『ホリミヤ』の作画を担当した萩原ダイスケ先生の『恋と呼ぶにはささやかですが』。
気になっているけれど、「『ホリミヤ』とは雰囲気が違うの?」「恋愛漫画として面白い?」と、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。
先に私の感想を伝えると、2026年に読んだ恋愛漫画の中では、今のところ一番面白かった作品です。
特に好きなのは、主人公のうみちゃんが、憧れのお兄さんとの再会をきっかけに、学校でも少しずつ人とのつながりを増やしていくところ。
恋愛だけでなく、友人たちとの掛け合いや、日常が楽しくなっていく過程まで楽しめます。『ホリミヤ』の青春の空気感が好きだった私には、たまらない作品でした。
この記事では、単行本2巻までを読んで感じた魅力と、購入前に知っておきたいポイントを紹介します。最後には、似た魅力を楽しめるおすすめ漫画もまとめました。
※本記事には、単行本2巻までの設定や一部エピソードに触れる内容が含まれます。
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『ホリミヤ』が好きなんだけど、この作品も楽しめそう?
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友人たちとの掛け合いや、出会いから日常が変わっていくところが好きなら、ぜひ読んでほしいです。私が共通する魅力を感じた部分を紹介しますね。
『恋と呼ぶにはささやかですが』はどんな漫画?
『恋と呼ぶにはささやかですが』は、萩原ダイスケ先生による青春漫画です。
主人公は、高校生の狭山うみ。家庭の事情で、お隣の広井家に居候することになります。
そこで7年ぶりに再会するのが、子どもの頃に憧れていた、8歳年上の「翔ちゃん」こと広井翔也です。
ところが、真面目な優等生だった翔ちゃんは、家にこもりがちな成人向け漫画家になっていました。
憧れの人との再会なのに、記憶の中の姿とはずいぶん違う。そんな、少し意外な同居生活から物語が始まります。
このあらすじだけだと、かなり癖の強いラブコメを想像するかもしれません。
ただ、実際に読んでみると、翔ちゃんとうみちゃんのほほ笑ましいやり取りや、同級生たちとの掛け合いが楽しい作品でした。
うみちゃんは、クールな美少女に見えて、少し天然なところがある女の子。翔ちゃんも、肩書きのインパクトに反して、うみちゃんのことを気にかけてくれるお兄さんです。
二人がすぐに恋へ突き進むわけではありません。再会した相手を知り直しながら、日常が少しずつ変わっていくところを楽しむ作品だと思います。
『恋と呼ぶにはささやかですが』の魅力と感想
私が本作で好きなのは、うみちゃんと翔ちゃんのほほ笑ましいやり取りや、同級生たちとの掛け合いです。
恋愛の行方だけでなく、うみちゃんに友達が増えて、学校生活が楽しくなっていく過程にも惹かれました。
ここでは、『ホリミヤ』との共通点も交えながら、2巻まで読んで特に好きだったところを3つ紹介します。
①出会いから青春が広がる!『ホリミヤ』好きにはたまらない学校と家の描き分け
『ホリミヤ』好きに読んでほしい一番の理由は、誰かとの出会いをきっかけに、主人公の学校生活が変わっていくところです。
うみちゃんは、周囲から高嶺の花として見られているクール系の美少女です。
ただ、本人は同級生との接し方が分からず、学校では孤立気味。周囲も気軽に話しかけられないため、なかなか距離が縮まりません。
その状況が、翔ちゃんとの再会をきっかけに変わり始めます。
翔ちゃんのアドバイスを受けて、クラスの女子たちと仲良くなり、学校で気軽に話せる相手が少しずつ増えていくのです。
引用元:恋と呼ぶにはささやかですが 1巻より
この展開が、私には『ホリミヤ』の宮村くんと重なりました。
宮村くんも、堀さんとの出会いから友人が増え、学校生活が変わっていきます。うみちゃんを見ていると、同じように「ここから楽しい青春が始まるんだな」と感じられました。
また、学校と家で、それぞれ違うやり取りを楽しめるところも『ホリミヤ』に通じています。
学校では同級生たちとの交流があり、家に帰ると翔ちゃんとの時間がある。場所が変わることで、うみちゃんの違った一面を見られるのがいいんですよね。
翔ちゃんは大人なので、2巻まででは、うみちゃんの同級生とほとんど関わりません。
家でのやり取りを担うという意味では、『ホリミヤ』の堀さんのお父さんや弟を思い出すところもありました。そこに、うみちゃんが憧れる相手という役割まで加わっているのが面白いです。
『ホリミヤ』で好きだった学校と家、それぞれの楽しさを、今作では年齢の異なる二人を中心に味わえます。
今後、翔ちゃんが同級生たちとどこまで関わるのかも気になります。
個人的には、学校の人間関係にがっつり入るより、たまに顔を合わせるくらいが好みです。普段は接点が少ないからこそ、会ったときにどんな反応をするのか楽しみになります。
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学校の友達が、家でのうみちゃんを見たらびっくりするかもね!
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翔ちゃんの前で見せる姿を知ったら、印象が変わるかもしれませんね。普段は別々の人間関係が、たまにつながる展開にも期待しています。
②2巻で面白さが加速!天然なうみちゃんと王子様たちの掛け合いに笑ってしまう
学校での掛け合いがさらに楽しくなったのは、2巻から登場する王子様と、その友達の女の子たちのおかげです。
王子様と聞くと、何でも完璧にこなす人物を想像しますが、少し残念なところがあるのがいいんですよね。
そして、周りの女の子たちは、親衛隊のように見えて普通に王子様の友達です笑。
王子様とその友達という関係だからこそ、気軽な掛け合いが楽しめます。この組み合わせだけでも面白いのに、そこへ天然なうみちゃんが加わります。
引用元:恋と呼ぶにはささやかですが 2巻より
うみちゃんは、見た目こそクールな美少女ですが、会話の中では少しずれたところがあります。本人が無自覚だからこそ、周囲とのやり取りが面白くなるんですよね。
同級生と関わることで、きれいな見た目だけでは分からなかった、うみちゃんの天然さも楽しめるようになります。
『ホリミヤ』でも、主役の二人だけでなく、友人たちの掛け合いが好きでした。本作も、王子様や友達の女の子たちが加わったことで、学校での会話をもっと読みたくなりました。
うみちゃんと翔ちゃんの関係はもちろん気になりますが、「次は学校でどんなやり取りがあるんだろう」と、同級生たちの出番も楽しみです。
青春とコメディの組み合わせが本当に好みで、うみちゃんの天然さが、今後どんな笑える展開につながるのか期待しています。
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王子様を囲む親衛隊かと思ったら、普通に友達なんだね笑。なんだか親しみが湧くじゃん!
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少し残念な王子様と、友達の女の子たちという組み合わせがいいんですよね。そこにうみちゃんが加わることで、学校での掛け合いがさらに楽しくなります。
③恋なのか憧れなのか?優しい翔ちゃんとうみちゃんの距離感が絶妙
恋愛面で特に好きなのは、うみちゃんの気持ちが、恋なのか憧れなのか、まだはっきりと言い切れないところです。
2巻まで読んだ私には、翔ちゃんを異性として好きというより、昔から憧れていたお兄さんに懐いている気持ちが、まだ強く見えました。
ただ、それだけとも言い切れません。
翔ちゃんと買い物に出かけるときには、服装に悩んだり、一緒に出かけられることに浮かれたりしています。
その姿がかわいくて、「もう恋なんじゃないの?」と思ってしまうんですよね。
引用元:恋と呼ぶにはささやかですが 1巻より
一方の翔ちゃんは、肩書きから想像するより、ずっと常識的で優しいお兄さんです。
成人向け漫画家で出不精と聞くと、癖の強い人物を想像しますが、うみちゃんの悩みにアドバイスするなど、相手を気にかけてくれます。
優等生だった頃とは外見や生活ぶりが変わっていても、うみちゃんが憧れた優しさは残っている。そのため、再会した翔ちゃんに懐いていくのも納得できました。
ただ、翔ちゃんの側には、2巻まででは恋愛感情をほとんど感じませんでした。私には、うみちゃんを妹のように大切にしているように見えます。
うみちゃんが一緒に出かけることを意識していても、翔ちゃんまで同じ気持ちとは限らない。この違いが、今後の二人を気にしてしまう理由です。
また、翔ちゃんの知人が増えたら、うみちゃんの知らない一面も見られるかもしれません。
個人的には、翔ちゃんの昔の同級生が登場して、うみちゃんと話す展開も見てみたいです。昔の翔ちゃんを知る人と出会ったとき、うみちゃんが何を感じるのか気になります。
すぐに恋人になってほしいというより、まずは二人がどう相手を知っていくのかを見守りたい。そんな気持ちになる関係でした。
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うみちゃんはお出かけの服で悩んでるのに、翔ちゃんは妹と買い物する気分かもしれないんだね!
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その受け止め方の違いも気になりますね。今の優しい関係が好きだからこそ、恋を意識したときにどう変わるのか楽しみです。
どんな人におすすめ?購入前に知っておきたいポイント
『恋と呼ぶにはささやかですが』は、恋愛だけでなく、友情や日常の掛け合いも楽しみたい方におすすめです。
特に、次のような方には合うと思います。
- 『ホリミヤ』の学校生活や友人たちとの掛け合いが好きな方。
- クールに見えて、少し天然なヒロインが好きな方。
- 憧れと恋の間にある、曖昧な気持ちを見守りたい方。
一方で、序盤から交際が始まり、恋人同士の甘いやり取りをたっぷり楽しみたい方は、求めているものと少し違うかもしれません。
2巻までの段階では、うみちゃんの交友関係や日常の変化も、大きな見どころになっています。
私はそこも含めて楽しめましたが、恋愛の進展を最優先に読むかどうかで、印象は変わりそうです。
個人的な不満は、続きを待つのがつらいこと
私が気になっているのは、内容よりも続刊を待つ時間です。
第1巻は2026年3月12日、第2巻は2026年9月11日に発売されており、この2冊の間は約半年ありました。
うみちゃんと翔ちゃんの関係だけでなく、学校側も面白くなってきたところなので、「もう少し先まで読ませてほしい!」という気持ちになります。
もちろん、今後も必ず半年間隔になるとは限りません。
それでも、次の単行本を待つ時間が長く感じるくらい、続きが楽しみな作品になりました。
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学校の続きも、翔ちゃんとの続きも気になるんじゃ、待つのが大変だね!
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楽しみが二つある状態ですね。2巻で同級生たちの魅力も増したので、次は誰とのやり取りが見られるのか期待しています。
『恋と呼ぶにはささやかですが』が好きな人におすすめの漫画
本作のどんなところに惹かれたかによって、次に読みたい作品も変わると思います。
ここでは、青春の掛け合いや、意外な一面を知る楽しさにつながる3作品を紹介します。
①出会いから広がる青春を楽しむなら『ホリミヤ』
うみちゃんの交友関係が広がる過程に惹かれた方には、やはり『ホリミヤ』をおすすめしたいです。
学校では知らなかった一面を知り、距離が縮まっていく堀さんと宮村くん。二人の恋だけでなく、友人たちとの掛け合いも楽しめます。
『恋と呼ぶにはささやかですが』から萩原ダイスケ先生の作品を知った方にも、読んでほしい一作です。
『ホリミヤ』の魅力については、こちらの記事で紹介しています。
▶ 『ホリミヤ』は完結してる?|漫画は全何巻まで?・最終回まで解説
②見た目と人柄のギャップが好きなら『灰宮先輩は怖くてかわいい』
見た目の印象とは異なる一面を知り、キャラクターが好きになる。そんな楽しさを求める方には、『灰宮先輩は怖くてかわいい』がおすすめです。
周囲には怖い灰宮先輩が、弱気な黒瀬くんには優しく接する。その切り替えが、かわいさと笑いにつながっています。
うみちゃんと翔ちゃんとは異なる関係ですが、二人のやり取りを温かく見守りたい方には合いそうです。
『灰宮先輩は怖くてかわいい』ついては、以下のレビューで詳しく紹介しています。
▶ 『灰宮先輩は怖くてかわいい』感想|強気な先輩と純愛を見守るラブコメ
③美少女のギャップと恋愛コメディを楽しむなら『あくまでクジャクの話です。』
うみちゃんの意外な一面や、周囲との掛け合いが好きな方には、『あくまでクジャクの話です。』がおすすめです。
成績優秀な美少女・阿加埜ちゃんが、生物学の知識で恋愛を語る一方、自分が想いを寄せる久慈先生の前では不器用な姿を見せます。
『恋と呼ぶにはささやかですが』とは違った切り口ですが、堂々とした美少女が恋に戸惑うギャップや、会話から生まれる笑いを楽しめます。
阿加埜ちゃんの可愛らしさや、生物学を絡めたコメディの魅力については、こちらの記事をご覧ください。
▶ 【完結間近?】『あくまでクジャクの話です。』が面白すぎる件について
まとめ|『恋と呼ぶにはささやかですが』は、恋になる前の日常まで面白い
『恋と呼ぶにはささやかですが』は、うみちゃんと翔ちゃんの再会だけでなく、再会によって学校生活が変わっていく過程も楽しめる青春漫画です。
私が特に好きだったのは、うみちゃんに話せる相手が増えていくところと、2巻でさらににぎやかになる同級生たちの掛け合いでした。
家では翔ちゃんとの距離感が気になり、学校では次にどんな笑えるやり取りがあるのか楽しみになる。
恋愛の進展を待つ時間まで楽しいからこそ、2026年に読んだ恋愛漫画の中で、今のところ一番面白かったと感じています。
『ホリミヤ』の友人関係や日常の空気感が好きだった方には、特に読んでほしい作品です。
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うみちゃんと翔ちゃんの関係も気になるけど、学校での掛け合いも楽しそうじゃん!
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恋の行方を追ううちに、同級生たちの出番まで楽しみになるんですよね。恋愛と青春コメディの両方を楽しみたい方におすすめです。
ほかにも、次に読む漫画やライトノベルを探している方は、アシカブログのおすすめガイドもご覧ください。
作品ごとのレビューや、テーマ別のまとめから、気になる一作を探せます。
▶ 漫画・アニメ・ラノベおすすめガイド|レビュー・テーマ別まとめ
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