『ポケモン シャイニングパール』は、2006年に発売された『ポケットモンスター パール』のリメイク作品です。
私自身、原作の『ポケモン パール』を約20年前にプレイしていたのですが、本作については発売当初から気になっていたものの、なかなか購入には至りませんでした。
というのも、発売当時は不具合や追加要素の少なさなどから、あまり評判が良くなかったからです。
そのため、
「本当に面白いのだろうか?」
「思い出補正だけで楽しめる作品ではないのか?」
と少し不安に感じていました。
しかし、実際にプレイしてみると、その印象は良い意味で大きく変わりました。
経験値共有システムや秘伝技の仕様変更によって冒険は非常に快適になっており、原作を知っているからこそ感じられる進化も数多くありました。
もちろん、気になる点もいくつかありましたが、それを踏まえても十分楽しめる作品だったと思います。
今回は、20年ぶりにシンオウ地方を冒険した私が、『ポケモン シャイニングパール』の良かった点や気になった点、不評と言われた理由などを詳しくレビューしていきます。
ゲームの評価基準について
本記事では、以下の5段階で評価しています。
あくまで私自身のプレイ体験に基づいたものですので、購入時の参考程度にご覧ください。
▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイしてほしい作品。
▪️Aランク・・・名作。人によってはSランクになってもおかしくない作品。
▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。
▪️Cランク・・・凡作。
▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。
『ポケモン シャイニングパール』とは?
『ポケモン シャイニングパール』は、2006年にニンテンドーDSで発売された『ポケットモンスター パール』をNintendo Switch向けにリメイクした作品です。
私自身、『ポケモン パール』は約20年前にプレイしていたのですが、本作を購入する前は正直かなり迷っていました。
というのも、発売当初はあまり評判が良くなく、
「追加要素が少ない」
「期待していた内容と違った」
といった意見をよく見かけていたからです。
また、原作は約20年前の作品ということもあり、
「流石に今プレイすると古さを感じるのではないか」
という不安もありました。
ですが、実際にプレイしてみると、その印象はかなり変わりました。
原作の良さをしっかり残しながらも、
- 手持ち全員に経験値が入るシステム
- 秘伝技を覚えさせる必要がないシステム
- ボックスの利便性向上
など、現在のポケモンシリーズの遊びやすさも取り入れられており、想像以上に快適にプレイすることができました。
特に私のように昔『ポケモン ダイヤモンド・パール』を遊んだことがある人であれば、懐かしさを感じながらシンオウ地方を冒険できる作品になっていると思います。
一方で、リメイク作品として見ると気になる部分もありました。
そのため、本作は
「完全新作レベルの追加要素を期待する人」よりも、
「ダイパを今の環境で快適に遊びたい人」に向いている作品だと感じました。
ポケモン シャイニングパールが不評と言われた理由
私が『ポケモン シャイニングパール』を購入する前に調べていた時は、本作に対して厳しい意見を見かけることが少なくありませんでした。
実際、発売当初は賛否両論の評価となっており、ダイパ世代のファンを中心に不満の声も上がっていました。
では、なぜ本作は不評と言われるようになったのでしょうか。
私が購入前に見かけた意見や、実際にプレイして感じたことも踏まえながら紹介していきます。
発売当初は不具合やバグが話題になった
まず大きな理由の一つが、発売当初の不具合やバグです。
私自身はアップデート後にプレイしたため大きな不具合に遭遇することはありませんでしたが、発売当初は進行に影響するものから見た目に関するものまで、様々な不具合が報告されていました。
そのため、ゲーム内容そのものよりも「バグが多いゲーム」という印象が先行してしまった部分があったように感じます。
現在ではアップデートによって改善されているため、これからプレイする人はそこまで心配する必要はないと思います。
リメイクとして追加要素が少なかった
次に多かったのが、リメイク作品としての追加要素が少ないという意見です。
本作は原作である『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』をかなり忠実に再現した作品となっています。
そのため、原作を遊んでいた人からすると
「もっと新要素が欲しかった」
「現代向けに大きく進化してほしかった」
と感じた人も少なくなかったようです。
個人的には原作を久しぶりに遊ぶ感覚だったため大きな不満はありませんでしたが、完全新作レベルの変化を期待していた人ほど物足りなく感じたのかもしれません。
プラチナ要素を期待したファンが多かった
個人的に最も大きかった理由は、これだと思います。
ダイヤモンド・パールの後に発売された『ポケットモンスター プラチナ』では、様々な追加要素や改善が行われていました。
そのため、多くのファンは
「プラチナの要素も取り入れた決定版のリメイクになるのでは?」
と期待していたと思います。
しかし実際には、ベースとなったのはあくまでも『ダイヤモンド・パール』であり、『プラチナ』の要素は一部のみの採用に留まりました。
特に、プラチナのやり込み要素として人気だった「バトルフロンティア」が収録されなかったことは、多くのファンにとって残念なポイントだったのではないでしょうか。
私自身も子供の頃に挑戦していたバトルフロンティアを、大人になった今だからこそもう一度遊びたかったため、この点については少し残念に感じました。
『ポケモン シャイニングパール』|総合評価

| ストーリー | |
| ゲームシステム | |
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 発売元 | 株式会社ポケモン |
| 公式サイト | トップページ|『ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』公式サイト |
| クリア時間 | 20時間(殿堂入り時) |
『ポケモン シャイニングパール』は、総合評価としてBランクとさせていただきます。
正直、プレイ前は、
「発売当初はかなり不評だったみたいだし、本当に楽しめるのだろうか?」
という不安がありました。
特に本作は、発売当時にバグや不具合の話題をよく見かけていたほか、追加要素の少なさやプラチナ要素があまり採用されなかったことから、ダイパ世代のファンを中心に厳しい意見も多く見られました。
そのため、私自身も購入するかどうかかなり悩んでいました。
しかし、実際にプレイしてみると、その印象は良い意味で変わりました。
原作で不便だった部分はしっかり改善されており、現代のポケモンシリーズらしい快適なシステムによって、20年ぶりのシンオウ地方をストレスなく冒険することができました。
特に、手持ち全体に経験値が入るシステムや、秘伝技をポケモンに覚えさせる必要がなくなった点は非常に快適でした。
原作では秘伝技用のポケモンを手持ちに入れていた記憶がありますが、本作では好きなポケモンだけで冒険できるため、パーティ編成の自由度が大きく向上しています。
また、簡単になりすぎているのかと思いきや、トレーナー戦は意外と歯ごたえがありました。
ジムリーダーやギンガ団幹部はもちろん、序盤のトレーナーでもしっかり戦術を組んでくるため、油断していると苦戦する場面もあり、最後まで楽しみながらプレイすることができました。
一方で、気になる点もありました。
ポケッチの操作性や自転車の使い勝手については、少しテンポの悪さを感じる場面がありました。
また、多くのファンが期待していたバトルフロンティアが収録されなかった点については、私自身も残念に感じています。
子供の頃にクリアできなかった施設へ、大人になった今だからこそ再挑戦したかったため、この点は本作の大きな惜しいポイントだと思いました。
ですが、それらを踏まえても、本作は十分楽しめる作品でした。
総じて『ポケモン シャイニングパール』は、
- ダイパを現代の環境で快適に遊べる
- 育成システムが遊びやすくなっている
- トレーナー戦にしっかり歯ごたえがある
- シンオウ地方の冒険を懐かしく楽しめる
という作品です。
発売当初の評価だけを見ると敬遠してしまうかもしれませんが、現在ではアップデートによって快適に遊べるようになっています。
また、タイミングによってはゲオセールなどで比較的安く購入できることもあり、低価格でポケモンシリーズを楽しめる作品としても魅力的です。
最新作のような大規模な新要素こそありませんが、
「ダイパを今の環境で快適に遊びたい人」には十分おすすめできる作品。
それが私の評価です。
実際に遊んで感じた良かった点
ここからは、実際に『ポケモン シャイニングパール』をプレイして感じた良かった点を紹介していきます。
本作は発売当初の評判だけを見ると不安になる部分もありましたが、実際にプレイしてみると快適に遊べるよう改善されている部分も多くありました。
特に個人的に良かったと感じたのは、
- 育成のしやすさ
- 秘伝技システムの改善
- トレーナー戦の歯ごたえ
上記の3点です。
経験値共有システムで育成が快適になった
個人的に最もありがたいと感じたのが、手持ちのポケモン全員に経験値が入るシステムです。
引用元:ポケモン シャイニングパール ゲーム画面
原作の『ポケモン パール』では、「がくしゅうそうち」を持たせたポケモンのみが戦闘に参加しなくても経験値を獲得できる仕様でした。
そのため、新しく育てたいポケモンがいる場合は、先頭に出して交代したり、「がくしゅうそうち」を持たせたりと少し手間がかかっていました。
また、パーティに加えたばかりのポケモンはレベル差が大きくなりやすく、育成のために野生ポケモンと何度も戦ったり、経験値稼ぎをしたりする必要がありました。
しかし本作では、戦闘に参加していないポケモンにも自動で経験値が入るため、無理なくパーティ全体を育成することができます。
特に冒険の途中で、
「このポケモン使ってみたいな」
と思った時に気軽にパーティへ加えられるのが非常に快適でした。
原作ではレベル差を考えると育成を躊躇することもありましたが、本作では自然とレベルが上がっていくため、様々なポケモンを使いながら冒険を楽しむことができます。
実際、私も旅の途中で何度かパーティメンバーを入れ替えながらプレイしていましたが、育成に苦労することはほとんどありませんでした。
また、このシステムは原作をプレイしていた世代だけでなく、最近のポケモンシリーズから始めた人にとっても遊びやすい仕様だと思います。
現在のポケモンシリーズでは、手持ち全員に経験値が入るシステムが当たり前になっています。
そのため、この仕様しか知らない世代が本作をプレイした場合でも違和感なく遊ぶことができ、逆に原作のような「がくしゅうそうち」前提の育成システムに戸惑うこともありません。
原作の良さを残しながらも、現代のポケモンシリーズの遊びやすさを取り入れているため、昔からのファンはもちろん、最近ポケモンを始めた人でも楽しみやすいシステムになっていると感じました。
一方で、このシステムによってゲーム全体の難易度が下がったと感じる人もいるかもしれません。
しかし、本作はトレーナー側の戦術も強化されているため、個人的にはそこまで簡単になった印象はありませんでした。
むしろ育成のストレスが減ったことで、より純粋に冒険やバトルを楽しめるようになったと感じています。
ビッパの話は「アシカが選ぶ印象に残った思い出ベスト3」で使う方が活きるので、ここでは削った方がまとまりますね。
修正版はこちらです。
秘伝技要員が不要になり自由にパーティを組めるようになった
本作をプレイしていて、原作との違いを特に実感したのが秘伝技の仕様変更です。
原作の『ポケモン パール』では、「いわくだき」「かいりき」「きりばらい」「なみのり」などの秘伝技をポケモンに覚えさせなければ冒険を進めることができませんでした。
そのため、本来覚えさせたい技を諦めて秘伝技を覚えさせたり、秘伝技専用のポケモンを手持ちに入れたりしていた人も多いのではないでしょうか。
私自身も当時は、戦力として使うわけではないものの、冒険を進めるためだけに秘伝技要員のポケモンを手持ちに入れていた記憶があります。
特にダイヤモンド・パールは必要になる秘伝技の数も多かったため、気付けばパーティの自由枠がどんどん減ってしまい、
「本当はこのポケモンを使いたいのに入れられない」
と感じることも少なくありませんでした。
しかし本作では、秘伝技が必要な場面になると野生のポケモンが代わりに手伝ってくれる仕様へ変更されています。
そのため、手持ちのポケモンに秘伝技を覚えさせる必要がなくなり、好きなポケモンだけで冒険できるようになりました。
この変更は地味に見えるかもしれませんが、個人的には本作の快適さを大きく向上させている要素だと思います。
技構成を考える際も、
「この技を覚えさせたいけど秘伝技を消せない」
と悩むことがなくなり、純粋にバトルで使いたい技だけを覚えさせることができます。
また、パーティ編成の自由度も大きく向上しています。
原作では秘伝技要員を考慮して手持ちを決める必要がありましたが、本作では完全に自分の好きなポケモンだけで旅をすることができます。
実際にプレイしていても、
「このポケモンを使ってみたいからパーティに入れよう」
と気軽に決めることができたため、原作以上に様々なポケモンを使いながら冒険を楽しむことができました。
また、この仕様は最近のポケモンシリーズから始めた人にとっても遊びやすい変更だと思います。
昔のポケモンシリーズを遊んだことがない人からすると、
「冒険を進めるためだけに特定の技を覚えさせる」
というシステム自体に不便さを感じるかもしれません。
その点、本作では余計なストレスなく冒険に集中できるため、原作ファンだけでなく新規プレイヤーにも優しい仕様になっていると感じました。
原作では当たり前だった秘伝技要員という概念を無くし、好きなポケモンだけで自由に冒険できるようになったことは、本作の中でも特に評価したい改善点の一つです。
20年前に『ポケモン パール』をプレイしていた私だからこそ、この快適さを強く実感することができました。
トレーナー戦は想像以上に歯ごたえがあった
本作は、手持ち全員に経験値が入るシステムが採用されているため、
「原作よりかなり簡単になっているのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
実際、私自身もプレイ前はそう思っていました。
レベル上げがしやすくなったことで、原作よりも楽にクリアできるのではないかと考えていたのです。
しかし、実際にプレイしてみると、その印象は良い意味で裏切られました。
確かに育成面は快適になっていますが、その代わりにトレーナー側の戦術もかなり強化されています。
特にそのことを最初に実感したのが、ギンガ団幹部のマーズとの初戦でした。
序盤のボス戦ということもあり、そこまで苦戦しないだろうと思っていたのですが、
実際には「ねこだまし」でこちらの行動を封じてきたり、オレンのみで回復した後に「どろぼう」でこちらの持ち物を奪ってきたりと、かなり考えられた戦術を使用してきます。
当時プレイしながら、
「えっ、序盤からこんなにしっかり戦術を組んでくるの?」
と驚いたのを今でも覚えています。
その時に「今作のトレーナーは本気で勝ちに来ているな」と感じました。
その後もジムリーダーやギンガ団幹部との戦いでは、単純に強いポケモンを出してくるだけではなく、技の組み合わせや持ち物を活かした戦術を使ってくる場面が多くありました。
そのため、こちらも相手の戦術を考えながら戦う必要があり、最後まで緊張感のあるバトルを楽しむことができました。
もちろん、育成がしやすくなったことで原作より攻略しやすくなった部分はあります。
ですが、その分快適になった育成システムと強化されたトレーナー戦のバランスが上手く取れており、個人的にはちょうど良い難易度に感じました。
昔のダイヤモンド・パールを知っている人ほど、
「意外と手応えがあるな」と感じる場面が多い作品だと思います。
経験値共有システムによって快適になりながらも、バトルの面白さはしっかり残されている。
これも本作の魅力の一つだと感じました。
実際に遊んで気になった点
ここまで良かった点を中心に紹介してきましたが、もちろん気になる部分もありました。
個人的には全体的に満足度の高い作品でしたが、
- ポケッチの操作性
- 自転車の使い勝手
- バトルフロンティア未収録
については少し残念に感じました。
特に最後のバトルフロンティアについては、ダイパ世代だからこそ感じる惜しさもありました。
ポケッチの操作性は少し使いづらかった
本作で少し気になったのが、ポケッチの操作性です。
ポケッチは原作にも登場した便利機能で、冒険を進める上で様々な場面で使用します。
ただ、本作では機能を切り替える際に少し使いづらさを感じました。
私の場合、
「目的の機能に切り替えよう」と思ってボタンを押していると、
「あ、通り過ぎた」となることが何度もありました。
ポケッチの機能自体は便利なのですが、自分が使いたい機能へ素早くアクセスしにくいため、少しテンポの悪さを感じる場面がありました。
慣れてしまえばそこまで気にならないものの、個人的にはもう少し使いやすく改善されていたら嬉しかったです。
自転車の乗り降りが少し面倒
もう一つ気になったのが、自転車の仕様です。
最近のポケモンシリーズでは、ボタン一つで自転車へ乗り換えられる作品も多くなっています。
しかし本作では、大事なものへ登録して使用する必要があるため、自転車へ乗るまでに一手間かかります。
決して大きな不満ではありません。
ですが、移動速度を上げたい時に毎回操作が必要になるため、長時間プレイしていると少し気になる部分でした。
原作再現という意味では仕方ない部分かもしれませんが、快適性を重視するならワンボタンで切り替えられる仕様でも良かったのではないかと思います。
バトルフロンティアが収録されなかったのは残念だった
本作で最も残念だったのは、バトルフロンティアが収録されなかったことです。
バトルフロンティアとは、『ポケットモンスター プラチナ』で追加された高難易度のやり込みコンテンツです。
施設ごとに異なるルールが用意されており、通常のバトルとは違った楽しみ方ができる人気コンテンツでした。
本作は『ダイヤモンド・パール』のリメイク作品であるため、収録されなかった理由も理解できます。
ですが、多くのファンが期待していた要素の一つだったことも事実です。
私自身も子供の頃にバトルフロンティアへ挑戦していましたが、当時はなかなか攻略できませんでした。
だからこそ「大人になった今、もう一度挑戦してみたい」
という気持ちがありました。
もしバトルフロンティアが収録されていたら、本作の評価はさらに高くなっていたと思います。
ゲーム全体の完成度には満足していますが、この点だけは最後まで惜しいと感じた部分でした。
アシカが選ぶ印象に残った思い出ベスト3
ここまで良かった点や気になった点を紹介してきましたが、最後に私が『ポケモン シャイニングパール』をプレイしていて特に印象に残った出来事を紹介したいと思います。
20年ぶりのシンオウ地方ということもあり、懐かしい思い出だけでなく、思わず笑ってしまった場面や苦戦した場面も数多くありました。
その中でも特に印象に残った出来事ベスト3を発表します。
第3位 真のMVPは野生のビッパ一族
本作では秘伝技が必要な場面になると、野生のポケモンが代わりに手伝ってくれる仕様になっています。
プレイ前の私は、
「場所によって色々なポケモンが助けてくれるのかな?」
と思っていました。
しかし、実際に冒険を進めてみると、助けに来るのはほとんどビッパとビーダルです笑
木を切る時も、岩を砕く時も、川を渡る時も、
「またビッパだ!」
「今度はビーダルだ!」
という感じでした。
最初は少し驚きましたが、冒険を進めるうちに逆に愛着が湧いてきました。
シンオウ地方の冒険を陰ながら支えていた最大の功労者は、ディアルガやパルキアではなくビッパ一族だったのかもしれません。
個人的には本作のMVPです笑
第2位 ケーシィのチャージビームに絶望した話
序盤で特に印象に残ったのが、ポケモンスクールの生徒が使うケーシィとの戦いです。
当時の私はポッチャマを中心に育成していたのですが、このケーシィが予想以上に強敵でした。
チャージビームを連発されるたびに特攻が上がり、気付けばこちらがどんどん追い込まれていきます。
何度もポッチャマが倒され、
「こんな序盤でこんなに苦戦するのか……」
とかなり絶望しました。
それでも何とか勝利することができ、
「これだけ苦戦したんだから、きっとチャージビームのわざマシンが貰えるんだろうな」
と思っていました。
しかし実際にもらえたのは『ふるいたてる』のわざマシン。
その瞬間、
「そっちかーい!」
と思わず心の中でツッコミを入れてしまいました。
ちなみにチャージビームのわざマシンは最後のジムの勝利報酬です。
序盤で入手できていたら確かに強すぎるので納得ではあるのですが、当時はかなりショックでした。
第1位 チャンピオン・シロナの圧倒的強さ
今回の冒険で最も印象に残ったのは、やはりチャンピオン・シロナとの戦いです。
実は私にとってシロナは、少年時代のトラウマの一つでもありました。
原作の『ポケモン パール』をプレイしていた当時、初めてシロナに挑戦した際は相手ポケモンとのレベル差が10近くあり、全く歯が立ちませんでした。
何度挑戦しても勝てず、
「これは無理だろ……」と心が折れかけたのを今でも覚えています。
そのため、今回シロナと再戦する時は少し余裕がありました。
流石にあれから20年近く経っていますし、当時よりポケモンの知識も増えています。
レベル差もそこまで開いていなかったため、
「流石になんだかんだ勝てるだろう」
と思っていました。
ですが、その考えは完全に甘かったです。
確かにこちらも20年前より成長しています。
しかし、シロナはそれ以上に成長していました。
まずポケモン一体一体が非常に強力です。
さらに技構成もよく考えられており、持ち物までしっかりと対戦向けに調整されています。
戦っている途中から、
「これ本当にストーリーのラスボスか?」
と思うほどでした。
特に厄介だったのは、単純にレベルが高いだけではなく、それぞれのポケモンが明確な役割を持っていることです。
こちらの弱点を突く技はもちろん、回復や能力変化まで駆使してくるため、力押しだけではなかなか突破できません。
そして最後に立ちはだかるガブリアス。
当時も苦戦した記憶がありましたが、今回も見事に苦戦させられました。
戦闘中は何度も、
「これ勝てなくね?」と思いました。
それでも試行錯誤しながら戦い続け、なんとか勝利できた時の達成感は本当に大きかったです。
20年越しのリベンジ戦という意味でも、今回のシロナ戦は非常に印象に残るバトルでした。
育成システムが快適になった本作ですが、最後にはしっかりとチャンピオンが壁として立ちはだかってくれます。
だからこそ、勝利した時の喜びもひとしおでした。
個人的には、本作で一番記憶に残った名勝負です。
『ポケモンシャイニングパール』が好きな人にオススメの作品
①ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
『ポケモン シャイニングパール』でポケモンを育てながら冒険する楽しさに魅力を感じた人にこそプレイしてほしいのが『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』です。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、広大なパルデア地方を舞台に、自分だけの冒険を楽しめるオープンワールド作品となっています。
本作の魅力は、シリーズ初となる本格的なオープンワールドを採用したことによる圧倒的な自由度です。
『ポケモン シャイニングパール』では、ジムバッジを集めながら順番に各地を冒険していく王道のポケモン体験を楽しむことができました。
一方で、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、
「まずはあの街に行ってみよう」
「気になるポケモンを捕まえに行こう」
といったように、自分の好きな場所から自由に冒険を進めることができます。
そのため、同じポケモンシリーズでありながら、また違った冒険の楽しさを味わうことができます。
また、本作はポケモン集めの楽しさも大きく進化しています。
フィールド上を実際にポケモン達が歩き回っているため、
「このポケモンを捕まえたい」
と思ったら、そのまま近づいてバトルを仕掛けることができます。
そのため、従来作品以上にポケモン達が世界で生活しているように感じられました。
さらに、本作はストーリー面も非常に評価が高い作品です。
序盤はいつものポケモンシリーズらしい冒険が描かれていきますが、物語を進めるにつれて各キャラクターの背景や想いが明かされていきます。
特に終盤のシナリオはシリーズ屈指の完成度とも言われており、多くのプレイヤーから高い評価を受けています。
私自身もプレイしましたが、クリア後は
「まさかポケモンでここまで感動するとは思わなかった」と感じました。
育成面についても非常に遊びやすくなっています。
経験値共有システムはもちろん、ボックス管理や育成環境も大きく改善されているため、様々なポケモンを育てながら冒険を楽しめます。
また、テラスタルという新要素によってバトルの戦略性も向上しており、ストーリー攻略だけでなく対戦好きの人にもおすすめです。
『ポケモン シャイニングパール』で、
「久しぶりにポケモンって面白いな」
と感じた人であれば、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にも間違いなくハマれると思います。
昔ながらのポケモンらしさを残しながらも、新しい冒険の形へ進化した作品を遊んでみたい人におすすめの一本です。
②ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX
『ポケモン シャイニングパール』でポケモン達との冒険や絆に魅力を感じた人におすすめなのが『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』です。
本作は、2005年に発売された『ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊・青の救助隊』をNintendo Switch向けにリメイクした作品です。
実は原作の『赤の救助隊・青の救助隊』は、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が発売される約1年前に発売された作品です。
そのため、私のようにダイパ世代の人であれば、当時プレイしていたという人も多いのではないでしょうか。
最大の特徴は、主人公自身がポケモンになって冒険することです。
これまでのポケモンシリーズではトレーナーとしてポケモン達を育成していましたが、本作ではポケモンの視点で物語が進んでいきます。
そのため、いつもとは違った形でポケモンの世界を楽しむことができます。
また、本作はストーリーの評価が非常に高いことでも有名です。
仲間達と救助隊を結成し、様々な依頼をこなしながら冒険していくのですが、物語が進むにつれて予想外の展開が待ち受けています。
特に終盤のストーリーは感動的で、ポケモンシリーズの中でも屈指の名作と評価するファンも少なくありません。
さらに、仲間にしたポケモンと一緒にダンジョンを攻略していくため、育成やパーティ編成を考える楽しさもあります。
『ポケモン シャイニングパール』で懐かしい気持ちになった人であれば、本作も当時を思い出しながら楽しめると思います。
いつものポケモンとは少し違う視点から、ポケモン達との絆や冒険を楽しみたい人におすすめの作品です。
③空の軌跡 the 1st
『ポケモン シャイニングパール』でシンオウ地方を冒険する楽しさや、仲間と共に成長していく王道RPGの面白さに魅力を感じた人におすすめなのが『空の軌跡 the 1st』です。
本作は、日本ファルコムの人気RPGシリーズ『軌跡シリーズ』の第一作『英雄伝説 空の軌跡FC』をフルリメイクした作品です。
『ポケモン シャイニングパール』では、各地を巡りながらジムバッジを集め、少しずつ成長していく冒険を楽しむことができました。
一方、『空の軌跡 the 1st』でも、主人公のエステルとヨシュアが見習い遊撃士として各地を旅しながら成長していく王道の物語が描かれています。
そのため、「冒険している感覚」が好きな人には特におすすめです。
また、本作の魅力はストーリーの完成度の高さにあります。
複雑すぎない王道ファンタジーだからこそ物語へ入り込みやすく、気付けばエステル達の旅を夢中になって見守っていました。
さらに、登場キャラクター達の描写も非常に丁寧で、旅を続けるほど仲間への愛着も強くなっていきます。
戦闘についてもシンプルで分かりやすく、RPG初心者でも遊びやすい作りになっています。
そのため、『ポケモン シャイニングパール』のような王道RPGが好きな人であれば、問題なく楽しめると思います。
ポケモンとはジャンルこそ異なりますが、「世界を旅するワクワク感」や「仲間と共に成長していく物語」を楽しみたい人におすすめの作品です。
『空の軌跡 the 1st』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

まとめ|不評ほど悪くない良リメイク作品だった
『ポケモン シャイニングパール』は、発売当初こそ不具合や追加要素の少なさなどから賛否両論の評価となった作品です。
私自身も購入前は、
「本当に面白いのだろうか?」
という不安がありました。
しかし、実際にプレイしてみると、その印象は大きく変わりました。
経験値共有システムによる快適な育成環境や、秘伝技要員が不要になったことによる自由なパーティ編成など、原作で不便だった部分がしっかり改善されています。
また、トレーナー戦も想像以上に歯ごたえがあり、最後にはチャンピオン・シロナという強力な壁が待ち受けているため、最後まで楽しく冒険することができました。
もちろん、ポケッチの操作性やバトルフロンティア未収録など、惜しいと感じる部分もあります。
特にバトルフロンティアについては、子供の頃にクリアできなかったリベンジを期待していただけに少し残念でした。
それでも、20年ぶりにシンオウ地方を冒険した感想としては大満足です。
原作の良さを残しながら、現代のポケモンシリーズらしい快適さを取り入れたことで、懐かしさと遊びやすさを両立した作品になっていました。
また、タイミングによってはゲオセールなどで比較的安く購入できることもあり、コストパフォーマンスも非常に高い作品だと思います。
発売当初の評判だけで敬遠している人や、昔『ポケモン ダイヤモンド・パール』を遊んでいた人は、ぜひ一度プレイしてみてください。
きっと20年前とは違った形で、シンオウ地方の冒険を楽しめると思います。
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