今回は、日本ファルコムが誇る大人気RPG「軌跡シリーズ」の20周年記念作品『界の軌跡』について、実際にクリアしたうえでのレビューをお届けします。
本作は、「黎の軌跡」で主人公を務めたヴァンをはじめ、「空」「閃」「創」など歴代シリーズの主要キャラたちが多数登場し、まさにシリーズの集大成とも言えるストーリーが展開されます。
また、バトルシステムにも大きな進化があり、コマンドバトルとアクションバトルを自由に切り替えられる斬新な仕組みや、新要素「覚醒」や「ZOC」など、戦略性の幅が広がっている点も注目です。
この記事では、ストーリー・戦闘システム・登場キャラクター・プレイして感じた良い点と気になった点まで、実際に遊んだからこそ分かるリアルな感想を交えてご紹介していきます。
ゲームの評価基準について
ゲームの評価については、下記のランクごとに分けております。
あくまで、私自身の評価になっておりますので、購入の参考程度に考えていただけると幸いです。
▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイして欲しい作品。
▪️Aランク・・・名作。一人によってはSランクになってもおかしくない作品。
▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。
▪️Cランク・・・凡作。
▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。
『界の軌跡』はどんなゲーム?
| ストーリー | |
| ゲームシステム | |
| ジャンル | ストーリーRPG |
| 対応機種 | PS5 |
| 発売元 | 日本ファルコム |
| 公式サイト | 界の軌跡 |
| クリア時間 | 55時間 |
『界の軌跡 』は、日本ファルコムが手掛ける「軌跡」シリーズの20周年記念作品で、2024年9月26日にPlayStation 5向けに発売されました。
本作では、『黎の軌跡』で活躍した裏解決屋ヴァンをはじめ、『空の軌跡3rd』の星杯騎士ケビン、『閃の軌跡』の剣聖リィン、『創の軌跡』のルーファスなど、歴代シリーズの主要キャラクターが集結し、新たな物語が展開されます。
バトルシステムは、フィールドバトルとコマンドバトルを自在に切り替えられる仕様となっており、アクションと戦略性を兼ね備えています。
新要素として、特定のキャラクターが使用できる「覚醒」や、敵の時間の流れを遅くする「ZOC」などが追加され、戦闘の幅が広がっています。
「界の軌跡」総合評価
『界の軌跡』の総合評価についてはランクCになります。
私は高校の頃に「軌跡シリーズ」の一作品目『空の軌跡』をプレイしてから「軌跡シリーズ」にどハマりして、「軌跡シリーズ」が完結するまで買い続けると誓った古参プレイヤーです。
正直「軌跡シリーズ」の最新作が出た時点で、ランクAを出したいところでしたが、続編前提のストーリー展開や「グリムガルテン」という使い回しダンジョンのクリアがストーリー進行の必須条件だったりとテンポが少し悪く感じました。
上記の問題もありますが
ランクCとした一番の理由は、新規勢を置き去りするストーリーと世界観設定です。
正直、「軌跡シリーズ」の新規プレイヤーだと、キャラクター同士の関係性や専門用語が全くわからないため、最初から最後まで?状態で終わってしまいます。
しかし、既存プレイヤーにとっては久しぶりにプレイアブルキャラとして、『空の軌跡3rd』の主人公・ケビンや『閃の軌跡』の主人公・リィンも登場したりと既存プレイヤーにとっては嬉しい面もありますが、ゲーム単体で見るとCランクが妥当かなと思い、Cランクとしました。
それでは順番に「良かった点」と「悪かった点」に解説していきます。
長編RPGを遊ぶならPlayStation Portalもおすすめ
『界の軌跡』のようなボリュームのある長編RPGは、PlayStation Portalとの相性も非常に良いと感じました。
PlayStation PortalはPS5と接続して遊ぶリモートプレイ専用機で、テレビの前に座らなくてもPS5のゲームを進めることができます。
本作はストーリー重視のRPGなので、一度に長時間プレイするというよりも、少しずつ物語を進めていく遊び方とも相性が良い作品です。
ベッドの上やソファなどリラックスした姿勢でプレイできるため、通勤後や寝る前の時間でも無理なく進めることができます。
ネット環境があればPS5の続きをそのまま遊べるので、まとまった時間が取りにくい社会人でもプレイを継続しやすいのが魅力です。
「PS5は持っているけれど長編RPGを遊ぶ時間が取れない」
そんな方には、PlayStation Portalという選択肢もおすすめです。
また、PlayStation Portalはブラックモデルもカッコよくておすすめです。
ホワイトモデルとは違った落ち着いた印象があり、長時間プレイするRPG用途でも飽きのこないカラーだと感じました。
良かった点
①主人公のメンツが豪華すぎる
まず、『界の軌跡』の良かった点をあげるとすると、主人公のメンツが豪華すぎる点があります。
主人公は下記の3人となっております。
- ヴァン・アークライド(黎の軌跡・主人公)
- リィン・シュバルツァー(閃の軌跡・主人公)
- ケビン・グラハム(空の軌跡3rd・主人公)
歴代の主人公たちがプレイアブルキャラとして、また操作できるというファンにとっては嬉しい要素でした。
ヴァンについては、2年ぶりの参戦となり、リィンは4年ぶり
ケビンにいったては、17年ぶりの参戦となります。
『空の軌跡3rd』が17年前っていうのが信じられないです。時が過ぎるのは早いですね!
そのため、リィンとケビンを「黎の軌跡」以降から実装されている「フィールドバトル」と「コマンドバトル」を切り替えて戦う独自のシステムで、操作できるだけで軌跡ファンにとっては大満足でした!
また、主人公以外にも歴代のキャラクターたちがプレイアブルキャラとして参戦したりとお祭り要素のある作品となっていました!
歴代キャラクターを久しぶりで使いたいという方にはオススメです!
②新システム「覚醒」が便利すぎる!
引用元:界の軌跡 プレイ画面
『黎の軌跡』から実装された「フィールドバトル」と「コマンドバトル」を切り替える独自のシステム。
1つ問題点を挙げるとするのであれば、最初はフィールドバトルが楽しくて戦闘楽しいって遊んでおりましたが、次第に雑魚敵とのバトルが長すぎて億劫になってきました。
しかし、『界の軌跡』から「覚醒」という一部のキャラクターのみブーストゲージを消費して、覚醒状態になるというシステムで、覚醒状態になると戦闘能力が大幅に上昇するため雑魚敵の処理が早く済みテンポ良くストーリーを進めることができました!
私はどちらかというと「軌跡シリーズ」のストーリーを楽しみたい派のため、このシステムについては大絶賛です!
唯一の欠点は、覚醒できるキャラばかりフィールドバトルで使用するため、キャラクターの使用率に偏りが出るくらいです。
全キャラ覚醒を使用できれば、完璧でした!
悪かった点
①ストーリーが薄すぎる
『黎の軌跡2』でも全く同じ感想をいだいておりましたが、とにかくストーリーが薄くて正直、主人公3人体制をやめてヴァン編のストーリーに特化させて、リィン編とケビン編をDLC(ダウンロードコンテンツ)にした方が良かったかなと感じました。
『黎の軌跡2』については、『黎の軌跡』のDLCで良かったとずっと思ってます笑
ストーリー構成の内訳についても、ヴァン編が6割でリィン編とケビン編が2割ずつという内訳のためおまけ感が凄いです。
少しネタバレになってしまいますが、最終章でまさかの合流しないという今までないパターンだったので最後までストーリーが独立していたため、DLCで良かったじゃんって感じです。
唯一合流するのは、プロローグとやり込み要素である黑の庭城(グリムガルテン)のみというまさかすぎる展開に驚きを隠せませんでした。
また、ストーリーについても肝心のヴァン編が一番薄くて面白くないという残念な出来でした。
しかも、終わり方が「打ち切り漫画かな?」というレベルの唐突な展開の連続で終始ついていけなかったです。
いい捉え方をすると、先の展開が全く予想できないため次回作が楽しみな点です。
出来れば、次回作でスッキリ完結していただけると大変助かります!
正直、これ以上の引き延ばしは辛いです泣
②使い回しだらけの黑の庭城(グリムガルテン)
引用元:界の軌跡 プレイ画面
エンジョイ勢の私ですが、サブクエストはちゃんと消化したい派のため、黑の庭城(グリムガルテン)についてもちゃんと攻略しました。
しかし前作「黎の軌跡2」のお伽の庭城(メルヒェンガルテン)同様、ステージの使い回しというか似たようなダンジョンを各章クリアごとに進める必要があるため、私としては辛かったです。
戦闘を楽しみたい勢ややり込み勢にとっては、素晴らしいシステムだと思いますが・・・・
個人的には、黑の庭城(グリムガルテン)を削って、メインのストーリーをもう少し充実していただければもっと良くなったのかなと感じました。
黑の庭城(グリムガルテン)で唯一良かった点は、「メメントオーブ」という色々なキャラたちの過去のエピソードが見れたり、コネクトピースの関係上見ることができなかったコネクトイベントを見ることができたりとストーリーを保管する要素もあり、そこは良かったです。
③シャードコマンド前提の難易度
引用元:界の軌跡 プレイ画面
「シャードコマンド」は、ブーストゲージを消費して様々な効果を受けれる『閃の軌跡3』にもあった「ブレイブオーダー」と似たようなもので、最初は懐かしのオーダーに歓喜しました。
しかし、ゲームをプレイしていくと、被ダメージを抑える「シャードコマンド」を使うのを忘れてたことにより、大ピンチに陥りました。何度も繰り返すうちにこのゲームはもしかして「シャードコマンド」前提の難易度だと気づきました。
そのため、「シャードコマンド」を使用するためのブーストゲージを貯めるゲームだと確信して、ブーストゲージを増加するキャラクターはレギュラー確定です笑
個人的には大好きなキャラのエレインとクロウがブースト加速持ちだったため、自分的には大満足でしたが笑
そして「シャードコマンド」の最大の問題点は、キャラごとに「シャードコマンド」の効果が決まっているところです。
その仕様のせいで、章によっては誰も被ダメージを抑える「シャードコマンド」がないという絶望的な状況に陥ります。
私は難易度NORMALでプレイしてましたが、ライトゲーマーには厳しい戦いでした笑
唯一の救いは、ホロウコアという装備アイテムの一部に「シャードコマンド」付のものがあり、そのホロウコアを付け替えて無理やり被ダメージを抑えられところです。
④絶望の導力ロック
引用元:界の軌跡 プレイ画面
もしかして、私だけかもしれませんが、導力ロックがかかっている宝箱を開けるためのハッキング作業が苦痛すぎました。
正直、導力ロック付の宝箱を見るだけで普通に落ち込みます。
ハッキングといっても、キャラを操作してスタート地点からゴール地点を目指す単純なものですが、迷路になっており、初見殺しの連続です。
しかも全く面白くないですし、時間制限もあるため普通に焦ります。
最悪導力ロック付の宝箱をスルーしても、「掘り出し物」の商品としてショップに並ぶことがあるので、そこは良かったです。
まとめ|『界の軌跡』はシリーズファン向けの重要作
『界の軌跡』は、歴代主人公たちが集結する豪華な作品であり、軌跡シリーズを長年追ってきたファンにとっては見逃せない一本です。新システム「覚醒」による戦闘テンポの向上など、遊びやすさの進化も感じられる作品でした。
一方で、ストーリーのボリューム不足や続編前提の構成、使い回し要素の多さなど気になる点も多く、単体作品としての満足度はやや控えめという印象です。
特に本作はシリーズ知識が前提となる場面が多いため、これから軌跡シリーズを始める人にはややハードルが高い作品と言えるでしょう。
これから軌跡シリーズに触れてみたい方は、フルリメイク版『空の軌跡 the 1st』から始めるのがおすすめです。シリーズの原点を現代的なグラフィックとシステムで体験できるため、初めての人でも入りやすくなっています。
『界の軌跡』は完璧な作品ではありませんが、今後の展開につながる重要な一作であることは間違いありません。
軌跡シリーズの未来を見届けたい人には、ぜひプレイしてほしい作品です。
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