『りりむホリック』とは?
引用元|りりむホリック 1話より Screenshot
『りりむホリック』は、『恋と嘘』『彼氏時々彼女』などで知られるムサヲ先生によるラブコメ漫画です。
本作は『週刊少年マガジン』で連載が始まった作品で、ムサヲ先生の最新作としても注目したい一作です。
物語の舞台は、サキュバスと人間が共生する世界。
漫画家志望の高校生・唯颯人と、同じクラスのクール系美人でありながらサキュバスでもある加藤えむを中心に、少し刺激的で、でも根っこはかなりピュアな恋模様が描かれます。
サキュバスと聞くと、もっと過激な作品を想像する人もいるかもしれません。
しかし本作の面白さは、そこだけではありません。
むしろ魅力的なのは、ヒロインの加藤えむがサキュバスでありながら、恋愛に対してかなり不器用なところです。
そして、主人公の唯颯人もまた、えむのことが好きなのに「いやらしい目で見ていない」とアピールしようとして、どんどん空回りしていきます。
お互いに相手のことが気になっているのに、考えていることが見事に噛み合わない。
そのミスマッチが、『りりむホリック』最大の面白さだと感じました。
ムサヲ先生の作品らしい恋愛のもどかしさはありつつ、今回はギャグ寄りのテンポも強く、かなり読みやすいラブコメになっています。
『りりむホリック』の魅力
『りりむホリック』の魅力は、サキュバスという少し刺激的な設定を使いながらも、恋愛の中身はかなりピュアなところです。
ヒロインがサキュバスと聞くと、もっと攻めたラブコメを想像する人も多いと思います。
しかし実際に読んでみると、加藤えむはただの誘惑系ヒロインではありません。
むしろ、初恋に戸惑いながらも一生懸命にアピールする、かなり可愛いヒロインとして描かれています。
そして主人公の唯颯人も、えむのことが好きなのに、あえて「いやらしい目で見ていない」とアピールしようとするため、2人の気持ちは見事にすれ違っていきます。
この噛み合わなさこそ、本作の大きな魅力です。
①サキュバスなのにピュアな加藤えむが可愛い
加藤えむは、クラスではクール系美人として通っているサキュバスです。
サキュバスという設定だけを見ると、男慣れしていて、恋愛にも積極的なヒロインを想像してしまいます。
しかし、えむは少し違います。
他のサキュバスたちとは違い、男の子に強い興味を持つタイプではなく、むしろ漫画のキャラクターにハマって楽しく過ごしているオタク女子です。
引用元|りりむホリック 1話より
そんなえむが、唯颯人に恋をしたことで一気に変わっていくのが面白いところです。
初めての恋に戸惑いながらも、颯人に振り向いてもらおうと頑張る姿がとにかく可愛い。
サキュバスらしく少し大胆なアピールをする場面もありますが、根っこの部分はかなりピュアです。
だからこそ、ただ過激なヒロインではなく、「恋を知ったばかりの女の子」として応援したくなります。
このギャップが、加藤えむというキャラクターの大きな魅力だと感じました。
②颯人とえむのすれ違いが最高にニヤニヤできる
もう一つの魅力は、唯颯人と加藤えむのすれ違いです。
颯人は、えむのことが好きです。
しかし、他の男子たちと同じように見られたくないため、「自分はいやらしい目で見ていない」とアピールしようとします。
一方のえむは、颯人のことが好きになり、サキュバスらしく少し大胆にアピールしていきます。
つまり、えむは颯人に意識してほしい。
でも颯人は、えむを意識していないように見せたい。
この時点で、もう完全に噛み合っていません。
しかも面白いのは、お互いの作戦が相手にしっかり刺さっているところです。
颯人はえむのアピールに内心かなり揺さぶられているし、えむも颯人の態度にドキドキしている。
それなのに、2人とも必死に平静を装うので、読んでいる側はずっとニヤニヤしてしまいます。
特に、一人になった瞬間に本音が出る場面は最高です。
引用元|りりむホリック 1話より Screenshot
「本当はめちゃくちゃ効いているのに、相手の前では耐えている」という構図がとても上手く、両片思いラブコメとしてかなり完成度が高いと感じました。
早くくっついてほしい気持ちもあります。
でも、このすれ違いをもう少し見ていたい気持ちもあります。
この矛盾した感情を読者に抱かせる時点で、『りりむホリック』はかなり強いラブコメだと思います。
そのミスマッチが、『りりむホリック』最大の面白さだと感じました。
ムサヲ先生の作品らしい恋愛のもどかしさはありつつ、今回はギャグ寄りのテンポも強く、かなり読みやすいラブコメになっています。
『りりむホリック』が好きな人におすすめのムサヲ先生作品
『りりむホリック』を読んで、ムサヲ先生の作品に興味を持った人は、過去作もあわせて読んでみるのがおすすめです。
本作はサキュバス×両片思いという少し変化球のラブコメですが、根っこにあるのは「好きなのにうまくいかない」「相手の気持ちが気になって仕方ない」という恋愛のもどかしさです。
この感情の描き方は、ムサヲ先生の過去作にも共通しています。
特に『恋と嘘』と『彼氏時々彼女』は、『りりむホリック』とは違う方向から恋愛の面白さを味わえる作品です。
『りりむホリック』でムサヲ先生の恋愛描写にハマった人は、ぜひこちらの作品もチェックしてみてください。
『恋と嘘』|“好き”を選べない世界で揺れる恋愛ドラマ
『恋と嘘』は、ムサヲ先生の代表作ともいえる恋愛漫画です。
物語の舞台は、政府によって結婚相手が決められる世界。
自分の好きな人を選ぶのか、それとも決められた相手と向き合うのか。
そんな究極の選択の中で、登場人物たちの恋心が揺れ動いていきます。
『りりむホリック』が、両片思いのすれ違いをニヤニヤ楽しめるラブコメだとするなら、『恋と嘘』は「好き」という気持ちの重さや苦しさをじっくり味わえる作品です。
好きなのに簡単には結ばれない。
相手を想っているのに、別の選択肢も目の前にある。
そのもどかしさが、読んでいてかなり刺さります。
『りりむホリック』でムサヲ先生の描く恋愛に興味を持った人なら、『恋と嘘』も読んでおきたい作品です。
明るいラブコメとは違う、少し切なくて深い恋愛ドラマを楽しみたい人におすすめです。
『彼氏時々彼女』|キスをすると女の子になってしまう新感覚ラブコメ
『彼氏時々彼女』は、ムサヲ先生による新感覚ラブコメです。
物語は、主人公が学園のマドンナに恋をし、告白するところから始まります。
晴れて恋人同士になった2人ですが、ヒロインには主人公が想像もしていなかった秘密がありました。
その秘密によって、主人公はキスをすると女の子になってしまいます。
『りりむホリック』がサキュバスという設定で普通のラブコメとは違う面白さを生み出している作品なら、『彼氏時々彼女』は「キスをすると女の子になる」という設定で恋のドキドキを描いている作品です。
変わった設定ではありますが、好きな人と向き合おうとする姿はとても真っ直ぐです。
少し変わった設定の中で、甘くて不思議なラブコメを楽しみたい人におすすめです。
『りりむホリック』が好きな人にオススメの作品
①黒岩メダカに私の可愛いが通じない
『りりむホリック』で、サキュバスなのにピュアすぎる加藤えむと、彼女を意識しないように必死な唯颯人のすれ違いにニヤニヤした人にこそ読んでほしいのが、『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』です。
モテることに絶対の自信を持つ女子高生・川井モナが、なぜか自分にだけまったくなびかない転校生・黒岩メダカを振り向かせようと奮闘するラブコメ。
彼女が挑むのは、どれだけ可愛くアピールしても動じない、ある意味最強の男子です。
颯人に意識してほしくて大胆にアピールするえむのように、モナもまた、自分の可愛さを全力でぶつけながらメダカに迫っていきます。
しかし、相手は簡単には落ちない。
だからこそ、空回りする姿も、照れる瞬間も、少しずつ距離が縮まっていく過程もたまらなく可愛いです。
ただヒロインが攻めるだけでなく、相手に振り回されることで、自分の本当の気持ちに気づいていく。
そのもどかしさとニヤニヤ感は、『りりむホリック』が好きな人にもかなり刺さるはずです。
「好きなのに噛み合わない」「アピールしているのに伝わらない」そんなすれ違いラブコメが好きなら、『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』はぜひ読んでほしい作品です。
②その着せ替え人形は恋をする
『りりむホリック』で、サキュバスという少し刺激的な設定の中にある、ピュアな恋愛の可愛さに心を掴まれた人にこそ読んでほしいのが、『その着せ替え人形は恋をする』です。
雛人形の頭師を目指す男子高校生・五条新菜と、コスプレが大好きなギャル・喜多川海夢が、衣装作りをきっかけに距離を縮めていくラブコメ。
一見すると正反対の2人ですが、好きなものに本気で向き合う姿を通して、少しずつ特別な関係になっていきます。
加藤えむが漫画のキャラクターにハマるオタク女子として描かれているように、海夢もまた、自分の「好き」を全力で楽しむヒロインです。
その明るさや行動力に振り回されながらも、主人公が少しずつ彼女に惹かれていく流れは、『りりむホリック』の颯人とえむの関係性が好きな人にも刺さるはずです。
ただ可愛いだけでなく、好きなものを否定せず、相手の世界を大切にする。
その優しさがあるからこそ、2人の距離が近づくたびに胸が温かくなります。
少しドキッとする場面がありつつも、根っこには真っ直ぐな恋と青春がある。
そんなラブコメを楽しみたい人には、『その着せ替え人形は恋をする』もぜひ読んでほしい作品です。
③姉のともだち
『りりむホリック』で、両片思いのじれったさや、好きなのに噛み合わない関係性にニヤニヤした人にこそ読んでほしいのが、姉のともだちです。
姉と二人で暮らす男子高校生・旭と、姉の親友である年上女性・ひーちゃんの関係を描いた年の差ラブコメ。
一見すると旭の片思いに見えますが、実はひーちゃんも旭のことを意識しており、両片思いのもどかしさが丁寧に描かれています。
颯人とえむが、お互いに好きなのに素直になれず噛み合わないように、『姉のともだち』の旭とひーちゃんもまた、距離が近いのに恋人にはなれない関係性が魅力です。
何気ない会話やふとした照れ、相手を意識してしまう瞬間が積み重なっていくため、読んでいる側はずっとニヤニヤさせられます。
ただ甘いだけでなく、年上女性ならではの余裕と、恋をしているからこそ見せる不意の照れがある。
そのギャップが、ひーちゃんというヒロインをとても魅力的にしています。
『りりむホリック』のように、「早くくっついてほしいけど、もう少しこのすれ違いを見ていたい」と思えるラブコメが好きなら、『姉のともだち』もかなり刺さるはずです。
年上お姉さんとの距離感バグな恋愛や、両片思いのじれ甘い空気を楽しみたい人には、ぜひ読んでほしい作品です。
『姉のともだち』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

まとめ|『りりむホリック』はピュアすぎる両片思いがクセになるラブコメ
『りりむホリック』は、サキュバスという少し刺激的な設定を使いながらも、恋愛の中身はかなりピュアなラブコメです。
クール系美人のサキュバス・加藤えむは、唯颯人に恋をしたことで少しずつ変わっていきます。
一方の颯人も、えむのことが好きなのに「いやらしい目で見ていない」とアピールしようとして、どんどん空回りしていきます。
お互いに好きなのに、見事なまでに噛み合わない。
この両片思いのすれ違いが、本作最大の魅力です。
特に、相手のアピールがしっかり刺さっているのに、必死に平静を装う2人の姿は、読んでいてずっとニヤニヤしてしまいます。
早くくっついてほしい。
でも、もう少しこのすれ違いを見ていたい。
そんな気持ちにさせてくれる時点で、『りりむホリック』はかなり強いラブコメだと感じました。
ムサヲ先生の新作が気になる人はもちろん、両片思いのすれ違いラブコメが好きな人、少し変わった設定の恋愛漫画を読みたい人には、ぜひチェックしてほしい作品です。
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