『ブルーロック』では、300人の高校生ストライカーが世界一のエゴイストを目指して競い合い、多くの選手が脱落してきました。
序盤で姿を消えた選手もいれば、潔世一の成長に大きな影響を与えた選手、そして新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)でまさかの脱落となった人気キャラもいます。
この記事では、ブルーロックプロジェクト開始時から参加していた選手の中で、本編で試合描写があった脱落者のみを一覧で紹介します。
また、それぞれの脱落理由や印象的だった試合に加えて、「なぜ脱落したのか」「物語にどんな影響を与えたのか」についても、考察していきます。
『ブルーロック』の脱落シーンは、序盤から最新巻まで物語の至るところで描かれています。
特に成早や國神、凪などの重要な脱落シーンは、後から読み返すと新たな発見も多く、伏線やキャラクターの成長もより楽しめます。
これから一気読みしたい方や、脱落シーンを最初から振り返りたい方は、全巻セットでそろえるのもおすすめです。
ブルーロック脱落者一覧
ブルーロックでは、選考が進むたびに数多くのストライカーが夢半ばで脱落してきました。
一次選考ではチームの勝敗だけではなく、敗退したチームでも得点王であれば生き残れるという特殊なルールが採用されていました。
そのため、チームプレーだけではなく、「自分がゴールを奪う」というストライカーとしてのエゴが試される選考となっています。
しかし、二次選考以降は完全に個人の実力勝負へと変化。
実力が足りなければ、どれだけ活躍してきた選手でも容赦なく脱落していきます。
さらに『ブルーロック』は、人気キャラだから生き残るという”漫画のお約束”が通用しない作品です。
実際に、國神錬介や凪誠士郎といった人気キャラクターでさえ脱落を経験しており、「次に脱落するのは誰なのか」という緊張感が、ブルーロック最大の魅力の一つになっています。
まずは、これまで本編で脱落した選手を選考ごとに一覧で見ていきましょう。
| 選考 | 脱落者 |
|---|---|
| 入寮テスト | 吉良涼介 |
| 一次選考 | 大川響鬼・鰐間計助 |
| 二次選考 | 久遠渉・今村遊大・伊右衛門送人・成早朝日・國神錬介 |
| 三次選考 | 脱落者なし |
| 新英雄大戦 | 凪誠士郎・時光青志・鰐間淳壱・柊零次・日不見愛基・石狩幸雄・五十嵐栗夢 |
ここからは、それぞれの脱落シーンや敗退理由を振り返りながら、「なぜこの選手は脱落したのか」についても考察していきます。
個人的に『ブルーロック』が面白いと思う理由は、脱落が単なる敗北では終わらないことです。
成早朝日は潔世一を大きく成長させ、國神錬介はワイルドカードという新たな物語を生み出しました。
また、新英雄大戦では凪誠士郎のような人気キャラまで脱落し、「本当に誰が最後まで生き残るか分からない」という緊張感がさらに高まっています。
だからこそ、脱落者を振り返ると『ブルーロック』という作品の面白さや、潔たちが歩んできた成長の軌跡も改めて見えてくるのではないでしょうか。
入寮テスト
吉良涼介
ブルーロック最初の脱落者となったのが、“日本サッカーの至宝”と呼ばれていた吉良涼介です。
全国大会にも出場した実績を持つ有望株で、人柄も良く、まさに従来の日本サッカーが理想としてきた「好青年ストライカー」でした。
そのため、多くの読者は潔世一のライバルとして最後まで活躍するキャラクターだと思っていたはずです。
しかし、入寮直後に行われた鬼ごっこでは、潔が最後の一人になった吉良へボールを蹴り込み、その瞬間にブルーロックから脱落してしまいます。
物語が始まってわずか数話で、有望な選手が姿を消すという衝撃的な展開は、多くの読者に「この漫画は普通じゃない」と強烈な印象を与えました。
実際、このシーンこそブルーロックという作品を象徴する名場面だと私は思っています。
吉良は「仲間と協力して勝つ」というこれまでの日本サッカーの価値観を体現した選手でした。一方で、潔は最後の最後に「自分が生き残る」というエゴを選択します。
つまり、吉良の脱落は単なる一人目の敗退ではなく、従来の日本サッカーをブルーロックが否定した瞬間でもありました。
もしここで潔が吉良ではなく別の選手を狙っていたら、あるいは情に流されて最後までボールを蹴れなかったら、ブルーロックという作品はここまで人気になっていなかったかもしれません。
それほどまでに、吉良涼介の脱落は作品全体の方向性を決定づけた伝説のシーンだったと言えるでしょう。
一次選考
大川響鬼
大川響鬼は、熊本県大会得点王としてブルーロックへ招集されたストライカーで、一次選考ではチームYに所属していました。
チームYは、二子一揮が守備やゲームメイクを担当し、最後は大川が決めるという戦術を採用しており、大川はチームのエースストライカーとしてプレーしています。
しかし、この戦術はチームZとの試合で大きく崩れることになります。
潔世一に敗れたことで、二子は「人にゴールを決めさせるだけでは勝てない」と痛感。
そこから自らゴールを狙うスタイルへと覚醒し、大川にボールを集める戦術を捨てました。
結果として、チームYの得点王は二子となり、大川はブルーロックから脱落します。
個人的に、大川は決して実力不足で脱落した選手ではないと思っています。
むしろ不運だったのは、二子という天才が試合の中で進化してしまったことです。
ブルーロックでは、自分が成長し続けるだけでは足りません。ライバルがそれ以上のスピードで進化すれば、その瞬間に置いていかれてしまいます。
大川の脱落は、そんなブルーロックの過酷さを読者へ初めて強く印象付けたシーンの一つだったのではないでしょうか。
なお、大川が活躍するチームZ対チームY戦は単行本2巻に収録されています。
二子が”指示を出す司令塔”から”自らゴールを奪うストライカー”へ変わる瞬間や、潔が初めてブルーロックらしい勝利を掴む重要な試合でもあるため、改めて読み返してみると新たな発見があります。
鰐間計助(弟)
鰐間計助は、兄・鰐間淳壱との息の合ったコンビプレーを武器とするストライカーです。
一次選考ではチームWに所属し、双子のように息の合ったワンツーやポジションチェンジで相手を翻弄。
兄弟ならではの連携は完成度が高く、チームZも序盤は苦戦を強いられました。
しかし、ブルーロックで最後に評価されるのは、あくまでも「誰がゴールを決めたか」です。
チームWでは兄・鰐間淳壱がチーム得点王となったため、弟の計助はその時点で脱落が決定しました。
個人的に印象的だったのは、兄弟で力を合わせれば強いという”これまでのサッカー”が、ブルーロックでは通用しなかったことです。
兄弟だからこその連携は確かに大きな武器でしたが、それだけでは世界一のストライカーにはなれません。
たとえ実の兄弟であっても、最後はライバルとして結果を競わなければならないという残酷さが、このシーンには描かれていました。
なお、チームZ対チームW戦は単行本3巻に収録されています。
絶体絶命だったチームZが逆転へのきっかけをつかむ重要な試合でもあるため、物語序盤の中でも特に熱い一戦です。
鰐間兄弟の連携プレーもじっくり描かれているので、ぜひチェックしてみてください。
二次選考
久遠渉・今村遊大・伊右衛門送人
チームZで一次選考を突破した久遠渉・今村遊大・伊右衛門送人の3人は、二次選考で試合描写がないままブルーロックから脱落しました。
特に久遠は、チームW戦でチームを裏切るという衝撃的な行動を見せた一方で、最後は自ら犠牲になってチームZを救うという大きな見せ場があったキャラクターです。
あれだけ印象的なエピソードが描かれたにもかかわらず、二次選考では潔や凪たちのように成長を見せることなく姿を消してしまいました。
一方で、今村や伊右衛門はチームZを支えたメンバーではあったものの、潔・蜂楽・國神・千切のように「これだけは誰にも負けない」という武器を最後まで見せることはできませんでした。
個人的には、この3人の脱落はブルーロックという作品のリアルさを象徴していると感じます。
スポーツ漫画では、一度活躍した仲間は最後まで残ることも珍しくありません。
しかしブルーロックでは、一次選考を一緒に戦った仲間であっても、次のステージで実力が足りなければ容赦なく姿を消していきます。
だからこそ、潔たちが勝ち上がることの難しさや、ブルーロックという環境の過酷さがより際立って見えるのです。
特に久遠の脱落は、「一度の覚醒や活躍だけでは生き残れない」というブルーロックの厳しさを読者へ突き付けた瞬間だったのではないでしょうか。
成早朝日
成早朝日は、二次選考で馬狼照英とチームを組み、潔世一・凪誠士郎ペアと対戦しました。
試合は潔たちが勝利し、勝者が相手チームから1人を指名できるルールによって馬狼が選ばれたため、成早はそのままブルーロックから脱落します。
一見すると、実力差で敗れた選手という印象を受けますが、個人的には成早はブルーロックの中でも最も重要な脱落者の一人だと思っています。
成早には、凪のような天才的な才能も、馬狼のような圧倒的なフィジカルもありません。
それでも、自分にできることだけを磨き続け、「裏への抜け出し」と「相手の死角を突く動き」を武器に、天才たちへ必死に食らいついていました。
実はこの武器こそ、当時の潔に最も足りなかったものです。
試合中、潔は成早のプレーを観察し、その動きを自分の武器へと取り込むことで大きく進化します。
つまり、この試合は潔が成早に勝った試合ではなく、潔が成早という”教科書”から新たな武器を学んだ試合だったとも言えるでしょう。
個人的には、ブルーロック全体を通しても、潔が最も成長した試合はこの成早戦です。
もし成早と対戦していなければ、潔はここまで急成長できなかったかもしれません。それほどまでに、現在の潔世一を語る上で欠かせないターニングポイントになっています。
また、この試合では才能の残酷さも描かれています。
必死に努力を重ねた成早は、自分と同じ凡人だと思っていた潔が、自分の武器を吸収してさらに先へ進んでしまう姿を目の当たりにしました。
「努力した者が必ず報われるわけではない」というブルーロックの厳しさが、これほど胸に刺さる形で描かれた試合は他にないと思います。
なお、この名勝負は単行本7巻に収録されています。
潔が新たな武器を手に入れる瞬間はもちろん、成早の苦悩や葛藤まで丁寧に描かれているので、個人的にはブルーロックの中でも何度も読み返したくなるエピソードの一つです。
國神錬介
國神錬介は、ブルーロック序盤から活躍してきたチームZのエースストライカーの一人です。
左足から放たれる強烈なミドルシュートを武器に、潔や千切たちとともに一次選考を突破。
「正々堂々と戦うヒーロー」という信念を貫く姿は、多くの読者からも人気を集めていました。
しかし、二次選考で潔たちに敗れた後、御影玲王とともに2VS2マッチングルームへ進みます。
そこで待っていたのが、後にブルーロック最強クラスのストライカーとして描かれる士道龍聖でした。
結果は士道の圧勝。
圧倒的な得点能力を前に國神たちは敗北し、そのまま國神はブルーロックから脱落してしまいます。
個人的に、この脱落が衝撃的だった理由は「國神だったから」です。
主人公チームの主要メンバーであり、人気も高く、いかにも最後まで活躍しそうなキャラクターが、物語の途中であっさり脱落してしまいました。
この展開を見たとき、「ブルーロックは本当に誰でも脱落する作品なんだ」と感じた読者も多かったのではないでしょうか。
また、國神と士道はサッカーに対する考え方も正反対でした。
正義感を持ち、努力を積み重ねてゴールを狙う國神に対し、士道は本能のままゴールを奪う天才。
まるでヒーローと怪物がぶつかるような対決だったからこそ、國神の敗北はより印象に残るシーンになっています。
その後、國神はワイルドカード制度によって再びブルーロックへ戻ってきます。
ただし、再登場した國神は以前とは別人のようなプレースタイルと性格になっており、この脱落が彼にとって大きな転機だったことが分かります。
なお、國神が士道に敗れて脱落するまでの流れは単行本11巻に収録されています。
士道龍聖という規格外のストライカーが初めて本格的に実力を見せるエピソードでもあり、國神の運命を変えた名シーンでもあるので、個人的にも何度も読み返してしまう一冊です。
三次選考
三次選考は脱落者なし
三次選考は、それまでの選考とは異なり、U-20日本代表戦へ出場するメンバーを選抜するための選考として行われました。
そのため、この段階ではブルーロックから脱落する選手はおらず、全員が日本サッカーの未来を懸けた大一番へ向けて競い合うことになります。
個人的には、三次選考は「脱落者がいない選考」だからこそ特別な意味があったと感じています。
それまでのブルーロックは「生き残るための戦い」でしたが、この選考からは「日本を勝たせるための戦い」へと物語の目的が大きく変化しました。
そして、このU-20日本代表戦で勝利したことでブルーロックは正式に日本代表プロジェクトとして認められ、後の新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)へと物語が大きく動き出します。
つまり、脱落者こそいなかったものの、ブルーロックという作品にとっては新たなステージの幕開けとなる重要な選考だったと言えるでしょう。
新英雄大戦
凪誠士郎
凪誠士郎は、圧倒的なトラップ技術を武器とする天才ストライカーです。
サッカーを始めてわずか半年ほどにもかかわらず、常識では考えられないプレーを次々と披露し、ブルーロックでもトップクラスの実力者として活躍してきました。
そんな凪ですが、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)でまさかの脱落を迎えます。
個人的に、凪が脱落した最大の理由は「潔世一に一度勝ってしまったこと」だと考えています。
マンシャイン・シティ対バスタード・ミュンヘン戦で、凪は玲王との奇跡的な連携からスーパーゴールを決め、潔との勝負にも勝利しました。
しかし、その瞬間に「潔を倒す」という目標を達成してしまったことで、凪は次に目指すべきものを見失います。
もともと凪は、自分から何かを追い求めるタイプではありません。
玲王にサッカーへ誘われ、潔というライバルに出会ったことで才能を開花させてきた選手だからこそ、自分自身で新たな目標を設定することが苦手でした。
その結果、本来持っていた圧倒的な才能を発揮できなくなり、評価を落として脱落してしまいます。
ブルーロックでは「才能」だけではなく、才能を進化させ続けるエゴも求められます。
凪は誰もが認める天才でしたが、そのエゴを見失ったことで、皮肉にもブルーロックの思想に最も飲み込まれてしまった選手だったのかもしれません。
なお、凪が潔を超えるスーパーゴールを決めたマンシャイン・シティ戦は単行本20巻から描かれています。
凪の覚醒から脱落までの流れは、ブルーロックの中でも特に考察が盛り上がっているテーマです。
私は凪が脱落した理由や今後の復活の可能性についても詳しく考察しているので、興味がある方はぜひこちらの記事もあわせて読んでみてください。

時光青志
時光青志は、二次選考で糸師凛・蟻生十兵衛とともに「TOP3」の一人として登場したストライカーです。
圧倒的なフィジカルとスタミナを武器に、相手を力でねじ伏せるプレースタイルが特徴で、当時は潔たちが到底かなわない実力者として描かれていました。
しかし、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)では思うように評価を伸ばせず、最終的にブルーロックから脱落しています。
個人的に、時光の敗因は実力ではなくメンタル面だったと考えています。
フィジカルだけを見れば、最後まで生き残っていても不思議ではないほどの能力を持っていました。
それでも時光は、自信のなさや極端にネガティブな性格が最後まで改善されず、プレー中も「自分なんて……」と弱気になる場面が何度も描かれています。
ブルーロックでは、自分の武器を信じ、エゴを貫ける選手ほど成長していきます。
潔や凛、士道のような選手が結果を残してきたのも、自分のプレーを最後まで信じ切る強さがあったからでしょう。
一方で時光は、高い能力を持ちながらも、その能力を自分自身が信じ切れませんでした。
だからこそ、TOP3という肩書きを持っていたにもかかわらず、最終的には才能を十分に開花させることができなかったのだと思います。
時光の脱落は、「能力が高い選手が生き残る」のではなく、能力を武器として磨き続けられる選手が生き残るという、ブルーロックの厳しさを改めて感じさせる結果だったのではないでしょうか。
鰐間淳壱(兄)
鰐間淳壱は、一次選考でチームWの得点王となり、弟・鰐間計助を押しのけて生き残ったストライカーです。
兄弟ならではの息の合ったコンビプレーを武器に、チームZを苦しめた選手でもあり、一次選考では確かな実力を見せていました。
しかし、その後の本編では二次選考以降の試合描写がほとんどなく、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)の終了後に脱落が判明します。
個人的に印象的だったのは、「弟を犠牲にしてまで生き残った兄」が、最終的には同じ結末を迎えたことです。
一次選考では兄が得点王となったことで弟・計助は脱落しましたが、その兄も世界レベルの戦いが始まると通用せず、ブルーロックを去ることになりました。
ブルーロックでは、一つの選考を突破したからといって、その先も生き残れる保証はありません。
昨日までの成功や実績は次のステージでは何の意味もなく、常に進化し続けた選手だけが前へ進める世界です。
鰐間淳壱の脱落は、まさにその厳しさを象徴しているように感じます。
兄弟という強い武器を持ちながらも、それだけでは世界一のストライカーには届かなかった――そんなブルーロックらしい現実を見せてくれた選手だったと言えるでしょう。
柊零次
柊零次は、占いを好む独特な性格と、高い戦術眼を持つストライカーです。
冷静な状況判断やトラップ技術を武器としており、ブルーロックでも決して実力の低い選手ではありませんでした。
しかし、本編では試合描写がほとんどないまま、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)終了後に脱落が判明しています。
そのため、「どんな選手だったの?」と思った読者も多いのではないでしょうか。
実は柊の実力は、スピンオフ作品『ブルーロック -EPISODE 凪-』で詳しく描かれています。
エピソード凪では、持ち前の分析力や戦術眼を生かしたプレーを見ることができ、本編だけでは伝わりにくかった柊の強さや個性がよく分かります。
個人的には、柊は「登場するタイミングが少し遅かった選手」という印象です。
もし一次選考や二次選考でしっかり試合描写があれば、読者人気も今より高くなっていた可能性は十分あったと思います。
それだけに、本編で十分な見せ場がないまま脱落してしまったのは少しもったいなく感じました。
とはいえ、ブルーロックは人気や個性だけで生き残れる作品ではありません。
どれだけ能力があっても、世界レベルの戦いで結果を残せなければ脱落するという厳しさを、柊零次もまた体現した一人だったと言えるでしょう。
『エピソード凪』について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もあわせて読んでみてください。

日不見愛基
日不見愛基は、相手の心理を読みながらボールを奪うことを得意とするストライカーです。
優れた分析力と読みの鋭さを武器に、相手の隙を突いてボールを奪い、攻撃へつなげるプレースタイルが特徴でした。
しかし、本編では試合描写がほとんどないまま、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)終了後に脱落が判明しています。
そのため、「名前は知っているけど、どんな選手だったの?」と感じた読者も多いのではないでしょうか。
一方で、『ブルーロック -EPISODE 凪-』では試合シーンが描かれており、本編では見ることができなかった日不見の実力やプレースタイルを知ることができます。
個人的に、日不見はブルーロックの中でも珍しいタイプのストライカーだったと感じています。
ブルーロックでは「ゴールを奪う力」が何よりも重視されますが、日不見は相手の心理を読み、ボールを奪うことで試合の流れを引き寄せる能力に長けていました。
ただ、世界トップレベルの戦いでは、それだけでは生き残ることはできません。
どれだけ優れた守備や分析力を持っていても、最後は自らゴールという結果を残せる選手が評価される世界だからこそ、日不見もまた厳しい競争の中で脱落することになったのでしょう。
本編では試合描写が少なかった日不見ですが、『ブルーロック -EPISODE 凪-』では実際にプレーする姿が描かれており、本編では分からなかった強さや個性を楽しむことができます。
日不見をはじめ、本編では描かれなかった選手たちの試合も収録されているので、気になる方はぜひ『ブルーロック -EPISODE 凪-』1巻を手に取ってみてください。
本編とは違った視点からブルーロックの世界を楽しめる、おすすめのスピンオフ作品です。
石狩幸雄
石狩幸雄は、高校No.1の高身長を誇るストライカーです。
恵まれた体格を武器にブルーロックへ招集され、三次選考ではU-20日本代表戦のレギュラーを決める試合でプレーする姿も描かれました。
しかし、新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)では思うように評価を伸ばせず、最終的にブルーロックから脱落しています。
個人的に、石狩の脱落は「武器が一つだけでは世界では戦えない」というブルーロックらしい結果だったと感じています。
高校No.1の高身長は間違いなく大きな武器ですが、ブルーロックでは身長だけでは評価されません。
その武器をどう生かしてゴールを奪うのか、自分だけの強みとして進化させられるのかが重要であり、世界レベルの戦いでは高さだけでは足りなかったのでしょう。
また、石狩はバスケットボールもプレーしていることが明かされています。
これほどの高身長であれば、サッカーだけでなくバスケットボールでも十分活躍できる可能性があり、本人も「どちらの競技で進むべきなのか」と悩んでいたのかもしれません。
ブルーロックからは脱落してしまいましたが、その恵まれた身体能力は他の競技でも大きな武器になるはずです。
個人的には、サッカーとは違う道へ進んだとしても、石狩ならトップレベルの選手として活躍する未来は十分にあるのではないかと考えています。
五十嵐栗夢
五十嵐栗夢は、ブルーロック序盤から潔世一とともに戦ってきたチームZのメンバーです。
圧倒的な才能を持つ選手ではありませんでしたが、持ち前のしぶとさと諦めない精神で厳しい選考を勝ち抜き、ついに新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)の最終戦・ドイツVSフランス戦で公式戦デビューを果たしました。
試合では、自身の武器である「マリーシア(相手のファウルを誘う技術)」を発揮し、世界トップクラスの選手たちを相手にもしっかりと存在感を見せています。
しかし、それでも世界最高峰のストライカーたちとの実力差は大きく、最終的にはブルーロックから脱落することになりました。
個人的に、五十嵐はブルーロックの脱落者の中でも一番幸せな結末を迎えた選手だと思っています。
というのも、ブルーロックからは脱落したものの、日本のプロクラブからオファーを受けることに成功したからです。
もともと五十嵐は実家のお寺を継ぐことを望まれていましたが、プロサッカー選手になる夢を諦め切れずにブルーロックへ参加していました。
その夢を自分の力でつかみ取ったという意味では、ブルーロックでは敗者になったとしても、人生では間違いなく勝者だったと言えるでしょう。
なお、五十嵐が出場したドイツVSフランス戦は単行本29巻から描かれています。
長い間ベンチを温め続けた五十嵐が、ついに公式戦のピッチへ立つ姿は感慨深いものがあります。
最後まで諦めなかった彼の努力が実を結ぶ瞬間でもあるので、個人的にもぜひ読んでほしいエピソードです。
今後の脱落者予想
次に脱落するのは糸師凛?
ここからは、私の考察になります。
現在のブルーロックで、次に脱落する可能性が高いと考えているのが糸師凛です。
その理由の一つが、以前からファンの間で話題になっている「単行本表紙の背番号説」です。
ブルーロックでは、単行本表紙に背番号が描かれていない主要キャラクターとして、
- 國神錬介
- 凪誠士郎
- 糸師凛
の3人が挙げられていました。
そして実際に、國神と凪はブルーロックから脱落しています。
もちろん偶然の可能性もありますが、この法則が続くのであれば、次に該当するのは凛だけになります。
さらに、現在のU-20ワールドカップ編では、凛がグループリーグでスタメンから外れる展開になりました。
これまで絶対的なエースとして描かれてきた凛だけに、この采配には何か大きな意味があるようにも感じます。
個人的には、このまま一度ブルーロックから離脱する展開も十分あり得るのではないかと考えています。
そして、もし脱落したとしても、そのまま物語から退場するとは思っていません。
私が期待しているのは、決勝トーナメントで敗退した国の選手たちを集めた特別選抜チームのような形で凛が再登場し、日本代表と敵として戦う展開です。
凛は潔世一へのライバル心はもちろん、兄・糸師冴への強い執着も持っています。
だからこそ、日本代表の一員として共闘するよりも、「潔」と「冴」の前に最強の敵として立ちはだかる方が、凛というキャラクターの魅力を最大限に引き出せるのではないでしょうか。
もちろん、これはあくまで私個人の予想です。
ただ、ブルーロックはこれまで何度も読者の予想を裏切る展開を描いてきた作品です。
だからこそ、凛がどんな未来を選ぶのか、そして最後まで生き残るのは誰なのか――今後の展開からも目が離せません。
脱落者たちの物語は『ブルーロック -SIDE-B-』で再び動き出す
ブルーロックでは、一度脱落した選手の多くは本編から姿を消してしまいます。
しかし、彼らの物語はそこで終わりではありません。
新たに始まった『ブルーロック -SIDE-B-』では、吉良涼介や日不見愛基、柊零次といった脱落組が再び集結し、U-20ワールドカップ決勝トーナメントへ合流できる、わずか2枠を懸けた新たな戦いが始まります。
本編とは異なり、不乱蔦会長が主導する選抜ということもあり、これまでとは違った基準で選手たちが評価される点も大きな見どころです。
「脱落した選手たちが、このまま終わるのはもったいない」と感じていた方には、まさに見逃せない特別編と言えるでしょう。
SIDE-Bの参加メンバーや私が予想する生き残りメンバーについては、下記の記事で詳しく考察していますので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ
今回は、『ブルーロック』で脱落した選手たちを選考ごとに振り返りながら、それぞれの脱落理由や個人的な考察を紹介しました。
ブルーロックでは、実力者や人気キャラクターであっても容赦なく脱落するため、「次は誰が落ちるのか分からない」という緊張感が、作品最大の魅力と言えるでしょう。
また、脱落は単なる敗北ではなく、潔世一の成長につながった成早朝日や、新たな物語を生み出した國神錬介のように、その後の展開へ大きな影響を与えた選手も少なくありません。
さらに、新たに始まった『ブルーロック -SIDE-B-』では、脱落した選手たちにも再びスポットライトが当たり、新たな物語が描かれています。
だからこそ、一度脱落した選手たちを改めて振り返ると、本編では気付かなかった魅力や伏線も見えてくるはずです。
今後のU-20ワールドカップ編でも、新たな脱落者が生まれる可能性は十分にあります。
果たして最後まで生き残り、世界一のストライカーへ近づくのは誰なのか――。
これからのブルーロックの展開にも注目していきましょう。
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