転生×復讐×心理戦——この3つの要素が詰まった異色の悪役令嬢漫画『悪役令嬢の中の人』。
本作は、転生者として悪役令嬢レミリアに宿った少女・エミと、レミリア本人の“中の人”による逆転の復讐劇を描いたファンタジー作品です。
通常の悪役令嬢ものとは一線を画す展開と、ダークで緻密な心理戦が魅力。
この記事では、あらすじ・感想・見どころ・似ているおすすめ作品まで、わかりやすく紹介していきます。
▼悪役令嬢ジャンルをもっと深掘りしたい方へ
本記事では『悪役令嬢の中の人』を紹介していますが、他にも転生・破滅回避・復讐・沼愛など、魅力的な悪役令嬢漫画をまとめた特集記事も公開しています。
気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください
『悪役令嬢の中の人』とは?

『悪役令嬢の中の人』は、まきぶろ先生によるライトノベルを原作とし、白梅ナズナ先生が作画を担当したコミカライズ作品です。
原作小説は一迅社ノベルスから書籍化され、漫画版は「comic POOL」で連載開始後、「comic LAKE」に移籍。2025年5月に発売された第6巻をもって完結しました。
乙女ゲームの世界を舞台に、転生者として悪役令嬢レミリアに宿った少女・エミと、レミリア本人の中の人による逆転の復讐劇が描かれる本作。
転生者を救うために悪役令嬢が復讐に立ち上がるという構図が斬新で、転生・復讐・心理戦が絡むダークファンタジーとして高い評価を得ています。
さらに、2025年5月にはアニメ化企画の始動も発表され、今後の展開にも注目が集まっています。
あらすじ概要
<作品紹介>
悪役令嬢レミリアに転生した「エミ」の冤罪を晴らすため、
中から見守っていた本来のレミリアが目を覚ます——。
本物の悪役による復讐劇が始まる!一迅社ノベルス「悪役令嬢の中の人」待望のコミカライズ化!
引用元:悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐致します〜-pixivコミック
上記の通り、
『悪役令嬢の中の人』は転生者×本物の悪役令嬢という異色の復讐ファンタジーです。
転生先のレミリアを推しとして愛し、破滅エンドを回避しようと奮闘する少女・エミ。
しかし、乙女ゲームの世界に潜むもう一人の転生者によって運命は狂わされ、絶望の中で本来のレミリアが肉体の主導権を取り戻します。
愛するエミのために、今度はレミリアが悪役として立ち上がる――。
「救われなかった推しを、今度は私が救う」
そんな逆転の物語が、想像を超えるダークさと知略戦で読者を惹きつけます。
『悪役令嬢の中の人』を購入して後悔しない人の特徴
「転生ものは好きだけど、そろそろ王道展開には飽きてきた…」
そんな方にこそ読んでほしいのが『悪役令嬢の中の人』です。
この作品は、ただの破滅回避では終わりません。
転生者を救うために悪役令嬢が復讐に立ち上がるという、逆転の構図が物語の核になっていて、読めば読むほど感情が揺さぶられます。
特にこんな方には、購入して後悔しないと断言できます
①推しを守るためなら、悪役でも構わないと思える人
→ 主人公の行動原理が「推しのため」。その愛の重さが、最高にエモい。
②冷徹な復讐劇にゾクッとする人
→ 敵は乙女ゲーのヒロイン(転生者)。課金アイテムで破滅ルートを強制してくる狂気に、レミリアが静かに燃える復讐で応戦する。
③ 心理戦・情報戦が好きな人
→ レミリアがエミの記憶を読み取り、知識を武器に復讐を組み立てていく。感情と頭脳の両面で魅せてくる展開が秀逸。
ちなみに、僕が一番ゾクッとしたのは、レミリアが推し(転生者)のために完全に闇落ちしていく過程。
その冷徹さと愛情のギャップがたまらなくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
ただし、明るいラブコメやほのぼの系を求めている方には向かないかもしれません。
この作品は、あくまで「推しを守るために悪役が悪役として戦う」物語。
そのテーマに惹かれる方なら、安心して手に取ってください。きっと後悔しないはずです。
感想
『悪役令嬢の中の人』は表紙から他の悪役令嬢ものとは何か少し違う雰囲気がしており、読み前から期待大でした。
そして、私の予想通り今までにない新しい形の悪役令嬢もので面白かったです。
エミという名の少女が悪役令嬢・レミリアに転生したところから始まります。
通常は元のレミリアの意思は消えてなくなるのが通常の転生ものとなります。
しかし、この作品はなんと元のレミリアの意思がそのままある状態で物語が進行していきます。
レミリアは意思があっても、肉体の主導権はエミにあるため、基本的には何もできません。
レミリアにできることはエミの様子を観察することと、エミの記憶を除くぐらいでその時に、エミがレミリア推しということがわかり、そのことをきっかけにレミリアもエミのことが大好きになります。
引用元:悪役令嬢の中の人 1巻より Screenshot
しかも、エミもレミリアのことが大好きなため推しを救うため、奮闘します。
その努力が実っていきハッピーエンドに向かっているところに、乙女ゲーの主人公が現れ自体は一変します。
なんと、乙女ゲームの主人公も転生者で、しかも課金アイテムを使ってせっかく修正した人間関係を無理やり原作通りに変えたりととんでもない女でした。
通常の悪役令嬢ものだと、乙女ゲーの主人公とは仲良くなるのが鉄板でしたが、『悪役令嬢の中の人』は完全な敵サイドで、しかも転生者という展開は今までにない展開で引き込まれました。
頑張っても、レミリアを救えないと察してしまったエミが絶望して、また事態が一変します。
なんと、エミとレミリアの主人格が入れ替わり、レミリアがまた肉体の主導権を取り戻します。
引用元:悪役令嬢の中の人 1巻より Screenshot
そして、大好きなエミを絶望した乙女ゲーの主人公に復讐を誓い、エミが幸せに暮らせる世界を作るため奮起します。
悪役令嬢が推しの女の子を逆に悪役令嬢が救うという今までとは逆の展開となっており、読んでいて「めちゃくちゃ面白い展開じゃん」って興奮しました!
表紙のレミリアの顔が悪すぎたのも納得です笑
しかも復讐までの段取りをエミの記憶で学んだ知識をフルに活かしていたりと、全てにおいて逆すぎて面白いです。
しかも、エミが絶望したことによりレミリアが完全に闇落ち状態のため全く容赦がないのも面白さを加速させています!
そのため、通常の悪役令嬢ものとは比べ物にならないほどダークな設定となっており、復讐系作品が好きな方にはドストライクの作品となっています!
乙女ゲーの主人公が絶望する姿を早く見たいです笑
『悪役令嬢の中の人』は今までにない全く新しい設定の作品で、引き込まれること間違いなしの作品でした!
『悪役令嬢の中の人』が好きな人にオススメの作品
『悪役令嬢の中の人』が好きな方には、以下の作品もオススメです。
①ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(ルプなな)
『悪役令嬢の中の人』で推しを救うために悪役令嬢が復讐に立ち上がるという逆転の物語に心を掴まれた人にこそ読んでほしいのが、『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(ルプなな)』です。
本作の主人公・リーシェは、20歳で命を落とすたびに人生をループしてきた公爵令嬢。
7回目の人生では「今度こそ長生きして、穏やかに暮らしたい」と願う彼女の前に現れるのは、6回目の人生で自分を殺した皇太子・アルノルト。
彼からの突然の求婚に戸惑いながらも、リーシェは過去の記憶と経験を武器に、元敵国での新たな人生を切り拓いていきます。
『悪役令嬢の中の人』のレミリアが「推し」のために冷徹な復讐を選んだように、リーシェもまた、自分の意思で運命に抗い、過去の人生で得た知識と人脈を駆使して未来を変えていきます。
そしてその先にあるのは、「自分は本当に幸せになれるのか?」という問いに対する答えです。
ただ生き延びるだけではなく「自分の人生を自分で選び取る」という強い意志が、レミリアに共感した読者の胸にも必ず響くはずです。
『ルプなな』は、復讐ではなく再生の物語。けれどその芯にあるのは、レミリアと同じく、過去を背負いながら未来を切り拓く女性の強さです。
『悪役令嬢の中の人』が好きな方なら、きっとリーシェの7回目の人生にも惹かれるはずです。
『ルプなな』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
②外科医エリーゼ
『悪役令嬢の中の人』で過去を背負い、推しのために冷徹な復讐を選ぶ主人公レミリアに心を掴まれた人にこそ読んでほしいのが、『外科医エリーゼ』です。
かつて悪女皇后として処刑されたエリーゼは、現代で天才外科医として転生し、さらに飛行機事故で命を落としたのち、再び処刑される10年前の自分に戻ってしまいます。
3度目の人生で彼女が選んだのは、過去の罪を償い、家族を守り、人の命を救うこと。
そのために、皇后という立場を捨ててでも医師として生きる道を選びます。
レミリアが推しのために悪役として戦ったように、エリーゼもまた、過去の過ちと向き合いながら、自らの意思で運命を塗り替えていきます。
そしてその先にあるのは、「自分は本当に誰かを救える存在なのか?」という問いに対する答えです。
ただ贖罪するだけではなく、自分の価値を証明して生き直す。
その静かで強い覚悟は、『悪役令嬢の中の人』の読者の胸にも必ず響くはずです。
『外科医エリーゼ』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
まとめ
推しを救うために転生した少女と、推しに救われた悪役令嬢。
立場も生まれも違う2人の想いが交差し、やがて入れ替わる——。
『悪役令嬢の中の人』は、ただの転生ラブコメや悪役令嬢ものにとどまらず、推し愛と復讐劇を重ね合わせた重厚なドラマが展開される傑作です。
闇堕ち、復讐、乙女ゲーの狂気まで詰め込まれた濃厚なストーリーは、読み進めるほどに加速し、読者を離しません。
王道に飽きた方や、悪役令嬢ジャンルにもう一捻りを求めている方にこそ、強くおすすめしたい一作です!