『BUNGO―ブンゴ―』の中学生編を読み終えたものの、続編となる『BUNGO―unreal―』はまだ購入していない。
「中学生編だけでも十分に楽しめた」「高校編は巻数が増えてからまとめて読みたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、前作を最後まで読んだ方にこそ、『BUNGO―unreal―』は読んでほしい続編です。
石浜文吾と野田幸雄が中学時代から目指してきた甲子園へ、ついに挑戦します。
前作で積み上げられた選手たちの成長、人間関係、ライバルとの因縁が高校野球という舞台で新しい形へ変わるため、全41巻を読んできた人ほど楽しめる作品です。
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『BUNGO』は中学生編だけでも全41巻あったよね。高校編まで読むか迷っているんだけど、本当にここから面白くなるの?
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前作が面白かったなら、高校編も読むべきだと思います。中学生編で準備されてきたものが、ようやく甲子園という本来の舞台で動き始めます!
本記事では、『BUNGO―unreal―』を前作読者におすすめしたい4つの理由と、購入前に知っておきたい点を紹介します。
※本記事には、『BUNGO―ブンゴ―』全41巻と『BUNGO―unreal―』序盤のネタバレが含まれています。試合結果や物語の重要な結末には触れていません。
『BUNGO―ブンゴ―』をまだ最後まで読んでいない方や、作品全体の魅力を知りたい方は、以下のレビュー記事からご覧ください。

結論|前作を読んだ人なら『BUNGO―unreal―』も読むべき
『BUNGO―unreal―』は、前作の人気を受けて後から作られた番外編ではありません。
石浜文吾と野田幸雄が、中学時代から目指してきた甲子園へ挑戦する正統続編です。
前作では、野球経験のなかった文吾が静央シニアへ入り、仲間やライバルから多くのことを学びながら、中学世代を代表する投手へ成長しました。
一方の幸雄も、最初は文吾を自分の相棒に選ぼうとしていましたが、やがて「文吾から選ばれる打者」になるために努力を重ねます。
全41巻を通して描かれてきた二人の関係が、高校野球という新しい舞台でどのように変化するのか。
中学生編で完成したように見えた文吾が、さらにどのような選手へ成長するのか。
その答えを描き始めるのが『BUNGO―unreal―』です。
私は中学生編を読んでいるときから、「高校生になった文吾と幸雄を早く見たい」と思っていました。
実際に高校編を読み始めると、全41巻の中学生編は終着点ではなく、二人が甲子園へ挑むための壮大なプロローグだったと感じます。
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全41巻も読んだのに、まだプロローグだったの?
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あくまで、甲子園への挑戦という意味ではね。中学日本一になった二人が、高校では甲子園5連覇という前人未到の目標に挑むんだ。
高校編はまだ始まったばかりですが、前作の続きが気になっているなら、巻数が増えるまで待たずに読む価値があります。
『BUNGO―unreal―』とは?高校野球を描く正統続編
『BUNGO―unreal―』は、二宮裕次先生による野球漫画『BUNGO―ブンゴ―』の高校生編です。
前作では、石浜文吾と野田幸雄が静央シニアで中学日本一を目指す姿が描かれました。
高校編では二人が東京の強豪・桜花高校へ進学し、「甲子園5連覇」という前人未到の目標へ挑みます。
前作と高校編の主な違いは、以下のとおりです。
| 項目 | 『BUNGO―ブンゴ―』 | 『BUNGO―unreal―』 |
|---|---|---|
| 主な舞台 | 静央シニア | 桜花高校 |
| 野球のカテゴリー | 中学シニア | 高校野球 |
| 文吾と幸雄の目標 | 中学日本一 | 甲子園5連覇 |
| 人間関係 | 地元の仲間と一緒に戦う | 仲間とライバルが再編される |
| 文吾の課題 | 理想の投球を完成させる | 身体の変化に対応して再構築する |
表のとおり、『BUNGO―unreal―』では物語の舞台が静央シニアから桜花高校へ移り、野球のカテゴリーも中学シニアから高校野球へ変わります。
文吾と幸雄の目標は中学日本一から甲子園5連覇へ。
地元の仲間と一緒に戦っていた中学生編とは異なり、高校進学によって仲間とライバルの関係も再編されます。
さらに、理想の投球を完成させた文吾には、身体の変化に対応しながら自分の投球を再構築するという新たな課題が待っています。
つまり、高校編は前作で築いたものを引き継ぎながら、舞台・目標・人間関係・文吾の課題が大きく変わる新章です。
紙の単行本では、『BUNGO―unreal―』第1巻から新しいシリーズとして刊行されています。
一方、電子版では『BUNGO―unreal― 1[BUNGO―ブンゴ― 42]』と表記されています。
紙版では「高校編の第1巻」、電子版では「シリーズ通算42巻」という扱いになっていますが、物語は前作第41巻からそのまま続いています。
タイトルと巻数は新しくなっても、これまでの成長や人間関係がリセットされるわけではありません。前作の積み重ねを残したまま、文吾たちの野球人生が次の段階へ進む正統続編です。
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舞台や目標は変わるけど、物語自体は前作から続いているんだね!
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そのとおりだよ。紙版は「高校編の第1巻」、電子版は「シリーズ通算42巻」と覚えておけば、読む順番に迷わないね!
『BUNGO』高校編から本番と感じた4つの理由

①石浜文吾と野田幸雄がついに甲子園へ挑む
『BUNGO―ブンゴ―』の物語は、文吾と幸雄の出会いから始まりました。
野球経験のなかった文吾は、幸雄との勝負をきっかけに本格的な野球の世界へ足を踏み入れます。
中学生になった文吾は幸雄を追って静央シニアへ入団し、吉見雅樹をはじめとする先輩や、全国の強敵と出会いながら投手として成長しました。
中学生編だけでも、一つの野球漫画として十分に満足できる物語です。
しかし、二人が本当に目指していた舞台は、中学野球の全国大会ではありません。
高校野球、そして甲子園です。
前作の終盤では、目標が甲子園出場や優勝にとどまらず、「甲子園5連覇」という前人未到の挑戦へ変わりました。
一般的な高校球児にとって、甲子園へ一度出場するだけでも簡単ではありません。
それを春と夏を含めて5季連続で制覇しようとする目標からは、文吾と幸雄が高校野球の常識を根本から変えようとしていることが伝わります。
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甲子園へ出場するだけじゃなく、5連覇を目指すの?いきなり目標が大きすぎない?
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確かに大きな目標だね。でも、中学時代に日本一の投手と打者になった二人だからこそ、次は誰も成し遂げていない記録へ挑もうとしているんだ。
中学生編では、文吾と幸雄が甲子園へ挑むために必要な実力と関係を築いてきました。
『BUNGO―unreal―』からは、その力が高校野球の強豪を相手にどこまで通用するのかが試されます。
全41巻を読んできたからこそ、二人が同じユニフォームを着て甲子園を目指し始める姿には特別な高揚感がありました。
②完成したはずの文吾が再び進化し始める
中学生編の終盤で、文吾の投手としてのスタイルは一度完成したように見えました。
自分だけの理想の一球を追い求め、圧倒的な反復練習によって身体へ技術を覚え込ませる。
文吾にしかできない投球が形になり、中学世代でも手がつけられない投手へ成長します。
このまま高校へ進学し、完成した投球で相手を圧倒していく展開を予想した方も多いのではないでしょうか。
ところが、高校編は文吾が順調に成長した状態から始まりません。
病気によって野球ができない期間が生まれ、さらに身長が約10cm伸びたことで、これまで身体へ覚え込ませてきた投球感覚も大きく変化します。
反復練習によって完成させた投球を、そのまま使用できる状態ではなくなりました。
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せっかく中学生編で完成したのに、また最初からやり直すの?
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一度失ったからこそ、以前と同じ文吾には戻らないと思います。投げられない期間に身につけた知識が、新しい武器になりそうです!
文吾は、野球ができない期間を何もせずに過ごしたわけではありません。
中学時代に敵として戦った同世代のライバルたちから、野球について教えてもらいます。
これまでの文吾は、自分の理想とするボールを投げることへ強い関心を持つ一方で、野球全体への理解が深い選手ではありませんでした。
しかし、中学生編の終盤からは、打者が何を考えているのか、どのような配球なら相手を抑えられるのかまで考え始めます。
その成長の片鱗が、高校編ではさらに大きくなりました。
圧倒的な感覚と反復練習で投げていた文吾が、打者心理や試合全体まで理解して投球するようになれば、これまで以上に攻略が難しい投手になるでしょう。
さらに、野球全体への理解が深まったことで、投手以外の可能性も広がっています。
打者や野手として一流になれるかは、現時点では分かりません。
それでも、自分の投球にしか興味を示さなかった文吾が、別の視点から野球を学び始めたことには大きな意味があります。
完成した投手がそのまま無双するのではなく、一度感覚を失い、知識を加えて新しい選手へ生まれ変わる。
中学時代でも怪物だった文吾が、高校の3年間でどこまで成長するのか、まったく予想できません。
③前作のライバルが仲間になり、チームメイトが敵になる
高校編の大きな魅力が、中学生編で築かれた人間関係の再編です。
静央シニアで一緒に戦った選手が、全員同じ高校へ進学するわけではありません。
同じユニフォームを着ていたチームメイトが別々の高校へ進み、今度は甲子園出場を懸けて戦う可能性があります。
文吾の長所だけでなく、弱点や考え方まで知っている元チームメイトが、敵として打席へ立つ。
中学時代に頼りになった選手ほど、高校編では恐ろしい相手になるでしょう。
反対に、中学時代に激闘を繰り広げたライバルの一部は、文吾や幸雄と同じ桜花高校へ進学します。
誰が同じ高校へ進むのかは、初めて読むときの驚きを残すため、ここでは詳しく紹介しません。
ただ、私は桜花高校のメンバーを見たときに、「この選手まで文吾たちと同じ高校なのか」と驚きました。
前作で進学先につながる描写があった選手だけでなく、同じチームになるとは予想していなかった選手も含まれています。
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中学時代に戦ったライバルが仲間になるなら、桜花高校は最初から最強チームじゃないの?
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能力だけを見れば強力ですが、個性的な選手が集まりすぎています。全員が一つのチームとしてまとまれるかは、むしろ心配になるほどです!
実力者を集めれば、必ず強いチームになるとは限りません。
中学時代に敵だった選手同士には、それぞれの考え方や譲れない立場があります。
文吾と幸雄を中心にまとまるのか。
誰がエースや主力の座をつかむのか。
同じチームになったことで、新しい競争や衝突が生まれる可能性もあります。
前作のライバルが仲間になり、仲間だった選手が敵になる。
中学生編で完成した人間関係を一度組み替えられることが、高校編ならではの面白さです。
④文吾と上の世代が対決する可能性がある
前作では、物語の序盤から文吾たちが中学3年生になるまで、時間が大きく進みました。
そのため、文吾より上の世代にいる選手たちとの対決は、同世代のライバルほど多く描かれていません。
名前や実績は登場していても、実際のプレーがほとんど描かれていない選手もいます。
高校編では、文吾が1年生として入学したことで、上級生と同じ大会へ出場できるようになりました。
特に高校1年の夏は、中学生編で先に高校へ進んだ選手たちと公式戦で対決できる貴重な時期です。
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上の世代といえば、文吾を投手として育てた吉見先輩もいるよね?
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もちろんいるよ。かつて教わる側だった文吾が、吉見先輩と同じ舞台で戦えるところまで成長したんだ。
吉見雅樹は、静央シニアのエースとして文吾へ多くのことを教えた選手です。
文吾の才能を認めて育てながら、自分のエースとしての立場や夢を譲ることはありませんでした。
中学生編では同じチームの先輩と後輩でしたが、高校では別々の目標を持つ選手として対決する可能性があります。
文吾の投球を誰よりも近くで見てきた吉見が、敵としてどのような反応を見せるのか。
反対に、文吾が尊敬する先輩へ、成長した姿をどのようにぶつけるのか。
現時点で対決が確定しているわけではありませんが、中学生編を読んできたからこそ想像できる注目カードです。
同世代の怪物たちだけでなく、文吾より先に高校野球へ進んだ上の世代まで対戦相手になる。
これまで描き切れなかった世代との対決に期待できることも、『BUNGO―unreal―』を読み続けたい理由です。
『BUNGO―unreal―』を購入する前に知っておきたい点
『BUNGO―unreal―』は前作読者におすすめできる続編ですが、購入前に知っておきたい点もあります。
高校編はまだ始まったばかり
『BUNGO―unreal―』は、まだ高校編が始まったばかりの作品です。
桜花高校へ入学したからといって、すぐに甲子園本戦の試合が始まるわけではありません。
新しいチームメイトとの関係、文吾の身体の変化、レギュラー争いなど、高校野球へ挑むための準備も描かれます。
最初から甲子園での激闘だけを読みたい方には、物語の進み方がゆっくり感じられる可能性があります。
一方で、チームが完成するまでの競争や人間関係も『BUNGO』の魅力です。
静央シニアが個性的な選手たちの集まりから一つのチームになったように、桜花高校のメンバーがどのようにまとまるのかも楽しみの一つだと思います。
完結まで一気読みできない
中学生編は全41巻で区切りを迎えているため、最後までまとめて読めます。
しかし、高校編は現在も連載中です。
続きが気になる状態で最新巻を待つことになるため、完結作品だけを一気読みしたい方には向いていない可能性があります。
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試合の途中で最新巻に追いついたら、続きが気になって仕方なくなりそう……。
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『BUNGO』は一つの試合が長くなることもあるので、待つのが苦手な方は注意が必要です。ただ、今から高校編を追いかけられる楽しさもありますよ!
最終話までまとめて読める作品を探している方は、以下の記事も参考にしてください。

前作を読んでいないと魅力を十分に味わいにくい
『BUNGO―unreal―』は、タイトルこそ新しくなりましたが、物語は前作から直接続いています。
登場人物の関係や、中学時代の試合で生まれた因縁について、最初から詳しく説明し直す作品ではありません。
前作を読まずに高校編から始めると、元ライバルが同じチームにいる驚きや、元チームメイトと戦う意味が伝わりにくくなります。
高校編を最大限に楽しみたい方は、『BUNGO―ブンゴ―』全41巻を読んでから進みましょう。
『BUNGO』が好きな人におすすめの漫画3選
『BUNGO』を読んで、投手の成長やライバルとの真剣勝負、野球に人生を懸ける選手たちの姿に引き込まれた方には、次の3作品もおすすめです。
同じ野球漫画でも、王道の高校野球、孤独な天才と仲間の青春、才能がもたらす苦しみと、それぞれ異なる角度から野球の面白さを味わえます。
ダイヤのA|名門校でエースの座を争う王道高校野球漫画
『BUNGO』高校編のように、強豪校の中でポジションを争いながら甲子園を目指す物語が好きな方には、『ダイヤのA』がおすすめです。
主人公の沢村栄純は、独特なフォームとクセのあるボールを持つ投手。
名門・青道高校へ入学した沢村は、全国から集まった実力者たちに囲まれながら、自分にしか投げられないボールを磨いていきます。
しかし、同学年には剛速球を武器とする降谷暁がおり、試合に勝つだけでなく、チーム内でもエースの座を争わなければなりません。
実力があっても試合に出られるとは限らない。
仲間であっても、マウンドを譲ることはできない。
そんな強豪校ならではの競争が、沢村を少しずつエースへ成長させていきます。
主人公だけでなく、捕手や控え選手、対戦校のライバルにまで、それぞれ譲れない目標があることも本作の魅力です。
文吾の投手としての成長だけでなく、静央シニアの仲間や全国のライバルたちの物語にも引き込まれた方なら、夢中になって読めるでしょう。
スルガメテオ|孤独な天才投手が仲間と野球を始める
文吾のような規格外の投手が、仲間との出会いによって野球の世界へ進んでいく物語を読みたい方には、『スルガメテオ』がおすすめです。
主人公の駿河慧は、実家のバッティングセンターでピッチングマシンの代わりに投げ続けてきた内気な少年。
本格的な指導を受けた経験はありませんが、誰にも打てない時速160kmの剛速球「スルガメテオ」を投げる才能を持っています。
一人で壁当てを続けていた文吾と、バッティングセンターで黙々と投げていた駿河。
二人とも、チームで野球をする前から自分だけの環境で規格外のボールを身につけた投手です。
そんな駿河と出会うのが、野球への情熱で弱小の野球同好会を引っ張るキャプテン・甲斐陽人。
内気な天才投手と熱血キャプテンという正反対の二人が、仲間を集めながら甲子園を目指す展開には、文吾と幸雄が出会ったときに近いワクワクがあります。
『BUNGO』のような投手の成長物語が好きな方はもちろん、テンポが速く、真っすぐに熱い青春野球漫画を読みたい方にもおすすめです。
『スルガメテオ』を実際に読んだ感想や、作品の魅力と気になった点については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ダイヤモンドの功罪|才能がもたらす苦しみを描く異色の野球漫画
文吾の圧倒的な才能と、それによって変わっていく周囲の選手たちに注目して読んでいる方には、『ダイヤモンドの功罪』がおすすめです。
主人公の綾瀬川次郎は、どのスポーツをやっても簡単に活躍できてしまう天才少年。
本人が望んでいるのは、仲間と楽しくスポーツをすることです。
しかし、その才能があまりにも突出しているため、次郎と比較された選手が自信を失い、大人たちも本人の気持ちを置き去りにして期待を押しつけていきます。
『BUNGO』では、文吾の才能が幸雄や全国のライバルを刺激し、互いを成長させる力として描かれてきました。
一方の『ダイヤモンドの功罪』では、圧倒的な才能が周囲の努力や夢を壊してしまう危うさが描かれます。
才能があることは、本当に幸せなのか。
天才本人は、周囲から向けられる期待や嫉妬とどう向き合えばよいのか。
爽快な野球漫画というより、才能によって人間関係が少しずつ歪んでいくヒューマンドラマに近い作品です。
野球の試合だけでなく、天才と凡人の間に生まれる感情まで深く描いた作品を読みたい方におすすめします。
『ダイヤモンドの功罪』のあらすじや、読んで感じた次郎の苦しさについては、以下のレビュー記事で詳しく紹介しています。

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同じ天才投手が登場する野球漫画でも、作品によって才能の描き方がまったく違うんだね!
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そうだね。王道の高校野球なら『ダイヤのA』、熱い青春なら『スルガメテオ』、才能が生む苦しみまで読みたいなら『ダイヤモンドの功罪』がおすすめだよ!
まとめ|文吾と幸雄の甲子園への挑戦はここからが本番
『BUNGO―unreal―』は、タイトルこそ変わりましたが、前作第41巻から物語を引き継ぐ正統続編です。
舞台は中学シニアから高校野球へ移り、文吾と幸雄は桜花高校で「甲子園5連覇」という前人未到の目標へ挑みます。
高校編の文吾は、完成された投手として無双するわけではありません。
身体の変化に対応しながら投球を再構築し、かつての仲間やライバル、上の世代の選手たちと新たな関係を築いていきます。
中学生編で積み重ねてきた全41巻の経験と人間関係があるからこそ、高校編での再会や対決には大きな意味があります。
私は高校編を読み始めて、文吾と幸雄の物語は終わるどころか、二人が甲子園へ挑むための本当のスタート地点に立ったのだと感じました。
第41巻まで読んだ方なら、ここで止まってしまうのはもったいありません。
文吾と幸雄が高校野球でどこまで成長し、甲子園5連覇という大きな目標へどう立ち向かうのか、ぜひ『BUNGO―unreal―』で見届けてください。
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中学生編を最後まで読んだ人にこそ、高校編へ進んでほしいです。文吾と幸雄が目指してきた甲子園への挑戦は、ここからが本番ですよ!
また、『BUNGO』のように夢中になれる次の作品を探している方は、以下の総合ページもご覧ください。
実際に読んだ漫画やライトノベル、視聴したアニメの中から、面白かった作品をジャンルやテーマ別に紹介しています。

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