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『裏東京のオソロシドコロ』打ち切り理由を考察|全3巻で終わるには惜しい作品

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ラッコくん
ラッコくん

『裏東京のオソロシドコロ』って、3巻で終わっちゃうんだね。黒庭の力も仲間たちの成長も、もっと見たかったよ。

アシカくん
アシカくん

私も、これから面白くなりそうなところでの完結が残念でした。なぜそう感じたのか、作品の魅力と気になった点を振り返っていきましょう。

除霊師を育てる学校。主人公に祟る強大な悪霊。そして、頼りになる最強の教師。

『裏東京のオソロシドコロ』には、学園バトル漫画が好きな私にとって、期待せずにはいられない設定がそろっていました。

しかし、本作は全3巻で完結します。私自身、週刊少年マガジンに掲載された最終話を読んで確認しました。

私が惜しいと感じたのは、設定の魅力に対して、主人公の活躍や仲間の掘り下げを楽しめる時間が短かったことです。

森の悪霊を解放する黒庭の戦い。南部春穂の成長。そして、蓮堂銀沙の本気のバトル。もっと見たいと思える要素が残っていただけに、ここで終わってしまうのは残念でした。

この記事では、全3巻での完結について整理したうえで、読者として感じた物語の課題と、もっと描いてほしかった展開を考察します。

※本記事には、物語後半の設定に触れるネタバレが含まれます。また、連載終了の理由に関する記述は、作品を読んだ私の考察です。

『裏東京のオソロシドコロ』は全3巻で完結します。 私自身、週刊少年マガジンに掲載された最終話を読んで確認しました。

短期間での終了から、「打ち切りだったのでは?」「なぜ連載が終わったの?」と気になった方もいると思います。

ただし、全3巻で完結することは確認できても、連載終了に至った具体的な事情までは分かりません。売上や読者アンケートが原因だったと断定することもできません。

一方、作品を読んだ私の感想としては、これから広がりそうな設定が多く、もっと連載を続けてほしかったです。

特に、黒庭が森の悪霊に頼らず戦う姿や、春穂の成長、銀沙の本格的なバトルには期待していました。

そこで、ここからは次の四つの点を中心に、作品の魅力と惜しかった部分を振り返ります。

  • 黒庭の力を見せる機会が限られていたこと。
  • 春穂の成長や魅力を、もっと見たかったこと。
  • 同級生同士の対立や競争が控えめだったこと。
  • 銀沙の圧倒的な強さを、戦闘描写で見たかったこと。

これらは、実際の打ち切り理由を裏付けるものではありません。 読者として「どこが物足りなかったのか」「どこに続きを期待していたのか」を整理した考察です。

ラッコくん
ラッコくん

出番が少なかったキャラも、連載が続いていたら活躍していたかもしれないよね。そう思うと、やっぱり惜しいなあ。

アシカくん
アシカくん

そうですね。描写が少なかったことは、短い連載期間の結果とも考えられます。終了の原因と決めつけず、私が続きを期待していた理由も含めてお話しします。

引用元:週刊少年マガジン公式サイトより

『裏東京のオソロシドコロ』は、除霊師を目指す少年少女が裏東京校で学び、成長していく学園バトルファンタジーです。

主人公の黒庭想馬には、非常に強大な存在である「森の悪霊」が祟っています。

普段はその力を封じていますが、絶体絶命の場面では解放することになります。しかし、学園内では森の悪霊のことを秘密にしているため、自由に使える切り札ではありません。

私の印象では、除霊師を育てる設定には『青の祓魔師』、学校で仲間と成長する方向性には『僕のヒーローアカデミア』を連想しました。

また、主人公が危険な存在を抱えている点は、『呪術廻戦』の虎杖と宿儺の関係を思わせます。もちろん、それぞれの設定や関係性が同じという意味ではありません。

「森の悪霊の力を使えば強い。でも、簡単には使えない。」

この制約があるからこそ、黒庭がどのように戦い、誰に秘密を明かしていくのかが気になる作品でした。

私が最も気になったのは、黒庭が持つ魅力的な設定を、序盤の活躍へ十分につなげきれていなかったように感じたことです。

黒庭は、森の悪霊を解放すると圧倒的な強さを発揮します。しかし、学園内ではその存在を秘密にしているため、自由に力を使うことができません。

引用元:裏東京のオソロシドコロ 1巻より

「強大な力を持っているのに、簡単には使えない」という設定には、切り札を解放する瞬間への期待があります。

ただ、私にはその制約が強く、黒庭自身の見せ場まで限られているように感じられました。森の悪霊の強さを知っているからこそ、「次はいつ、あの力を見せてくれるのだろう」と待つ時間が長かったです。

そこで、もう少し早く増えてほしかったのが、黒庭の秘密を知る理解者です。

森の悪霊の危険性を知りながらも、黒庭を信じて一緒に戦う仲間がいれば、秘密を隠すだけではない展開も描けたと思います。

たとえば、仲間を守るために力を解放するのか、それとも別の方法で切り抜けるのか。秘密を共有する相手がいることで、力の使い方を巡る葛藤や連携にもつながったのではないでしょうか。

また、物語の後半では、森の悪霊に頼らず戦うための武器を手に入れます。

私は、この武器を裏東京校への入学前から使えていたら、序盤の印象は変わったのではないかと感じました。

普段は武器を使い、工夫しながら敵と戦う。それでも突破できない場面で、森の悪霊の力を解放する。

この流れであれば、黒庭自身の成長と、切り札を使う爽快感の両方を楽しめます。

もちろん、後から武器を手に入れることにも、成長の段階を描く意味はあります。それでも、序盤から黒庭が自分の力で状況を動かす場面が増えていれば、主人公の魅力はもっと伝わりやすかったと思います。

これが実際の連載終了の原因だったかは分かりません。ただ、私にとっては、設定に引かれた分だけ、本格的に活躍するまでの時間が惜しく感じられました。

ラッコくん
ラッコくん

森の悪霊を毎回出してほしいわけじゃないんだよね。普段の黒庭も活躍してくれたら、切り札を出す場面はもっと盛り上がりそう!

アシカくん
アシカくん

そうですね。自分の力で戦う黒庭を見ているからこそ、それでも解放せざるを得ない相手の恐ろしさが伝わります。二つの戦い方がそろった先を、もっと見届けたかったです。

南部春穂については、魅力あふれるヒロインだったからこそ、もっと成長して活躍する姿を見たかったです。

引用元:裏東京のオソロシドコロ 1巻より

春穂は、地元では除霊師としての才能を認められていた女の子です。しかし、都会へ出てくると、自分より優れた人たちに出会い、それまでの自信が揺らいでしまいます。

そんな彼女が黒庭と出会い、挫折を乗り越えてどう成長していくのか。私は、その先の展開を楽しみにしていました。

最初から何でもできるヒロインではなく、周囲との差に悩みながらも強くなっていく。その過程が描かれていれば、春穂のことをもっと好きになれたと思います。

『FAIRY TAIL』のルーシィのように、仲間と関わりながら成長し、ここぞという場面で活躍する存在になってほしいという期待もありました。

そして、これは完全に私の好みですが、ビジュアルは文句なしでした。見た目が好きで、成長を期待できる背景もある。だからこそ、思っていたより出番が少なかったのが惜しかったです。

黒庭に支えられるだけでなく、成長した春穂が黒庭を助ける。そんな場面も見てみたかったですね。

春穂の魅力が足りなかったのではなく、魅力を感じていたからこそ、もっと活躍を見届けたかった。 これが私の率直な感想です。

出番の少なさを連載終了の原因とは断定できませんが、連載が続いていれば描かれたかもしれないと思うと、やはり残念でした。

ラッコくん
ラッコくん

好きになれそうなヒロインがいると、その子が活躍する回も楽しみになるじゃん。春穂にも、そういう見せ場がもっと欲しかったね!

アシカくん
アシカくん

そうですね。周りの才能に圧倒されていた春穂が、自分の力で誰かを助けられるようになる。その瞬間まで見届けたかったです。

同級生たちについては、いい人が多く、学校の中で生まれる対立や競争が、もう少しあってもよかったと感じました。

仲間同士の関係が良好なのは、本作の読みやすさにもつながっています。不必要に嫌な人物を増やしてほしかったわけではありません。

ただ、黒庭には「強大な悪霊に祟られている一方で、霊力はほとんどない」という事情があります。

周囲から見た評価と、本当に抱えている力の間に大きな差がある。これは、同級生との衝突を生みやすい設定でもあります。

たとえば、私なら次のような展開を見てみたかったです。

  • 黒庭の霊力だけを見て、入学に納得できない同級生が現れる。
  • 森の悪霊の存在を知る人物が、隠された力を引き出そうとする。
  • 黒庭に敗れたエリートが、自分の才能や努力に疑問を抱く。

※これらは作中の展開ではなく、私が見たかった展開の例です。

特に、黒庭を下に見ていたエリートが敗北し、その悔しさから道を踏み外してしまうような流れには、学園バトルならではの面白さがあると思います。

ラッコくん
ラッコくん

黒庭を弱いと思っていた同級生が、本当の力を見て驚く展開は見たかったな!

アシカくん
アシカくん

そうですね。驚いた後に黒庭を認めるのか、それとも対抗心を強めるのか。そこから関係が変わっていく面白さもありそうです。

森の悪霊の秘密は、外の敵との戦いだけでなく、学校の人間関係を変える要素にもなります。

その設定が同級生との関係にもっと影響していれば、序盤から続きが気になる場面を増やせたのではないでしょうか。

蓮堂銀沙は、最強の教師としての実力を、戦う過程まで含めて見せてほしかったキャラクターです。

引用元:裏東京のオソロシドコロ 2巻より

黒庭にとって兄貴分でもある銀沙は、頼れる大人として登場します。主人公の先に立つ強者がいると、「いつかここまで成長するのか」という楽しみも生まれます。

しかし、私には銀沙のバトルシーンが少なく、その強さを十分に味わう前に物語が終わってしまった印象が残りました。

戦闘の過程が省かれ、敵が倒された場面だけを見せる演出もあります。

それによって格の違いを表現する狙いは感じられますが、私は少しでも戦っている姿を見たかったです。

強敵の攻撃をどう受け流すのか。どのような技で状況をひっくり返すのか。黒庭たちとは何が違うのか。

そうした描写があれば、銀沙の強さを実感でき、登場したときの安心感も増したと思います。

最強の教師という設定が好きだからこそ、「どれだけすごいのかを、もっと見せてほしかった」という気持ちが残りました。

ラッコくん
ラッコくん

敵が倒されているだけでも強さは分かるけど、やっぱり戦っているところが見たいよね!銀沙がどんな技で圧倒するのか、気になっちゃうよ。

アシカくん
アシカくん

そうですね。短い場面でも、黒庭たちとの実力差が伝わる戦いを見たかったです。「この先生が来たなら大丈夫」と思える活躍があれば、銀沙の登場がもっと楽しみになったと思います。

ここまで気になった点を挙げましたが、私の感想は「設定が合わなかった」ではありません。

もっと見たいと思える人物や展開が多かったからこそ、全3巻での完結が惜しかったです。

黒庭には、森の悪霊の力だけでなく、それに頼らず戦えるようになる成長の余地がありました。

春穂には、地元での自信が崩れた先で、自分の価値を見つけていく物語を期待していました。

同級生たちとの関係も、銀沙の本気の戦いも、連載が続けば印象が変わったかもしれません。

もちろん、続きを描くための事情は読者には分かりません。それでも、読んでいた立場としては「もう少し様子を見てほしかった」というのが本音です。

私にとって本作は、面白くなる可能性を感じたまま、続きを見届けられなかった作品でした。

『裏東京のオソロシドコロ』のどこに引かれたかによって、次に楽しめる作品も変わります。

ここでは、不思議な力を巡るバトル、低い評価を覆す主人公、隠された実力を見せる爽快感という三つの視点から紹介します。

① 黒月のイェルクナハト|不思議な力と危険な出会いを楽しみたい方へ

森の悪霊のような、人知を超えた存在や能力の謎に引かれた方には、『黒月のイェルクナハト』が候補になります。

元エリートの青年・戌亦しのぎが、謎の美女イェルクナハトと出会い、神の代理人との戦いに関わっていくバトルファンタジーです。

『裏東京のオソロシドコロ』とは物語の舞台が異なりますが、普通の日常から外れた力や存在に出会い、戦いへ踏み込む面白さでつながります。

また、主人公とヒロインの関係も楽しみたい方に向いています。能力バトルに加えて、二人のやり取りも気になる方は、こちらの感想をご覧ください。

【神VS落ちこぼれ?】黒月のイェルクナハト|感想レビュー

② ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで|低い評価を覆す戦いが好きな方へ

黒庭の力が周囲に認められる展開をもっと見たかった方には、『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』をおすすめします。

主人公の三森灯河は、異世界へ召喚されたものの、最低ランクの勇者として切り捨てられます。しかし、役に立たないと思われていた状態異常スキルを武器に、生き残るための戦いを始めます。

注目したいのは、評価が低いことと、本当に弱いことが一致しない点です。

相手に能力をどう通すかという駆け引きもあり、単純な力比べとは違う面白さがあります。

ただし、こちらは復讐を軸にした物語です。明るい学園生活よりも、厳しい状況からの反撃を楽しみたい方に向いています。

主人公の戦い方やヒロインの魅力は、以下の記事で紹介しています。

ハズレ枠から最強へ!「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」|レビュー

③ 陰の実力者になりたくて!|隠された力を見せる爽快感を味わいたい方へ

黒庭が森の悪霊を解放するような、普段との落差がある活躍を楽しみたい方には、『陰の実力者になりたくて!』が合うと思います。

主人公のシドは、普段は目立たない人物として振る舞いながら、裏では「シャドウ」として圧倒的な実力を発揮します。

黒庭が事情によって力を隠しているのに対し、シドは自分の理想とする「陰の実力者」を演じるために正体を隠しています。

理由は異なりますが、周囲が知らない実力を見せつける場面の爽快感は、隠された力を持つ主人公が好きな方に刺さるはずです。

勘違いを中心としたコメディも多いため、シリアスなバトルと笑いの両方を楽しみたい方に向いています。

アニメ1期・2期の見どころや、シャドウの魅力については、以下の記事で詳しく紹介しています。

『陰の実力者になりたくて!』は面白い?厨二病×勘違いが最高

『裏東京のオソロシドコロ』は全3巻で完結します。具体的な連載終了の理由は確認できませんが、私にとっては、魅力的な設定やキャラクターの活躍を、もっと見届けたかった作品でした。

森の悪霊に頼らない戦い方を手に入れた黒庭。周囲との才能の差に悩み、これからの成長が楽しみだった春穂。そして、本気の戦いを見たかった銀沙。

同級生との衝突や競争も含めて、物語が広がる余地はまだまだあったように感じます。

序盤は黒庭の活躍が制限され、盛り上がるまでに時間がかかった印象もあります。それでも、後半で戦う手段が増えたことで、その先の展開には期待していました。

「ここから面白くなるところだったのに、もう少し続いてほしかった」。これが、最後まで読んだ私の率直な感想です。

危険な力を秘めた主人公や、学園で成長する少年少女の物語が好きな方は、まず第1巻に触れてみてください。

ラッコくん
ラッコくん

黒庭も春穂も、もっと成長した姿を見たかったなあ。こうやって、先が楽しみになる作品にまた出会いたいね!

アシカくん
アシカくん

そうですね。アシカブログでは、話題作だけでなく、これから注目してほしい作品も紹介しています。次に読む・観る作品を探すときに、参考にしてもらえたらうれしいです。

「魅力的なキャラクターに出会いたい」「成長や逆転が熱い作品を楽しみたい」という方は、以下の記事もご覧ください。

私が実際に読んだ漫画やライトノベル、観たアニメのレビューを、気分やジャンルから探せるようにまとめています。

漫画・アニメ・ラノベおすすめガイド|レビュー・テーマ別まとめ

この記事を書いた人
アシカ

社会人10年目の電気エンジニア。

漫画やゲームが好きで、特に物語や世界観、伏線を考察するのが趣味です。

作品をより深く楽しめるよう、独自の視点を交えながら分かりやすい記事作りを心掛けています。

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