『ブルーロック』の一次選考で、チームZを裏切った久遠渉。
チームの作戦を考え、個性の強いメンバーをまとめていた久遠の裏切りは、潔世一だけでなく、読者にも大きな衝撃を与えました。
しかも、久遠は最初から仲間を陥れようとしていたわけではありません。
誰よりもサッカーに本気で、仲間と全国を目指した過去があったからこそ、最終的に「誰も信じず、自分だけで生き残る」という選択をしてしまったのです。
では、久遠はなぜチームZを裏切ったのでしょうか。
また、裏切りが発覚した後、久遠はどうなったのでしょうか。
この記事では、久遠がチームWと交わした取引、裏切った本当の理由、チームV戦で見せた贖罪、二次選考で脱落したその後まで詳しく解説します。
※この記事には『ブルーロック』一次選考以降のネタバレが含まれます。
アシカブログでは、『ブルーロック』のキャラクター・能力・過去・人間関係・脱落者・最新展開を詳しく解説しています。
ほかの選手や考察記事も読みたい方は、以下の『ブルーロック』専用ページから気になる記事を探してみてください。

- 久遠渉が裏切った理由は自分だけでも生き残るため
- 久遠渉はチームW戦で何をした?裏切りの内容を解説
- 久遠渉が仲間を裏切るまで追い詰められた4つの理由
- 久遠渉の裏切りはなぜ失敗した?
- 久遠の裏切りがなければチームZは一次選考を突破できなかった?
- 久遠渉はクズな裏切り者だったのか?
- 裏切り発覚後の久遠渉はどうなった?
- 久遠渉はその後どうなった?二次選考で脱落
- 久遠渉が二次選考で脱落した理由を考察
- 久遠渉の裏切りが『ブルーロック』で重要だった理由
- 『ブルーロック』が好きな人におすすめの作品3選
- 久遠渉の裏切りをアニメで振り返るならDMM TV
- 『ブルーロック』を漫画で一気読みするなら漫画全巻ドットコム
- まとめ|久遠渉の裏切りは仲間を信じられなかった弱さの表れ
久遠渉が裏切った理由は自分だけでも生き残るため
結論から言うと、久遠渉がチームZを裏切った理由は、チームの勝利を諦め、自分だけでも一次選考を突破しようとしたからです。
一次選考では、各棟に作られた5チームが総当たり戦を行い、上位2チームが次の選考へ進めます。
ただし、チームが敗退しても、そのチームで最も多く得点した選手だけは個人で勝ち上がれるという救済ルールがありました。
久遠が利用したのが、この「チーム内得点王」のルールです。
久遠は対戦相手であるチームWへ、チームZの作戦や選手たちの武器を教える代わりに、自分に3点を取らせるという取引を持ちかけました。
チームZが敗退しても、自分がチーム内最多得点者になっていれば、久遠だけはブルーロックに残れます。
つまり、久遠は仲間と一緒に勝ち上がる道を捨て、仲間を踏み台にして自分だけが生き残る道を選んだのです。
行動だけを見れば、間違いなく裏切りです。
しかし、久遠がここまで極端な選択をした背景には、過去のサッカー部で味わった失望がありました。
久遠渉はチームW戦で何をした?裏切りの内容を解説
久遠の裏切りが描かれたのは、一次選考のチームW戦です。
試合前夜、久遠はチームWへ「チームZの情報を渡す代わりに、自分に3点を取らせてほしい」と持ちかけました。
チームZの作戦と各選手の武器を教えた
作戦立案を担当していた久遠は、チームZの動きだけでなく、潔の空間認識能力、蜂楽のドリブル、國神のミドルシュートなど、仲間の武器まで把握していました。
本来はチームを勝たせるために共有した情報が敵へ渡ったことで、チームWは攻撃を先回りして封じられたのです。仲間から得た信頼そのものを利用した、最も許しがたい裏切りでした。
3点を取らせてもらいチーム内得点王になった
試合序盤、久遠は得意のジャンプ力を生かしてハットトリックを決めます。
しかし、この3得点も取引の一部でした。
チームZを敗退させ、自分は最多得点者として次へ進む。一見すると久遠が覚醒したように見せながら、その裏では仲間の敗北まで計算していたのです。
わざとミスを繰り返してチームWに協力した
3点を取った後、久遠はわざとミスを繰り返し、チームWの反撃に協力します。
不自然なミスと表情から潔が真相へたどり着くと、久遠は取引を認めました。その結果、チームZは敵11人に久遠を加えた「12対10」に近い状況で戦うことになります。
それまでチームをまとめていた人物が突然敵へ回る絶望感は、一次選考でも特に衝撃的な展開でした。
久遠渉が仲間を裏切るまで追い詰められた4つの理由
久遠は、単純に性格が悪かったからチームZを裏切ったわけではありません。
むしろ、もともとは仲間と同じ夢を追いかけたい人物でした。
しかし、過去の失敗とブルーロックの特殊な環境が重なったことで、久遠は仲間を信じることを諦めてしまいます。
①チームZでは勝ち上がれないと思った
久遠は、チームZの実力では一次選考を突破できないと判断していました。
チームZはチームX戦で組織として機能せずに敗北し、同じ棟には凪誠士郎・御影玲王・剣城斬鉄を擁するチームVもいました。
久遠から見れば、チームZが上位2チームに入る可能性は低く、自分まで一緒に脱落する危険があるように感じられたのでしょう。
そこで久遠は、チームZが強くなる可能性に賭けるのではなく、敗退した場合に一人だけ生き残れるルールを利用しました。
しかし、潔・蜂楽・國神・千切たちは試合中に成長し、格上にも届くチームへ変わります。久遠は現在の実力だけを見て、仲間が変わる可能性を信じられなかったのです。
②過去のチームメイトに夢を笑われた
久遠は高校時代、仲間と本気で全国優勝を目指していました。
自らサッカー部を立ち上げて全国優勝を掲げましたが、チームメイトは夢を笑い、同じ熱量で戦ってくれませんでした。
この経験から、久遠は「自分と同じ熱量でサッカーをする仲間はいない」と考えるようになりました。
そのためチームZの仲間も、いずれ自分の足を引っ張る存在に見えていたのでしょう。
③仲間に期待して失望することを恐れていた
久遠の裏切りの根底にあるのは、仲間への不信感です。
本当に他人を必要としていないなら、チームZの作戦を考え、メンバーをまとめる必要はありません。
本当は同じ目標へ進める仲間を求めていたからこそ、再び期待して失望することを恐れたのでしょう。
信じた仲間に足を引っ張られるくらいなら、最初から誰も信じず、自分だけが勝てる方法を選ぶ。
裏切りは冷静な作戦に見えて、過去の失敗から自分を守る行動でもありました。
④ワールドカップ優勝の夢を誰よりも本気で追っていた
久遠は、ワールドカップ優勝という夢を本気でかなえようとしていました。
ブルーロックで脱落すれば、日本代表になる資格を失います。
久遠にとって一次選考敗退は、人生を懸けた夢の終わりです。その恐怖から、仲間を裏切ってでも生き残る選択を正当化してしまったのでしょう。
もちろん、夢に本気だったからといって、裏切りが許されるわけではありません。
ただ、卑怯な行為の中にもサッカーへの本気があったからこそ、久遠の裏切りは強く印象に残ります。
久遠渉の裏切りはなぜ失敗した?
久遠の計画は、チームW戦を3対4で終わらせ、自分は3得点を持って一次選考を勝ち上がるというものでした。
情報を持つ久遠が相手側へ回ったため、計画は成功するように見えます。
しかし、最終的にチームZとチームWの試合は引き分けに終わり、久遠の裏切りは失敗しました。
久遠も千切の本当の武器を知らなかった
久遠の計画を崩した最大の要因は、千切豹馬の覚醒です。
千切は右膝の大けがを経験し、もう一度けがをしてサッカー人生が終わることを恐れていました。
そのため、自分の最大の武器である圧倒的なスピードを、チームメイトにも隠しています。
久遠はチームZの情報をチームWへ流しましたが、千切が本気で走ったときの速さまでは知りませんでした。
潔が最後まで勝利を諦めない姿を見た千切は、サッカーへの情熱を取り戻し、自分の脚でゴールを奪います。
久遠が切り捨てた「仲間が試合中に変わる可能性」によって、完璧に見えた計画は崩されたのです。
チームWも久遠との約束を守るつもりはなかった
チームWにとって、久遠は利用価値がある間だけ協力する裏切り者です。
千切の覚醒によって試合の流れが変わると、チームWは久遠が千切の能力を意図的に隠していたのではないかと疑いました。
一度仲間を裏切った人間は、取引相手からも信用されません。
仲間を信じず合理的に生き残ろうとした結果、敵からも信頼されない立場になりました。
チームZのエゴと成長を過小評価していた
久遠が最も読み違えたのは、チームZの選手たちが勝負の中で成長していくことでした。
ブルーロックでは、追い込まれた選手が自分の武器やエゴを理解し、試合中に別人のような進化を見せます。
潔が裏切りに気付き、千切が恐怖を越えたことで、チームZは絶望的な状況から追いつきました。
過去の仲間と違い、全員が自分の人生を懸けていたことを久遠は見誤ったのです。
久遠の裏切りがなければチームZは一次選考を突破できなかった?
久遠の裏切りは、チームZ全員を脱落させかねない行為でした。
しかし、一次選考全体を振り返ると、久遠の裏切りがなければ、チームZは勝ち残れなかった可能性があります。
なぜなら、久遠に追い詰められたチームW戦が、千切豹馬の覚醒を引き起こしたからです。
ここからは作中で明言された事実ではなく、試合展開をもとにした考察となります。
裏切りによる絶望が千切の覚醒を引き起こした
チームW戦が始まった時点で、千切はまだ自分のスピードを封印していました。
右膝に大けがを負った千切は、もう一度けがをしてサッカー人生が終わることを恐れ、全力で走ることから逃げています。
鰐間兄弟に過去を突きつけられた千切は、サッカーを諦めるためにブルーロックへ来たとまで話しており、普通の試合なら武器を解放しないまま終えた可能性があります。
しかし、久遠の裏切りによって、チームZは作戦も武器も知られたうえ、実質的に10人で12人を相手にする絶望的な状況へ追い込まれました。
それでも潔は勝利を諦めず、最後までゴールへ向かって走り続けます。
潔の姿を見た千切は、自分も本当はサッカーを続けたいという気持ちを認め、再び全力で走ることを決意しました。
裏切りが生んだ極限状態が潔の執念を際立たせ、皮肉にも千切という新しい武器を誕生させたのです。
千切が覚醒しなければ斬鉄を止められなかった
チームW戦でスピードを解放した千切は、続くチームV戦でも重要な役割を果たしました。
チームVには、圧倒的な加速力を持つ剣城斬鉄がいます。
斬鉄は爆発的な初速によって相手を置き去りにし、左足の正確なシュートでゴールを狙える選手です。
チームZの中で、この斬鉄のスピードへ対抗できたのが千切でした。
千切が自分の脚を恐れたままだった場合、斬鉄の突破へ追いつける選手はチームZにいません。
潔が動きを読めても、実際に追いつけるかは別問題です。
國神や我牙丸も、純粋なスピード勝負で斬鉄を止めるのは難しかったでしょう。
千切が斬鉄を抑えられなければ、チームVの攻撃力はさらに上がり、チームZが反撃する前に点差を広げられていた可能性があります。
チームV戦は選手たちが次々に覚醒し、ようやく1点差で勝てた試合です。千切のスピードがなければ、同じ結果になったとは考えにくいでしょう。
久遠の裏切りはチームZを壊すと同時に完成させた
もちろん、「結果的に千切が覚醒したから、久遠の裏切りは正しかった」という話ではありません。
千切が覚醒しなければ、チームZはチームWに敗れ、そのまま一次選考で脱落していた可能性があります。
久遠の行動により、チームZは一度壊されたことで、他人の作戦に頼るだけでは勝てないと知りました。
潔は自分で勝つ方法を考え、千切は封印していたスピードを取り戻し、一人ひとりが武器とエゴで状況を変えるチームへ成長します。
裏切りがなければ千切は覚醒せず、斬鉄を止められず、チームZは一次選考を突破できなかったかもしれません。
久遠の裏切りが、結果的には勝ち残るきっかけになりました。
この皮肉な因果関係も、久遠の裏切りが『ブルーロック』一次選考の中で特に重要な出来事である理由です。
久遠渉はクズな裏切り者だったのか?
チームZの情報を敵に流し、仲間を敗退させようとした久遠の行動は、擁護できるものではありません。
特に、久遠を信じて作戦を任せていたチームメイトからすれば、最も許しがたい形の裏切りです。
雷市が激怒したのも当然でしょう。
ただし、久遠を最初から最後まで「自分のことしか考えていないクズ」と評価するのも違うと思います。
久遠は一次選考の序盤から、チームZが勝つために作戦を考え、個性の強いメンバーをまとめていました。
もし最初から一人で勝ち上がるつもりだったなら、チームZをまとめる必要はありません。
久遠は一度、チームZなら自分が求めていた本気のサッカーができるかもしれないと期待したはずです。
しかし、敗退への恐怖が大きくなると、過去の失望を思い出し、仲間を信じ切ることができませんでした。
さらに、後のチームV戦では、自分の安全を捨てて凪を止めています。
最後まで自分の生存だけを考えていたのであれば、レッドカードを受ける危険を冒す必要はありません。
久遠は間違いなく裏切り者です。
同時に、仲間を信じたかったのに信じられず、間違った方法へ逃げてしまった弱い人物でもあります。
この善人とも悪人とも言い切れない人間らしさが、久遠というキャラクターの魅力だと感じました。
裏切り発覚後の久遠渉はどうなった?
チームW戦で裏切りが発覚した後、久遠はチームZの中で完全に孤立します。
しかし、久遠の物語は裏切ったままでは終わりません。
ここからは、計画が失敗してから一次選考を突破するまでの流れを解説します。
チームVにも同じ取引を持ちかけたが拒否された
チームW戦が引き分けに終わったことで、久遠は自分だけが勝ち上がる計画を完成させられませんでした。
それでも久遠は考えを変えず、次の対戦相手であるチームVにも取引を持ちかけます。
しかし、チームVの玲王たちは、久遠の提案を相手にしませんでした。
チームVは久遠の情報がなくてもチームZに勝てると考えていたうえ、一度仲間を裏切った人間を信用する理由もありません。
チームZからも信頼を失い、対戦相手からも必要とされない。
久遠は、自分だけが生き残るために仲間を切り捨てた結果、どこにも居場所がない状態になりました。
チームV戦では勝負に参加せず傍観していた
チームV戦で久遠はピッチに立っていましたが、チームZの作戦から外され、実質的には戦力外として扱われます。
チームZは久遠を除いた10人で、棟内最強のチームVと戦うことになりました。
一方の久遠は、すでに3得点を記録しています。
チームZが敗退した場合でも、チーム内得点王として自分だけが生き残れる可能性が高い状況でした。
そのため、久遠は積極的に試合へ参加せず、潔たちが必死に戦う姿を見ています。
しかし、チームZのメンバーは圧倒的な実力を持つ凪・玲王・斬鉄を相手にしても、誰一人として勝利を諦めませんでした。
その姿は、久遠がかつて求めていた「同じ夢に本気で向かう仲間」そのものだったのです。
凪をファウルで止めてチームZを救った
チームV戦終盤、覚醒した凪が決定的なチャンスを迎えます。
このまま凪に突破されれば、チームZの敗北が決まる可能性が高い場面でした。
そこで動いたのが、それまで試合を傍観していた久遠です。
久遠は凪に後ろから飛びつき、反則によって強引にプレーを止めました。
当然、久遠はレッドカードを受けて退場します。
それでも、凪の決定機を潰したことで、チームZには勝利の可能性が残りました。
この行動は、自分が次の選考へ進むための計算ではありません。
久遠は、自分が本当にやりたかったのは、仲間を犠牲にして一人で生き残るサッカーではなく、本気の仲間たちと勝利を目指すサッカーだったと思い出したのです。
裏切りそのものが消えるわけではありません。
それでも、自分の間違いに気付き、自分を犠牲にしてチームへ最後のチャンスを残したこの場面は、久遠なりの贖罪だったと思います。
一次選考突破後に雷市から殴られて和解した
久遠のファウルで危機を逃れたチームZは、その後に決勝点を奪い、チームVへ勝利します。
一次選考突破が決まった後、久遠は雷市から一発殴られました。
これは裏切りに対するけじめです。
久遠の行動によって、チームZ全員のサッカー人生が終わる可能性がありました。
凪を止めた一度のプレーだけで、すべてをなかったことにはできません。
それでも、雷市の一発を受け入れたことで、久遠はチームZのメンバーと再び向き合います。
完全に元どおりとは言えなくても、チームZの一員として一次選考を突破できたのは、久遠が最後に自分の本心を選んだからでしょう。
久遠渉はその後どうなった?二次選考で脱落
久遠はチームZとともに一次選考を突破し、二次選考へ進みました。
二次選考の最初に行われるのは、制限時間内にブルーロックマンから100ゴールを奪う個人戦です。
久遠はこのステージを突破し、伊右衛門送人・今村遊大と3人チームを組んでいます。
しかし、二次選考を突破した35人の中に、久遠の姿はありませんでした。
そのため、久遠は伊右衛門・今村とチームを組んだ後、ライバルリー・バトルの途中で敗退したと考えられます。
ただし、久遠たちがどのチームと戦い、誰を奪われ、どのような形で脱落したのかは詳しく描かれていません。
したがって、「二次選考で脱落したこと」は結果から判断できますが、具体的な敗因までは不明です。
久遠以外にブルーロックを脱落した選手や、それぞれが敗退した選考、その後の動向については、以下の記事でまとめています。

裏切りという強烈なエゴを見せた久遠だからこそ、二次選考でどのように戦ったのかも見たかったところです。
久遠渉が二次選考で脱落した理由を考察
久遠の脱落試合は描かれていないため、ここからは作中の描写をもとにした考察です。
久遠の武器は、高身長を生かした高いジャンプ力です。
空中戦では強みを発揮できますが、二次選考の少人数戦では、自分でボールを運び、相手を抜いてゴールまで完結させる個人能力も求められます。
久遠のジャンプ力は、正確なボールを供給する味方がいてこそ生きる武器です。潔の空間認識能力や蜂楽のドリブル、千切のスピードと比べると、一人で試合の流れを変えるのは難しかったのでしょう。
また、一次選考で記録した3得点は、チームWとの取引によって得たものであり、相手の守備を上回って奪ったゴールではありません。
ルールの隙を利用できた一次選考とは違い、二次選考では目の前の相手に勝たなければ先へ進めません。
久遠は本物のチーム内得点王ではなく、ストライカーとしての個人能力が足りなかった可能性があります。
ただし、実際の敗因は描かれていないため断定はできません。もし再登場するなら、今度は仲間を裏切るのではなく、同じ夢を追う姿を見てみたいです。
また、現在の『ブルーロック』では、脱落した選手たちが再び代表入りを目指す「SIDE-B」も描かれています。
久遠が参加しているかは判明していませんが、脱落者に再起の可能性が生まれたことで、今後もう一度登場する余地も残されました。
SIDE-Bが行われる目的や、勝ち残る可能性が高い選手については、以下の記事で詳しく考察しています。

久遠渉の裏切りが『ブルーロック』で重要だった理由
久遠の裏切りは、一次選考を盛り上げるためだけの展開ではありません。
この出来事によって、『ブルーロック』では同じチームの選手も、最後まで生き残りを争うライバルであることが示されました。
昨日まで作戦を考えてくれた仲間が、自分だけ生き残るために敵へ回ることもある。
ブルーロックが普通の部活動ではなく、選手一人ひとりの人生を懸けたサバイバルであることを、久遠の裏切りが強く印象付けています。
同時に、久遠の計画を壊したのが、潔と千切のエゴだったことも重要です。
過去の経験から仲間の可能性を諦めた久遠に対して、潔は最後まで勝利を諦めず、千切は失うことを恐れて封じていた自分の武器を解放しました。
合理的に生き残ろうとした久遠の計算を、選手たちの予測できない成長が上回ったのです。
この「極限状態でエゴが覚醒し、試合の前提すら変えてしまう」という展開は、その後の『ブルーロック』にもつながっています。
久遠は早い段階で脱落した選手ですが、ブルーロックという場所の残酷さと面白さを示した、非常に重要なキャラクターだったと言えるでしょう。
『ブルーロック』が好きな人におすすめの作品3選
『ブルーロック』で描かれるのは、世界一を目指す選手たちの戦いだけではありません。
圧倒的な才能を前にした挫折、自分だけの武器を見つけるまでの葛藤、同じ夢を追う仲間やライバルとの関係も大きな魅力です。
ここでは、久遠のように夢へ本気になるキャラクターや、敗北からもう一度立ち上がる人物が登場する作品を3つ紹介します。
①『アオアシ ブラザーフット』
『ブルーロック』と同じく、サッカーに人生を懸ける選手たちの成長を楽しみたい方には、『アオアシ ブラザーフット』がおすすめです。
主人公は、『アオアシ』の青井アシトではなく、一度サッカーを諦めた兄・青井瞬。
弟の活躍や地方Jユースからの誘いをきっかけに、再び夢と向き合います。
久遠が「仲間と本気で同じ夢を追いたい」と願いながら、その夢を一度諦めてしまった選手なら、瞬は失った夢をもう一度信じようとする選手です。
自分にしかない武器を見つけていく姿に加え、地方ユースの現実や青井家の家族ドラマも描かれています。試合だけでなく人間関係も重視したサッカー漫画を読みたい方におすすめです。
実際に読んで感じた魅力や、本編『アオアシ』との違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

②『伍と碁』
天才同士が自分の才能と人生を懸けて競い合う作品が好きな方には、囲碁漫画『伍と碁』がおすすめです。
主人公の秋山恒星は、自分なら囲碁でも簡単に頂点へ立てると信じていました。しかし、自分を上回る5人の天才と出会い、初めて完膚なきまでの敗北を味わいます。
題材は囲碁ですが、自分だけの武器を探し、因縁のライバルを越えるために成長していく物語は、『ブルーロック』に近い熱さがあります。
壊れた自信と向き合い、もう一度盤上へ戻る恒星の姿は、敗北から再起する物語が好きな方に刺さるでしょう。囲碁のルールが分からなくても夢中になれる作品です。
恒星が敗北から立ち上がるまでの物語や、実際に読んだ感想については、以下の記事で詳しく紹介しています。

③『左ききのエレン』
『ブルーロック』の「才能とは何か」「凡人は天才にどう挑むのか」というテーマが好きな方には、『左ききのエレン』もおすすめです。
舞台は広告・デザインを中心としたクリエイターの世界。圧倒的な才能を持つ山岸エレンと、天才になれなくても何者かになることを諦められない朝倉光一を中心に、夢へ人生を懸ける人たちが描かれています。
周囲との熱量の違いに苦しんだ久遠のように、本気で夢を追うほど、同じ場所にいる人との温度差や、自分の才能の限界に傷つくことがあります。
それでも、自分にしかできない仕事や表現を探し続ける姿には、スポーツ漫画とは違う形のエゴを感じました。
才能に惹かれ、嫉妬しながらも自分の武器で戦う人物が好きな方に読んでほしい作品です。
凡人と天才の対比や、社会人になった今だからこそ共感できた部分については、以下の記事で詳しく紹介しています。

久遠渉の裏切りをアニメで振り返るならDMM TV
久遠渉の裏切りは、アニメ『ブルーロック』第6話から描かれています。
チームZをまとめてきた久遠が、なぜ仲間を裏切ったのか。
そして、一度は仲間を切り捨てた久遠が、なぜチームV戦で自分を犠牲にして凪を止めたのか。
久遠の表情や声、チームZのメンバーから信頼を失っていく空気まで含めて楽しめるのは、アニメならではの魅力です。
「漫画を最初から読み返す時間はないけれど、久遠の裏切りとチームZの一次選考を振り返りたい」という方には、アニメ『ブルーロック』がおすすめです。
DMM TVなら、月額550円(税込)で『ブルーロック』をはじめとするアニメを楽しめます。
久遠が仲間を信じられなくなった理由と、最後にもう一度チームZの勝利を選ぶまでの変化を、ぜひアニメでも確かめてみてください。
[DMM TVでアニメ『ブルーロック』を視聴する]
※本ページの情報は2026年8月時点のものです。
最新の料金・配信作品・キャンペーン・無料体験の実施状況は、DMM TV公式サイトでご確認ください。
『ブルーロック』を漫画で一気読みするなら漫画全巻ドットコム
久遠の裏切りを原作で読み返すと、アニメとは違った表情の変化や、潔が違和感の正体にたどり着くまでの心理描写を楽しめます。
さらに、原作漫画では一次選考の後も、二次選考・U-20日本代表戦・新英雄大戦・U-20ワールドカップへと物語が続いています。
久遠と一緒に戦った潔・蜂楽・千切・國神たちが、一次選考で見つけた自分の武器をどのように進化させていくのかを追いかけられるのも、原作を読む魅力です。
漫画全巻ドットコムなら、『ブルーロック』を最新刊までまとめて注文できます。
新品だけでなく、中古セットや電子書籍も取り扱っているため、きれいな状態でそろえたい方、購入費用を抑えたい方、すぐに読み始めたい方など、自分に合った方法を選べます。
また、対象となる新品全巻セットには、全冊分の透明ブックカバーが付く場合があります。
久遠の裏切りから始まったチームZの覚醒と、その後の潔たちの成長を最初から一気に楽しみたい方は、原作漫画もチェックしてみてください。
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最新情報は商品ページでご確認ください。
まとめ|久遠渉の裏切りは仲間を信じられなかった弱さの表れ
久遠渉がチームZを裏切ったのは、仲間と一緒に一次選考を突破することを諦め、自分だけでもブルーロックに残ろうとしたからです。
チームWへ作戦と選手の情報を流し、自分に3点を取らせる取引を交わした行動は、決して許されるものではありません。
しかし、久遠は最初から仲間を利用することしか考えていなかったわけではありません。
過去には、自分でサッカー部を立ち上げ、仲間と全国優勝を目指していました。
誰よりも本気だったからこそ、同じ熱量で戦ってくれなかった仲間に失望し、もう誰も信じないと決めてしまったのです。
そんな久遠の考えを変えたのが、圧倒的なチームVを相手にしても勝利を諦めなかったチームZでした。
久遠が凪を反則で止めた行動は、裏切りをなかったことにするものではありません。
それでも、自分だけ生き残る道を捨て、本気で戦う仲間に勝利の可能性を残した、久遠なりの贖罪だったと思います。
久遠は二次選考で脱落しましたが、その裏切りと心変わりは、ブルーロックが選手のエゴだけでなく、人間の弱さまで描く作品であることを示しました。
さらに、久遠の裏切りによって千切がスピードを解放し、その千切が次のチームV戦で斬鉄へ対抗できる選手になったことを考えると、裏切りがなければチームZは一次選考を突破できなかった可能性もあります。
チームZを敗退させるための裏切りが、結果的にチームZを成長させ、勝ち残るために必要な最後の武器を目覚めさせました。
単なる裏切り者ではなく、「仲間を信じたかったのに信じられなかった選手」として見ると、久遠渉というキャラクターをさらに深く理解できるのではないでしょうか。
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