『盛りあがらないデート』は、「本当に面白いの?」「どんな恋愛漫画なの?」と気になっている人も多い作品ではないでしょうか。
タイトルだけを見ると、デートが盛り上がらない地味な作品という印象を受けます。
しかし実際に読んでみると、その”盛り上がらなさ”こそが本作最大の魅力であり、シュールな会話劇と少しずつ距離を縮めていく二人の恋愛模様に、気付けば夢中になってしまいました。
この記事では、『盛りあがらないデート』を実際に読んだ感想をもとに、作品の魅力や気になった点をネタバレをできるだけ控えながら詳しくレビューします。
また、『盛りあがらないデート』が好きな人におすすめの恋愛漫画もあわせて紹介しているので、次に読む作品を探している方もぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 『盛りあがらないデート』のあらすじや作品情報
- 実際に読んで感じた魅力とおすすめポイント
- 購入前に知っておきたい気になった点
- 『盛りあがらないデート』が好きな人におすすめの恋愛漫画
『盛りあがらないデート』とは?【あらすじ・作品情報】
『盛りあがらないデート』は、マッチングアプリで出会った男女の「盛り上がらないデート」を描いたシュールな恋愛漫画です。
タイトルの通り、デート中の会話はどこか噛み合わず、気まずい空気が流れ続けます。
しかし、そんな二人の絶妙な距離感やテンポの良い会話劇がクセになり、気付けば続きを読みたくなる不思議な魅力があります。
シュールなギャグ漫画として笑える一方で、少しずつ距離を縮めていく二人の姿には思わず応援したくなる場面も多く、ギャグと恋愛のバランスが絶妙な作品です。
あらすじ(ネタバレなし)
主人公・黒井さんは、推しの結婚・引退をきっかけにヤケクソでマッチングアプリを始めます。
そこで出会ったのが、目立つことを極端に嫌い、不幸話を初対面のデートで語り始める灰田さんでした。
普通なら一度きりで終わってしまいそうな二人ですが、なぜか次のデートの約束を交わし、その後も不思議な関係が続いていきます。
終始デートらしい雰囲気にはならず、会話もどこかズレたまま。
それでも少しずつお互いを理解し、距離を縮めていく様子が本作の見どころです。
主な登場人物
①黒井さん
引用元:盛りあがらないデート 1巻より
本作の主人公。
推しの結婚・引退をきっかけにマッチングアプリを始めた男性です。
ブラックジョークを交えた独特な会話や、見栄を張るためについ話を盛ってしまう一面があり、クセの強いキャラクターながらどこか憎めない存在として描かれています。
②灰田さん
引用元:盛りあがらないデート 1巻より
黒井さんがマッチングアプリで出会うヒロイン。
人目を避けるように行動し、初対面にもかかわらず自身の不幸話を語り始めるなど、こちらもかなり個性的な人物です。
表情や仕草から見える素直な一面とのギャップも魅力となっています。
『盛りあがらないデート』は面白い?実際に読んだ感想
結論から言うと、『盛りあがらないデート』はタイトルから想像する以上にクセになる恋愛漫画でした。
正直、「盛りあがらないデート」というタイトルだけを見ると、地味な作品なのかなと思う人もいるかもしれません。しかし、実際に読んでみると、その“盛り上がらなさ”こそが本作最大の魅力です。
マッチングアプリで出会ったクセの強い二人が、噛み合わない会話や気まずい空気を繰り広げながらも、少しずつ距離を縮めていく様子が丁寧に描かれています。
シュールなギャグ漫画として笑えるだけでなく、忘れた頃に恋愛漫画らしい胸キュン要素も入ってくるため、気付けば二人を応援したくなっていました。
①タイトル通りなのに最後まで読んでしまう
本作はタイトル通り、本当にデートが盛り上がりません。
初対面にもかかわらず、灰田さんは黒井さんの死角から声をかけ、不幸話を延々と話し始めます。
一方の黒井さんも見栄を張ってすぐにバレる嘘をついたり、ブラックジョークを交えたりと、こちらも負けず劣らず個性的です。
普通の恋愛漫画なら距離が縮まるような会話が続きますが、本作では会話が噛み合わず、沈黙や気まずい空気が続く場面も少なくありません。
それでも不思議と飽きることはなく、「次はどんな気まずい空気になるんだろう」と続きが気になってしまいます。
ここまでタイトルを裏切らない作品は珍しく、まさに「盛りあがらないデート」を最後まで描き切っている点が、本作ならではの魅力だと感じました。
②「一回で終わるはずの二人」が続いていく面白さ
私が本作で最も面白いと感じたのは、「普通なら一度きりで終わる関係」が続いていくところです。
マッチングアプリを利用したことがある人なら、「初対面でここまで会話が噛み合わなかったら、次はないだろう」と感じる場面が何度も登場します。
それにもかかわらず、黒井さんと灰田さんはなぜか次のデートの約束をし、その後も関係を続けていきます。
だからこそ本作は、「現実ならフェードアウトして終わる二人が、そのまま関係を続けたらどうなるのか」という”IF”を描いた恋愛漫画として楽しめました。
恋愛漫画でありながら、「この二人は本当に付き合えるのだろうか?」というより、「次はどんなやり取りを見せてくれるのだろう?」という期待感でページをめくってしまう作品です。
③シュールな会話劇と恋愛描写のバランスが絶妙
一見すると、本作は恋愛漫画というよりシュールギャグ漫画に近い印象を受けます。
二人の会話はどこかズレていて、ブラックジョークや見栄を張った発言が飛び交うため、思わずクスッと笑ってしまう場面が続きます。
引用元:盛りあがらないデート 1巻より Screenshot
しかし、そのままギャグだけで終わらないのが本作の魅力です。
灰田さんがふと見せる嬉しそうな表情や、普段は飄々としている黒井さんが照れる姿など、恋愛漫画らしいシーンが忘れた頃に差し込まれます。
この緩急が絶妙で、「ギャグ漫画を読んでいたはずなのに、いつの間にか二人を応援していた」という気持ちになりました。
笑えるだけではなく、ちゃんと胸キュンできる恋愛漫画としても完成度の高い作品だと思います。
④気付けば何度も読み返したくなる中毒性
『盛りあがらないデート』は、一度読んで終わりではなく、何度も読み返したくなる作品です。
テンポの良い会話劇と短いエピソードが続くため、「少しだけ読もう」と思って開いたつもりが、気付けば何話も読み進めてしまいます。
また、一度結末を知った後に読み返すと、二人のちょっとした表情や会話の間に新たな発見があり、初読とは違った楽しみ方ができるのも魅力です。
シュールな笑いと恋愛要素のバランスが絶妙だからこそ、中毒性が高く、私自身も気付けば何度も読み返してしまいました。
もし「普通のラブコメには少し飽きてきた」「ちょっと変わった恋愛漫画を読んでみたい」と思っているなら、『盛りあがらないデート』はぜひ一度読んでみてほしい作品です。
『盛りあがらないデート』の気になった点
『盛りあがらないデート』は非常に面白い作品でしたが、人によっては好みが分かれそうだと感じた点もありました。
購入後に「思っていた作品と違った」とならないように、気になった点も正直に紹介します。
①シュールな作風なので好みは分かれる
本作最大の魅力は、タイトル通り「盛り上がらないデート」を描いていることです。
しかし、その魅力は裏を返せば、人によってはテンポが合わないと感じる可能性もあります。
一般的なラブコメのように、次々と笑えるギャグが続く作品ではなく、会話の間や気まずい空気、登場人物同士の絶妙な距離感を楽しむ作品です。
そのため、勢いのあるギャグ漫画やテンションの高い作品が好きな人は、最初は少し物足りなく感じるかもしれません。
とはいえ、この独特な空気感こそが『盛りあがらないデート』の魅力でもあるため、ハマる人は何度も読み返したくなる中毒性があります。
②派手な恋愛漫画を期待すると物足りない可能性がある
恋愛漫画と聞くと、急接近するイベントやドラマチックな告白シーンを期待する人もいるでしょう。
しかし、『盛りあがらないデート』はそうした王道ラブコメとは少し違います。
デート中も終始テンションは低く、大きな恋愛イベントが頻繁に起こるわけではありません。
むしろ、何気ない会話や表情の変化、少しずつ縮まっていく二人の距離感を丁寧に描いている作品です。
そのため、「刺激的な恋愛漫画を読みたい」という人には少し物足りなく感じるかもしれません。
一方で、登場人物同士の自然な関係性や、じっくり育まれていく恋愛模様が好きな人であれば、本作ならではの魅力を存分に楽しめると思います。
『盛りあがらないデート』が好きな人にオススメの作品
①スーパーの裏でヤニ吸うふたり
『盛りあがらないデート』で、不器用な二人が少しずつ距離を縮めていく恋愛模様に惹かれた人にこそ読んでほしいのが、『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』です。
社会人同士の交流を描いた作品で、仕事終わりのスーパーの裏で出会った佐々木と田山が、何気ない会話を重ねながら少しずつ心の距離を縮めていく物語。
派手な恋愛イベントではなく、日常の何気ないやり取りや心地よい空気感が丁寧に描かれています。
デート中もどこか噛み合わない会話を続けながら、少しずつお互いを理解していく黒井さんと灰田さんのように、『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』の二人も、何気ない会話の積み重ねによって特別な関係を築いていきます。
会話劇の面白さと、じれったい距離感を楽しめる点は両作品に共通する大きな魅力です。
恋愛を前面に押し出すのではなく、自然体のやり取りの中で少しずつ芽生えていく感情を丁寧に描いているため、『盛りあがらないデート』の独特な空気感が好きだった人なら、きっとこちらの作品にも夢中になるはずです。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』について、詳しく知りたい方は下記の記事がオススメです。

②高嶺のハナさん
『盛りあがらないデート』で、シュールな会話劇とじれったい恋愛模様に夢中になった人にこそ読んでほしいのが、『高嶺のハナさん』です。
バリバリ仕事をこなすエリートOL・高嶺華と、年下の後輩社員・弱木強の恋愛を描いたラブコメで、お互いに好意を抱いているにもかかわらず、勘違いやすれ違いを繰り返してしまう二人の関係性が見どころです。
ハイテンションな心の声と、噛み合わない会話が絶妙な笑いを生み出します。
デート中もあと一歩のところで距離が縮まらず、思わず「そこで素直になればいいのに!」と応援したくなる黒井さんと灰田さんのように、『高嶺のハナさん』でも、お互いを意識しているのに気持ちが伝わらないもどかしさが続きます。
そのじれったさが笑いへと変わり、気付けば二人の恋の行方を見守りたくなってしまいます。
シュールな笑いの中に、ときどき訪れる胸キュンシーンが絶妙なアクセントになっているため、『盛りあがらないデート』の「笑っていたら、いつの間にか恋愛を応援していた」という読後感が好きだった人なら、きっと『高嶺のハナさん』も楽しめるはずです。
『高嶺のハナさん』について、詳しく知りたい方は下記の記事がオススメです。

③氷属性男子とクールな同僚女子
『盛りあがらないデート』で、不器用な二人のじれったい距離感や、何気ないやり取りに癒された人にこそ読んでほしいのが、『氷属性男子とクールな同僚女子』です。
現代を生きる雪女や雪男の末裔たちが働く会社を舞台に、感情が高ぶると吹雪を起こしてしまう氷室くんと、落ち着いた性格の冬月さんが少しずつ距離を縮めていくオフィスラブコメです。
ファンタジー要素を取り入れながらも、恋愛模様はどこまでも自然で、穏やかな空気感が魅力となっています。
黒井さんと灰田さんのように、お互いに好意を抱きながらも素直になれず、何気ない会話や日常の積み重ねを通して少しずつ関係を深めていく姿は、本作にも共通しています。
派手な恋愛イベントに頼るのではなく、登場人物の表情やさりげない気遣いから伝わる感情が丁寧に描かれているため、読んでいるだけで思わず頬が緩んでしまいます。
心が温かくなる恋愛漫画を探している人や、ゆっくりと育まれていく恋愛模様が好きな人なら、『盛りあがらないデート』と同じように、二人の関係を最後まで見守りたくなる作品です。
『氷属性男子とクールな同僚女子』について、詳しく知りたい方は下記の記事がオススメです。

『盛りあがらないデート』レビューまとめ
『盛りあがらないデート』は、タイトル通り「盛り上がらないデート」を描きながらも、その気まずい空気や絶妙な会話劇がクセになる、新感覚の恋愛漫画です。
マッチングアプリで出会った黒井さんと灰田さんは、普通なら一度きりで終わってしまいそうな関係にもかかわらず、少しずつ距離を縮めていきます。
その過程が非常に丁寧に描かれており、気付けば二人の恋の行方を応援したくなっていました。
また、シュールなギャグ漫画のようなテンポの良い掛け合いだけでなく、忘れた頃に訪れる胸キュンシーンも本作ならではの魅力です。
笑いと恋愛のバランスが絶妙で、「普通のラブコメとは少し違う作品を読みたい」という人には特におすすめできます。
一方で、派手な恋愛展開やテンションの高いラブコメを期待している人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
しかし、その独特な空気感こそが『盛りあがらないデート』の最大の魅力であり、ハマる人は何度も読み返したくなる中毒性があります。
シュールな会話劇が好きな人や、不器用な男女が少しずつ仲を深めていく恋愛漫画が好きな人なら、きっと夢中になれる一作です。
気になった方は、ぜひ一度『盛りあがらないデート』を手に取って、その独特な世界観を体験してみてください。
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