『ゼロとヒャク』はどんなバスケ漫画? 両手打ちの主人公が気になるけれど、どこが面白い作品なのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
私が本作で一番好きなのは、周囲に否定された自分のスタイルを、勝つための武器に変えていくところです。
両手打ちのシュートに特化したゼロと、ストリートスタイルで別格の実力を見せるヒャク。対照的な二人の出会いによって、選手としての可能性も、チームの雰囲気も変わっていきます。
個性的な選手が集まり、チームが強くなっていくスポーツ漫画が好きな方には、特におすすめです。
この記事では、二人それぞれの魅力と、仲間がそろっていく面白さを、私の感想を交えて紹介します。
-150x150.png)
最初から別格のヒャクがいたら、ゼロの出番がなくなっちゃわない?
-150x150.png)
そこで面白いのが、ヒャクとの出会いによってゼロのシュートを生かす幅も広がるところです。強い相棒がいるからこそ、自分の武器でどう戦えるのかに注目してみてください。
『ゼロとヒャク』はどんな漫画?
『ゼロとヒャク』は、江戸翔一朗先生による、両手打ちとストリートスタイルのコンビを描く青春バスケ漫画です。「週刊少年マガジン」で連載が始まりました。
物語の中心は、高校1年生の静華零、通称ゼロ。
身長や力に恵まれず、両手打ちでシュートを放つ選手ですが、そのシュートには抜群の正確さがあります。
ところが、周囲からは自分のスタイルを認めてもらえず、チームメイトにも馬鹿にされ、心が折れかけていました。
そんなゼロの前に現れたのが、ストリートスタイルの転校生・美阪百、通称ヒャクです。
ヒャクとの出会いによって、ゼロは自分のシュートを生かす可能性を見いだし、両手打ちを貫く覚悟を決めていきます。
自分の武器を信じられなくなっていた選手が、相棒との出会いによって再び前を向く。ここから、二人とチームの物語が動き出します。
-150x150.png)
自分の得意なことを周りに否定されたら、好きなバスケでも自信をなくしちゃいそうだね…。
-150x150.png)
だからこそ、ゼロが両手打ちを貫こうと決める姿に熱くなります。ヒャクに可能性を広げてもらったうえで、ゼロ自身がどう前を向くのかも見どころですよ。
『ゼロとヒャク』の魅力と感想
本作は、強い選手が活躍する爽快感に加えて、その選手の個性がチームの中で生きていく過程も楽しめます。
私が特に面白いと感じたのは、ゼロの極端な能力と、それを引き出すヒャクの存在。そして、二人の熱意に仲間が集まってくるところです。
条件を整えれば外さない!ゼロの一点突破型の能力が面白い
ゼロの面白さは、得意なことと苦手なことがはっきりしている点です。
力が足りず、両手打ちでなければゴールに届かない。一方で、自分のシュート範囲内で、自分のリズムで打てれば外さないという、極端な強みを持っています。
引用元:ゼロとヒャク 1巻より
どんな状況でも得点できる万能な選手ではありません。それでも、条件さえ整えば、これほど頼りになるシューターはいないのではないかと思わせてくれます。
だから、ゼロを見るときは、シュートが入るかどうかだけでなく、「どうすれば自分のリズムで打てる状況を作れるのか」が気になるんですよね。
シュートを放つまでの工夫や、仲間との組み合わせにも意味が生まれる。ゼロの制約が、そのまま試合を楽しむポイントになっています。
私は、こういう一点突破型の選手が好きです。何でもできるわけではないのに、得意な形に持ち込んだ瞬間、相手にとって厄介な存在になるところが熱いです。
-150x150.png)
自分のリズムで打てたら外さないって、強すぎない!?
-150x150.png)
ただし、その範囲やリズムを確保する必要があります。強みがはっきりしているからこそ、そこへどうつなげるかも見どころになるんです。
別格のヒャクが、ゼロの可能性を広げてくれる
ゼロが一点突破型なら、ヒャクは超万能型。
ストリートスタイルを持ち、初登場から別格の実力を見せる選手です。私には、さまざまな能力が高い水準でそろった、王道の主人公のように映りました。
そんなヒャクの魅力は、自分が強いだけで終わらないところです。
ヒャクとの出会いによって、ゼロの両手打ちを生かせる幅が広がっていきます。それまで否定されていたスタイルに、別の可能性が見えてくるんですよね。
引用元:ゼロとヒャク 1巻より
一人では行き詰まっていたゼロが、ヒャクと組むことで、自分の武器をもう一度信じられるようになる。この相棒としての存在感が好きでした。
また、二人はチームを強くするだけでなく、それぞれ選手としても成長していきます。
ゼロの武器が磨かれる一方で、最初から強かったヒャクも進化する。読んでいると、二人ともどんどんバケモノみたいな性能になっていくので爽快です笑
タイプの違う二人が、それぞれの強みを伸ばしていく。ダブル主人公だからこそ、成長の楽しみも一つに絞られません。
-150x150.png)
ヒャクって、最初から強いのにまだ成長するの!? 相手チームからしたら、たまったもんじゃないね笑
-150x150.png)
ゼロを導くだけでなく、ヒャク自身も進化していくのがいいんですよね。二人のどちらにも、この先どんな選手になるのか楽しみがあります。
自分のスタイルを貫く二人が、元強豪のチームを変えていく
本作で私が熱いと感じたのは、ゼロとヒャクの覚悟が、周囲の選手まで動かしていくところです。
ゼロは、周囲から馬鹿にされ、自信をなくしかけていた両手打ちを、自分の武器として貫こうと決めます。
ヒャクとの出会いで可能性が広がっても、そのスタイルで勝負すると決めるのはゼロ自身。その決意があるから、シュートを決める場面にも気持ちが乗るんですよね。
そして、自分のスタイルを信じて戦う二人の姿に心を動かされ、クセは強いけれど頼りになる選手たちが集まってきます。
二人が所属するバスケ部は、かつて強豪と呼ばれたチーム。序盤はまだ二人以外の選手が目立たない印象でしたが、仲間が加わるにつれて、チーム全体への期待も膨らんでいきました。
主人公が強くなるだけでなく、その熱意によって仲間が集まり、チームも強くなっていく。この過程が面白いです。
一人加わるたびに、ゼロのシュートをどう生かせるのか、ヒャクと組んだらどんなプレーになるのかと、想像したくなります。
気づけば、「いつの間に、こんなに強そうなメンバーがそろったんですか」と言いたくなる布陣です笑
もちろん、選手がそろうだけで勝てるわけではありません。だからこそ、個性の強い仲間たちが一つのチームとしてどう戦うのか、続きが楽しみになります。
-150x150.png)
クセの強い選手ばっかりで、ちゃんとまとまるのかな? 強そうだけど、そこも気になるね!
-150x150.png)
それぞれのスタイルを、チームの勝利にどうつなげるかですね。仲間がそろった先にも、楽しみがあると思います。
『ゼロとヒャク』はどんな人におすすめ?
本作は、特に次のような方におすすめです。
- 一つの能力に特化した主人公が好きな方。
- 対照的な二人が組む、相棒ものを楽しみたい方。
- 個性的な選手が集まり、チームが強くなる展開が好きな方。
- 自分の武器やスタイルを貫く姿に熱くなる方。
購入前に意識したいのは、私が本作で楽しんだのが、選手たちの際立った能力と成長の爽快感だということです。
地道な練習や日常の描写を最も重視する方は、まず試し読みで、自分が求めるスポーツ漫画の雰囲気に合うか確かめてみてください。
また、今回の感想は、二人の出会いとチームが形になっていく過程を中心としたものです。物語全体の完成度や結末を評価したレビューではありません。
私としては、完成した強豪チームの活躍だけでなく、これから強くなるチームを追いかける楽しさに惹かれました。
『ゼロとヒャク』が好きな人におすすめの漫画
ゼロのように、得意なことと苦手なことがはっきりした選手や、自分の才能を生かす戦い方に惹かれた方には、次の作品もおすすめです。
バスケで独自の才能を発揮する主人公なら『ハナバス 苔石花江のバスケ論』
同じバスケ漫画で、自分ならではの強みを生かす主人公を楽しみたい方には『ハナバス 苔石花江のバスケ論』がおすすめです。
人付き合いが苦手な花江が、優れた観察眼をディフェンスに生かしていく作品です。体力面に課題がある一方で、相手の動きを見抜く力が際立ちます。
ゼロのシュートと花江のディフェンスでは武器が違いますが、得意なことがコートで大きな価値を持つ面白さが共通しています。仲間との関わりを通した成長も楽しみたい方に向いています。
▶ 『ハナバス 苔石花江のバスケ論』の感想|観察眼を武器に挑む女子バスケ漫画
自分が輝ける戦い方を見つける熱さなら『ディグイット』
自分の才能と向き合う過程が気になった方には、バレーボール漫画『ディグイット』もおすすめです。
アタッカーを目指していた主人公が、守備の才能に向き合い、リベロとしての道を見いだしていきます。
両手打ちを貫くゼロに対し、こちらは戦う役割を変える物語。選ぶ道は違っても、自分の強みで勝負する熱さがあります。
ただし、才能の差や挫折を描く重さもあるため、爽快感だけでなく、悔しさを力に変える主人公を楽しみたい方におすすめです。
▶ 『ディグイット』の感想|リベロとして戦う主人公の魅力を読む
一点突破の武器とチーム作りを楽しむなら『アイシールド21』
ゼロのシュートのように、一つの突出した能力がチームの武器になる展開が好きな方には、『アイシールド21』がおすすめです。
気弱な主人公・小早川瀬那が、持ち前の俊足を生かしてアメリカンフットボールの世界で成長していく物語です。
面白いのは、主人公だけでなく、仲間にもそれぞれ得意分野があるところ。スピード、パワー、キャッチ力など、異なる強みを作戦によって組み合わせ、強敵に挑みます。
一人では届かない相手にも、自分の武器と仲間の力で勝負する。『ゼロとヒャク』で個性的な選手が集まる過程にワクワクした方なら、こちらのチーム作りも楽しめると思います。
▶ 『アイシールド21』のレビュー|俊足の主人公と、個性を生かす戦略の魅力を読む
まとめ|自分の武器を信じる二人と、強くなるチームを追いかけたい
『ゼロとヒャク』は、両手打ちのゼロとストリートスタイルのヒャクが、自分たちの武器を信じて戦うバスケ漫画です。
私が特に好きだったのは、否定されていたゼロのスタイルに可能性が生まれ、その覚悟が周囲の選手まで動かしていくところでした。
二人の成長に加えて、クセの強い仲間がそろっていくチーム作りも面白いです。これからどんな相手と戦い、どんな組み合わせを見せてくれるのか、期待が膨らみます。
一点突破型の主人公や、個性を生かして強くなるチームが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
ほかにも、キャラクターの成長や熱い勝負を楽しめる作品を探したい方は、漫画・アニメ・ラノベのおすすめガイドもご覧ください。
▶ 漫画・アニメ・ラノベおすすめガイド|感想やテーマから次の作品を探す
この記事を読んだ人におすすめの記事






