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『パラノマサイトFILE23本所七不思議』は面白い?|10時間で震えるミステリー作品

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こんにちは。アシカです。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、タイトルや雰囲気を見た時点で「こういうミステリー、絶対好きだ」と感じた人ほどハマる作品です。

本作は、昭和後期の東京都墨田区を舞台にしたホラーミステリーアドベンチャーゲームで、「七不思議巡り」と呼ばれる都市伝説と、死者を蘇らせる秘術を巡る物語が描かれます。

一見すると、よくあるノベルゲームのようにも思えますが、実際にプレイしてみるとそれだけではありません。
呪詛による心理戦の駆け引き、複数キャラクターの視点が交錯する群像劇、そして“周囲を見渡す”という体験型の恐怖演出が、とにかくクセになります。

特にミステリーや推理系の作品が好きな人なら、「この能力の条件は何だ?」「次に誰が動く?」と考えながら進める面白さに、止め時を失うはずです。

逆にホラーが苦手な人でも、驚かせるだけではない“じわじわ来る怖さ”なので、ストーリー重視で楽しめる作品になっています。

プレイ時間も約10時間とコンパクトで、忙しい社会人でも一気にクリアできるボリュームなのも嬉しいポイントです。

この記事では、『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』を実際にプレイした感想をもとに、作品の魅力や気になった点、どんな人におすすめできるのかをわかりやすく紹介していきます。

ゲームの評価基準について

本記事では、以下の5段階で評価しています。
あくまで私自身のプレイ体験に基づいたものですので、購入時の参考程度にご覧ください。

▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイしてほしい作品。
▪️Aランク・・・名作。人によってはSランクになってもおかしくない作品。
▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。
▪️Cランク・・・凡作。
▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。

引用元:パラノマサイト FILE23 本所七不思議公式サイト|SQUARE ENIX

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、スクウェア・エニックスが開発・発売したホラーミステリーアドベンチャーゲームです。

2023年3月にNintendo SwitchおよびPC(Steam)向けに配信され、ダウンロード専用タイトルながら、その完成度の高さから口コミで評価を伸ばした話題作でもあります。

さらに本作の好評を受けて、新作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』も登場しており、シリーズとしての広がりにも注目が集まっています。

加えて、外伝作品『パラノマサイト FILE25 霊感少女・黒鈴ミヲの邂逅』が漫画として展開されており、ゲーム本編では描かれなかったエピソードやキャラクターの魅力をより深く楽しめるのもポイントです。

舞台となるのは、昭和後期の東京都墨田区。

「本所七不思議」と呼ばれる怪談をモチーフにした都市伝説と、“死者を蘇らせる秘術”を巡る物語が描かれます。

プレイヤーは「呪主」と呼ばれるキャラクターたちの視点を切り替えながら、物語を進めていきます。

本作は複数の人物の視点が絡み合う群像劇形式となっており、それぞれの物語を追うことで、少しずつ全体像が見えてくる構造になっています。

ゲームシステムは、選択肢や調査を進めていくオーソドックスなノベルゲーム形式。

一見するとシンプルな作りですが、随所に本作ならではの演出が盛り込まれており、プレイヤーを物語の中へ引き込んでいきます。

プレイ時間は約10時間前後とコンパクトながら、短時間でもしっかり満足感を得られる作品です。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』|総合評価

ストーリー3.0
ゲームシステム4.0
ジャンルホラーミステリーADV
対応機種Nintendo Switch
Steam
iOS
Android
発売元スクウェア・エニックス
公式サイトパラノマサイト FILE23 本所七不思議公式サイト|SQUARE ENIX
クリア時間10時間

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、総合評価として Bランク とさせていただきます。

特にノベルゲームというジャンル上、ゲーム性というよりはストーリー頼りになるのではないかという不安もあったのが本音です。

しかし結論から言うと、最後までしっかり遊び切れました。

物語は昭和後期の墨田区を舞台に、都市伝説と人間ドラマが絡み合うミステリーとして描かれており、派手な展開一辺倒ではなく、じわじわと引き込まれていくタイプの構成です。

一気に感情を揺さぶられるというよりも、「この先どうなるんだろう」と気になって読み進めてしまう魅力があります。

また、本作は約10時間前後でクリア可能と、比較的コンパクトなボリュームになっています。

そのため、「長時間プレイする余裕はないけど、しっかりストーリーを楽しみたい」という方には非常に相性が良いでしょう。

一方で、ストーリーの進行がやや分かりづらい場面もあり、スムーズに進めたい人にとっては少しストレスに感じる部分もありました。

また、演出やシステム面に独特のクセがあるため、人によって好みが分かれる可能性もあります。

そのため、誰にでも強くおすすめできる“万人向けの神作”とまでは言えません。

総じて『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、

・ミステリーや考察が好きな人には刺さる
・短時間で濃い体験ができる
・じっくり物語を楽しみたい人に向いている

という立ち位置の作品です。

突出した完成度の作品というよりは、
「刺さる人には強く刺さる」タイプの一作。

それが私の評価です。

① 呪詛バトル×心理戦が面白すぎる

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』で最も印象的だったのが、呪詛を巡る心理戦の面白さです。

本作では、それぞれのキャラクターが異なる能力を持っており、単純な力比べではなく「どうすれば相手に勝てるか」を考えながら進めていく必要があります。

ここで面白いのが、最初からすべてが分かるわけではない点です。

相手の能力の詳細や条件ははっきりとは見えず、会話や行動の違和感、ちょっとしたヒントをもとに「もしかしてこういう条件なのでは?」と推測していくことになります。

引用元:『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』 ゲーム画面

この“情報が足りない状態で考える”感覚が絶妙で、ただ読み進めるだけのノベルゲームとは一線を画しています。

また、一度仮説を立てて動いてみて、それが通用したときの気持ちよさはかなりのもの。

逆に読みを外したときも、「じゃあ次はどうするか」と自然と次の一手を考えてしまい、思考が止まりません。

この繰り返しによって、プレイヤー自身が物語の中で駆け引きをしている感覚が生まれ、気づけば時間を忘れて没頭してしまいます。

ただストーリーを追うだけではなく、“考えて突破する”というゲーム体験がしっかり成立しているのが、本作の大きな魅力です。

ミステリーや推理が好きな人であれば、「次はどう出る?」と頭を使いながら進めるこの駆け引きの面白さに、間違いなくハマるはずです。

② 周囲を見渡す演出が怖すぎる

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』をプレイしていて特に印象に残ったのが、「周囲を見渡す」という演出です。

プレイヤー自身が視点を動かして周囲を確認するシステムになっているのですが、この操作が想像以上に緊張感を生み出します。

引用元:『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』 ゲーム画面

普通のホラーゲームであれば、怖いシーンはある程度“見せられるもの”ですが、本作は違います。

自分の意思で視点を動かし、「確認しにいく」必要があるため、その一瞬一瞬に強いプレッシャーがかかります。

「ここ、絶対何かいるだろ…」と思いながらも見ないと進めない。
この“分かっているのに見にいくしかない”状況が、とにかく怖い。

さらに、ただ驚かせるだけではなく、じわじわと不安を煽ってくるような空気感も秀逸です。
静かなシーンでも油断できず、「次に何が起きるのか分からない」という緊張が常に続きます。

その結果、単なるホラー演出というよりも、“自分がその場にいるような感覚”に近い没入感が生まれます。

強制的に怖がらせるのではなく、自分から恐怖に踏み込んでしまう。
この体験こそが、本作ならではの魅力と言えるでしょう。

ホラーが好きな人はもちろん、「びっくり系は苦手だけど雰囲気でゾワっとしたい」という人にも強くおすすめできるポイントです。

③ 仕掛けの完成度が異常に高い

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、ストーリーだけでなく“ゲームとしての設計”の完成度が非常に高い作品です。

本作の魅力は、単に物語を読むだけで終わらない点にあります。
プレイヤーの行動や選択に応じて展開が変化し、物語の見え方が少しずつ変わっていく構造になっており、「どう進めるか」自体が体験の一部になっています。

特に印象的だったのが、ゲーム内のシステムや機能をしっかり使いこなさないと、謎解きや物語の進行ができない場面がある点です。

例えば、一見するとゲームプレイとは関係なさそうに見える設定や操作が、実は重要な意味を持っていることもあります。

そのため、「ここでそれを使うのか」と気づいた瞬間の驚きと納得感はかなりのものです。

こうした仕掛けは決して押し付けがましくなく、あくまでプレイヤー自身が気づく形で用意されているため、解けたときの達成感も大きくなっています。

ただ選択肢を選ぶだけではなく、「どうすれば先に進めるのか」を自分で考え、試行錯誤しながら突破していく――その過程そのものが、このゲームの面白さに直結しています。

そして何より、この完成度でこの価格帯というのが驚きです。

プレイ時間はコンパクトながら、内容の密度が非常に高く、「短いのに満足感がある」という理想的な体験に仕上がっています。

ボリュームで勝負するのではなく、“体験の質”で勝負している作品。
それが本作の大きな強みだと感じました。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は完成度の高い作品ではありますが、いくつか気になる点もありました。

まず感じたのは、ストーリーの進行がやや分かりづらい場面があることです。

本作は複数のキャラクターの視点を行き来しながら進めていく構造になっているため、「次に何をすればいいのか」が直感的に分かりにくいタイミングがあります。

その結果、同じシーンを何度かやり直したり、少し詰まってしまう場面もありました。

また、場面によっては初見では対処が難しいような展開もあり、やり直しながら試行錯誤して進めていく必要があります。

引用元:『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』 ゲーム画面

そのため、「一発でスムーズに進めたい」「テンポよく遊びたい」という方にとっては、少しストレスに感じる可能性もあるでしょう。

一方で、こうした試行錯誤の過程そのものが本作の面白さにも繋がっているため、考えながら進めるのが好きな人にはむしろ大きな魅力になる部分でもあります。(個人的にはかなり好みでした)

また、ゲーム内の仕組みを理解していないと先に進めない箇所もあるため、人によっては「不親切」と感じる可能性もあります。

とはいえ、これらの点は大きな欠点というよりは“好みが分かれるポイント”といった印象です。

総合的に見ると、多少のクセはあるものの、それを上回る魅力を持った作品であることは間違いありません。

①レイジングループ

引用元:人狼×JホラーADV「レイジングループ」PS4/PSVita版

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』で、呪詛を巡る心理戦や「どうすれば相手に勝てるか」を考える駆け引きの面白さに心を掴まれた人にこそプレイしてほしいのが、『レイジングループ』です。

本作は、人狼ゲームをベースにしたミステリー作品で、プレイヤーは“死とやり直し”を繰り返しながら、少しずつ真相へと近づいていきます。

最初は理不尽に感じる展開や、なぜそうなるのか分からない出来事も多いですが、ループを重ねるごとに情報が積み重なり、バラバラだった事象が徐々に繋がっていきます。

一見すると運や展開に左右されているように見えて、実はすべてに意味がある――その構造の巧みさが、本作最大の魅力です。

『パラノマサイト』と同じように、「相手の行動の裏を読む」「条件を見抜く」といった思考が求められる場面が多く、ただ物語を追うだけではなく、“考えながら進める体験”がしっかりと味わえます。

また、一度見た展開が別のルートで違う意味を持ち始める感覚や、「あのときの行動がここに繋がるのか」と気づく瞬間の気持ちよさは、かなり近いものがあります。

そしてすべてを見届けたときの納得感と満足感は、『パラノマサイト』で味わった“全体像が繋がる快感”に通じるものがあります。

心理戦や構造の巧さで魅せる作品が好きな人であれば、『レイジングループ』は間違いなく刺さる一本です。

『レイジングループ』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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②十三機兵防衛圏

引用元:『十三機兵防衛圏』公式サイト

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』で、複数の視点が絡み合いながら少しずつ真相に近づいていく構成や、プレイを進めるごとに全体像が見えてくる面白さに心を掴まれた人にこそプレイしてほしいのが、『十三機兵防衛圏』です。

本作は、13人の主人公それぞれの視点から物語が進行する群像劇で、バラバラに見えたエピソードが徐々に繋がっていく構造になっています。

時間軸や視点が複雑に入り組んでおり、最初は断片的にしか見えなかった物語が、プレイを進めるごとに一つの大きな真実へと収束していきます。

一人の視点だけでは分からなかった出来事の意味が、別の視点で明らかになることで、「そういうことだったのか」と理解が深まっていく感覚が非常に心地よいです。

『パラノマサイト』と同じように、「視点が変わることで物語の見え方が変わる」構造が大きな魅力となっており、ただ物語を追うだけでなく、“どう繋がるのか”を考えながら進める楽しさがあります。

また、過去と現在、異なるキャラクター同士の出来事がリンクしていく展開は非常に緻密で、気づいたときの爽快感は格別です。

そしてすべての物語が繋がったときの納得感と満足感は、『パラノマサイト』で感じた“点と点が線になる快感”にかなり近いものがあります。

群像劇や構造の巧さで魅せる作品が好きな人であれば、『十三機兵防衛圏』は間違いなく刺さる一本です。

『十三機兵防衛圏』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

【PS4/Switch】十三機兵防衛圏_クリアレビュー・感想
今回は「十三機兵防衛圏」というヴァニラウェアから発売された「SFアドベンチャー/シミュレーション」ゲームを紹介していきます。ロボやSFものが好きな方にオススメの作品となっています。

③シロナガス島への帰還

引用元:シロナガス島への帰還

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』で、限られた情報から真相に迫っていくミステリー性や、閉ざされた環境の中で進む緊張感のある物語に心を掴まれた人にこそプレイしてほしいのが、『シロナガス島への帰還』です。

本作は、鬼虫兵庫氏によって制作されたサスペンスアドベンチャーゲームで、外界から隔絶された孤島「シロナガス島」を舞台に物語が展開されます。

閉ざされた空間の中で起こる不可解な事件を追っていく構成となっており、「この中に真相が隠されている」という疑念を抱きながら読み進めていく感覚が非常にクセになります。

ゲームシステムはテキスト主体のノベルゲーム形式ですが、要所で調査パートや謎解き要素が組み込まれており、ただ物語を読むだけでは終わりません。

登場人物との会話や状況からヒントを読み取り、「なぜこの展開になったのか」「どこに違和感があるのか」を考えながら進めていく必要があります。

この“自分で推理しながら物語を進める感覚”は、『パラノマサイト』と非常に近く、プレイヤー自身が物語に関わっている没入感を強く味わえます。

また、一部では制限のある状況下で選択を迫られる場面もあり、判断ひとつで展開が変わる緊張感も魅力の一つです。

さらに、本作は低価格ながらフルボイスに対応しており、キャラクターの感情や空気感がしっかり伝わってくるため、物語への没入感をより一層高めてくれます。

そして、プレイを重ねていく中で散りばめられた伏線が繋がっていく感覚や、真相にたどり着いたときの納得感は、『パラノマサイト』で感じた“点と点が線になる快感”に通じるものがあります。

ストーリー重視でじっくり楽しみたい人や、謎解き・推理をしながら進める作品が好きな人であれば、『シロナガス島への帰還』は間違いなく刺さる一本です。

『シロナガス島への帰還』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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Nintendo Switch版『シロナガス島への帰還』のレビュー記事です。750円とは思えない高クオリティなノベルゲームで、ストーリー・謎解き・フルボイスの魅力を実体験ベースで解説。面白いのか気になる方や購入を迷っている方に向けて、評価やおすすめポイントを分かりやすく紹介します。

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、約10時間というコンパクトなプレイ時間ながら、ミステリー・心理戦・ホラー要素が高いレベルで融合した完成度の高い作品です。

呪詛を巡る駆け引きや、視点を切り替えながら物語の全体像を解き明かしていく構造、そしてプレイヤー自身が考えながら進めるゲーム体験など、単なるノベルゲームに留まらない魅力が詰まっています。

一方で、進行の分かりづらさや試行錯誤が求められる場面など、人によってはクセを感じる部分もありますが、それも含めて“体験として楽しめるかどうか”が評価の分かれ目になるでしょう。

ただ、それらを踏まえても、「短時間でここまで濃い体験ができるのか」と感じさせてくれる作品であることは間違いありません。

特に、

・ミステリーや推理が好きな人
・考えながら進めるゲームが好きな人
・短時間で満足感のある作品を求めている人

こういった方には、強くおすすめできる一本です。

気になっている方は、ぜひ一度プレイしてみてください。
きっと最後まで一気に遊びたくなるはずです。

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