GEOのセールで『龍が如く8』を2,000円で購入しました。
正直、購入する前は「この価格なら、ある程度楽しめれば十分」と考えていました。
しかし、実際に遊んで最初に感じたのは、こんな大作を2,000円でプレイできていいのかという驚きです。
前作『龍が如く7』のターン制コマンドバトルを土台にしながら、キャラクターの移動、連携攻撃、吹き飛ばし、ジャストアクションなどが追加され、戦略性と爽快感が大きく進化しています。
さらに、春日一番と桐生一馬のダブル主人公、ハワイと異人町で進む二つの物語、桐生が仲間とともに戦う意味まで、ゲームシステムとストーリーがきれいにつながっていました。
戦闘開始直後に敵が散らばることや、クイックバトルのテンポなど、気になる部分はあります。
それでも、シリーズファンにとっては過去作の思い出と現在の物語を同時に楽しめる、最高クラスの一作です。
本記事では、『龍が如く8』を実際にプレイして感じた面白さと惜しい点、どのような人におすすめなのかを本音でレビューします。
※ストーリーの核心や結末には触れませんが、物語序盤の設定とゲームシステムに関する軽いネタバレを含みます。
ゲームの評価基準について
本記事では、以下の5段階で評価しています。
あくまで私自身のプレイ体験に基づいたものですので、購入時の参考程度にご覧ください。
▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイしてほしい作品。
▪️Aランク・・・名作。人によってはSランクになってもおかしくない作品。
▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。
▪️Cランク・・・凡作。
▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。
ほかのゲームレビューは、以下のページにまとめています。

『龍が如く』シリーズとは?

『龍が如く』は、裏社会を舞台にした重厚な人間ドラマと、自由度の高い街遊びを一緒に楽しめるセガの人気ゲームシリーズです。
大規模な抗争や裏切り、家族との絆を描くシリアスなメインストーリーがある一方で、カラオケやゲームセンター、個性的なサブストーリーなど、思わず笑ってしまう寄り道も数多く用意されています。
緊張感のある物語と、何でもありの遊びが同じ街に共存していることが、『龍が如く』シリーズならではの魅力です。
歴代作品の中心人物は、圧倒的な強さと不器用な優しさを持つ「堂島の龍」こと桐生一馬でした。
しかし、『龍が如く7 光と闇の行方』からは春日一番が新たな主人公となり、バトルシステムも従来のアクションから仲間と戦うターン制コマンド方式へ大きく変化しています。
そして『龍が如く8』では、春日一番と桐生一馬がダブル主人公として登場します。
物語の舞台は、シリーズ初の海外ステージとなるハワイ・ホノルルシティと、おなじみの横浜・伊勢佐木異人町です。
母親に会うためハワイへ向かった一番は、現地で大きな陰謀に巻き込まれていきます。一方の桐生は、自分に残された時間と向き合いながら、これまで一人で背負ってきたものを仲間と分かち合うことになります。
バトルは前作のターン制コマンド方式を受け継ぎながら、キャラクターの移動、仲間との連携、周囲の物を利用した攻撃などが追加されました。
春日一番が切り開く新しい『龍が如く』と、桐生一馬が歩んできた歴代シリーズの集大成。その両方を一つの作品で楽しめるのが、『龍が如く8』最大の特徴です。
『龍が如く』シリーズを始めるなら0か極がおすすめ

『龍が如く』シリーズが気になった方は、『龍が如く0 誓いの場所』または初代をフルリメイクした『龍が如く 極』からプレイするのがおすすめです。
『龍が如く0』では、まだ「堂島の龍」と呼ばれる前の若き桐生一馬と真島吾朗を主人公に、1988年の神室町・蒼天堀で起きた事件が描かれます。
桐生と真島がどのような経験を重ね、後のシリーズで知られる存在になったのかを知ることができるため、物語の時系列に沿って楽しみたい方に向いています。
一方の『龍が如く 極』は、シリーズ第1作『龍が如く』を遊びやすく作り直した作品です。
桐生一馬と錦山彰の関係や、少女・遥との出会いなど、その後のシリーズ全体へつながる原点が描かれています。
どちらから始めるか迷った場合は、時系列順に『龍が如く0』から『龍が如く 極』へ進むと、登場人物の関係や変化をより深く楽しめるでしょう。
現在は、追加シーンなどを収録した『龍が如く0 誓いの場所 Director’s Cut』と『龍が如く 極』がNintendo Switch 2でも発売されています。
大画面で迫力のある喧嘩アクションを楽しめるだけでなく、携帯モードなら好きな場所へ持ち運び、少し空いた時間にも物語やサブストーリーを進められます。
長編の『龍が如く』シリーズを、テレビの前に座らず携帯ゲームとして遊べるようになったのは、かなり熱いポイントです。
桐生一馬の人生を最初から知ったうえで『龍が如く8』をプレイすると、エンディングノートや過去作を振り返る場面の重みも大きく変わります。
『龍が如く8』は面白い?総合評価はSランク
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| ストーリー | |
| ゲームシステム | |
| ボリューム | |
| ジャンル | ドラマティックRPG |
| 対応機種 | PS5・PS4・Xbox Series X|S・Xbox One・Windows・Steam |
| 発売元 | セガ |
| クリア時間 | 約40時間(やり込みを含めると100時間以上) |
| 総合評価 | Sランク |
結論からいうと、『龍が如く8』はシリーズファンなら一度は遊んでほしい、文句なしのSランク作品です。
ターン制コマンドバトルにキャラクターの移動、連携攻撃、ジャストアクションを加えたことで、戦略性と『龍が如く』らしい爽快感を両立しています。
なかでも、桐生一馬だけ一時的にアクションバトルが解禁される「絆覚醒」は、「やはり桐生は別格だ」と感じられる最高の演出でした。
物語では、春日一番と桐生一馬がダブル主人公を務めます。
一人で多くのものを背負ってきた桐生が、病気をきっかけに仲間を頼るようになることで、パーティー制やコマンドバトルにも物語上の意味が生まれていました。
過去作を振り返るエンディングノートも、長年のファンには懐かしく、初心者には歴代作品へ興味を持たせてくれる魅力的な要素です。
クリアまでにかかった時間は約40時間ですが、これはメインストーリーを中心に進めた場合の目安です。
サブクエストや仲間との交流、育成、ジョブ、プレイスポットまで楽しもうとすれば、100時間以上遊べるほどのボリュームがあります。
戦闘開始直後に敵が広がって範囲攻撃を当てにくいことや、クイックバトルのテンポなど、細かな不満はありました。
それでも、遊び終わったあとに残ったのは「まだこの世界にいたい」という気持ちです。
過去作への敬意を忘れず、ストーリーとバトルの両方を進化させた『龍が如く8』は、シリーズの集大成と呼べる作品でした。
完璧だからではなく、多少の弱点を上回るほど心を動かされたからこそ、私は本作をSランクと評価します。
GEOセールで2000円という安さにも驚きましたが、クリア後には「この内容を2000円で遊んでしまってよかったのか」と思ったほどです。
良かった点
『龍が如く8』で特に魅力を感じたのは、前作から進化したバトルシステムと、春日一番・桐生一馬の物語が自然につながっていることです。
ここからは、実際にプレイして「面白い」と感じたポイントを紹介します。
①移動要素で進化した新ライブコマンドRPGバトル
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
『龍が如く8』のバトルは、前作と同じターン制コマンド方式ですが、今作では自分のターンにキャラクターを一定範囲内で移動できるようになりました。
一見すると小さな変更に思えますが、この「少し移動できる」という要素によって、攻撃の選択肢と戦略性が想像以上に広がっています。
敵の近くにカラーコーンや自転車が落ちていれば、それを拾って攻撃へ利用できます。
仲間の近くから攻撃すれば連携が発生し、通常より大きなダメージを与えることも可能です。
反対に、回復技や能力を高める技には効果範囲があるため、味方同士が離れすぎていると全員へ届きません。
そのため、自分のターンが来たら「誰を攻撃するか」だけでなく、「どこから攻撃するか」「次の行動に備えてどこへ立つか」まで考える必要があります。
移動によって難しい操作を要求するのではなく、コマンドを選ぶ前の判断を増やしているところが絶妙です。
アクションゲームが苦手な方でも遊びやすく、それでいて配置を考える楽しさはしっかり残されています。
個人的に特に気持ちよかったのが、敵を吹き飛ばした先まで攻撃へ利用できることです。
壁やほかの敵へぶつけるだけでなく、爆発物の近くへ吹き飛ばせば爆発が起こり、周囲の敵も巻き込んで追加ダメージを与えられます。
技を選んだ時点で攻撃が終わるのではなく、敵がどこへ飛び、何へ衝突し、どれだけ周囲を巻き込むのかまで一連の攻撃として楽しめます。
計算どおりに複数の敵や爆発物を巻き込めたときは、アクションゲームでコンボを決めたような爽快感がありました。
街中に落ちている物を武器へ変え、周囲の状況まで利用して豪快に敵を倒す。
コマンドバトルへ変わっても、『龍が如く』らしい戦い方は失われていません。
さらに、極技を使用すると、タイミングよくボタンを押す「ジャストアクション」が発生します。
成功すればダメージが増えたり、技の効果が高まったりするため、コマンドを選んだあとも自分が戦闘へ参加している感覚が続きます。
操作自体は難しすぎませんが、成功するかどうかで結果が変わるため、強力な技を使う瞬間にもほどよい緊張感がありました。
この仕組みは、『ペーパーマリオRPG』のアクションコマンドに近いと感じます。
キャラクターの移動、味方との連携、周囲の物、敵の吹き飛ぶ方向、ジャストアクション。
これらの要素が組み合わさったことで、ターン制の遊びやすさを残しながら、毎回異なる攻撃を組み立てられる新ライブコマンドRPGバトルへ進化していました。
『ペーパーマリオRPG』のレビュー記事も書いています。良かったらご覧ください。

②ジョブと継承技で自分だけの技構成を作れる
『龍が如く8』では、ジョブを変更することで、キャラクターの能力や戦闘スタイル、使用できる極技が大きく変わります。
高い攻撃力をさらに伸ばして敵を一気に倒すのか。
回復や補助技を覚えさせ、苦手な部分を補うのか。
パーティーメンバーは10人いるため、それぞれの長所や弱点を考えながら「誰にどの役割を任せるか」を決めるだけでも、戦略の幅が大きく広がります。
さらに面白いのが、別のジョブで覚えた技を現在のジョブへ引き継げる「継承技」です。
仲間との絆レベルを上げることで継承できる技の枠が増え、複数のジョブで習得した技を組み合わせられるようになります。
攻撃に特化したキャラクターへ回復技を持たせる。
単体攻撃が中心のジョブへ、複数の敵を巻き込める範囲技を加える。
苦手な属性を補い、どのような敵にも対応できる構成を作る。
このように、キャラクターの長所を伸ばすだけでなく、欠点まで自分の育て方で補えるのが魅力です。
各ジョブで覚えられる技も、強力なだけではなく、『龍が如く』らしい笑える演出や意外な攻撃方法を取り入れたものが数多く用意されています。
「次はどんな技を覚えるのだろう」と気になり、普段なら選ばないジョブまで育てたくなりました。
なかでも、個人的に特に気に入ったのが以下の技です。
同じジョブを選んでも、引き継ぐ技によって戦い方は変わります。
用意された職業へキャラクターを当てはめるだけではなく、複数のジョブを経験させながら、自分のパーティーに必要な戦闘スタイルを作り上げていく。
性能だけでなく、面白い技を集めて自分好みの構成を作れるところも、『龍が如く8』のジョブシステムに夢中になれた理由です。
③桐生一馬の「絆覚醒」が最高に熱い
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
今作のバトルで最も興奮したのが、桐生一馬のパーティー加入と、桐生だけが使える専用アクション「絆覚醒」です。
絆覚醒を発動すると、一定時間だけターン制コマンドバトルからアクションバトルへ切り替わり、桐生を自由に操作して敵を攻撃できます。
ほかの仲間が決められた順番で行動するなか、桐生だけが戦闘ルールを無視するかのように動き回り、次々と敵を圧倒していく。
この演出によって、桐生の規格外の強さがステータスやセリフではなく、実際の操作感として伝わってきました。
歴代シリーズでは当たり前だったアクションバトルも、コマンドバトルの中で突然解禁されると特別なものに見えます。
むしろ全員がターン制で戦っているからこそ、桐生一馬という存在がどれだけ異常な強さを持っていたのかが際立っていました。
さらに今作の桐生は、病気によって以前のように一人ですべてを解決できる状態ではありません。
普段は仲間と協力して戦っている桐生が、絆覚醒を使った瞬間だけ、かつての「堂島の龍」へ戻る。
弱くなった現在を描いているからこそ、その短い時間に見せる圧倒的な強さが、より胸に刺さります。
シリーズファンにとっては、歴代作品の戦闘が帰ってきたような懐かしさを味わえる演出です。
一方、今作から始めた方にも、「桐生一馬がなぜ伝説と呼ばれているのか」を一度の戦闘で理解させてくれます。
過去作のアクションを再現しただけのファンサービスではありません。
コマンドバトルのルールさえ一時的に壊すことで、桐生一馬という男の強さと歴史を表現している。
絆覚醒は、『龍が如く7』から続く新しい戦闘システムと、歴代シリーズのアクションを最も熱い形で融合させた要素だと感じました。

みんなが順番に戦うなかで、桐生だけ「いつもの龍が如く」に戻る。この瞬間はシリーズファンなら絶対に熱くなりますね!
④春日一番と桐生一馬のダブル主人公が物語を深くした
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
『龍が如く8』の物語は、春日一番と桐生一馬のダブル主人公で進みます。
序盤では、ハワイで再会した二人が同じ目的へ向かって行動します。人を疑うより先に信じる一番と、裏社会の危険を知り尽くした桐生。
生き方の異なる二人が共闘するだけでも、歴代主人公が並び立つ特別感がありました。
中盤からは一番がハワイ、桐生が日本へと分かれ、それぞれを中心とした4人編成のパーティーで事件解決を目指します。
舞台と仲間が二つに分かれても物語がバラバラに感じられないのは、どちらの主人公も「一人では乗り越えられない問題」と向き合っているからです。
一番の物語が新しい出会いと未来へ進んでいく一方で、桐生の物語では、これまで歩んできた人生や残してきたものが丁寧に描かれます。
特に桐生編は、長年シリーズを背負ってきた桐生一馬の集大成にふさわしい内容でした。
病気によって以前のように一人ですべてを背負えなくなった桐生が、仲間の力を借りながら過去と向き合っていく。
その姿には寂しさがありながらも、桐生がようやく自分自身の人生を受け入れていくような温かさがあります。
「これで桐生一馬の物語が完結するのではないか」と感じるほど、一つひとつの展開に重みがありました。
一番へ未来を託す物語と、桐生が過去に区切りをつける物語を同時に描いたからこそ、ダブル主人公が豪華な共演だけで終わらず、『龍が如く8』をシリーズの大きな節目と呼べる作品にしています。
⑤エンディングノートが過去作を振り返るだけで終わらない
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
桐生編には、自分の人生を見つめ直す「エンディングノート」が用意されています。
街に残された思い出をたどり、歴代シリーズの人物や出来事を振り返ることで、桐生の「心・技・体」を成長させられる要素です。
過去の名場面を並べただけなら、長年のファンに向けた懐かしいファンサービスで終わっていたかもしれません。
しかし、本作の桐生は病気を抱え、自分の人生が終わりへ近づいていることを意識しています。
そんな桐生が、これまで出会った人々や街に残した足跡を一つずつ確かめることで、「自分の人生は無駄ではなかった」と気づいていく。
この心の変化が、能力の成長にもつながっているところが印象的でした。
長年のファンにとっては、過去作で経験した出来事が現在の桐生へどのように残っているのかを確認できる、胸が熱くなる時間になります。
一方、シリーズ未経験者や遊んでいない作品がある人にも、桐生がどのような出会いと別れを経験してきたのかが伝わります。
気になった人物や出来事から、過去作を遊んでみたくなる入り口としても優秀でした。
エンディングノートは、桐生が死ぬ準備をするためだけの要素ではありません。
すべてを終わらせようとしていた桐生が、過去を振り返ることで自分の人生の価値を知り、もう一度生きる理由を見つけていく物語です。
懐かしさを桐生の成長と本編のテーマへ結びつけたからこそ、シリーズファンの心に強く残る要素になっていました。
気になった点
バトルは前作より大きく進化していますが、すべてが快適だったわけではありません。
ここからは、実際に遊んで少しもったいないと感じた3つの部分を紹介します。
①戦闘開始直後に敵が散らばってしまう
戦闘が始まった瞬間は敵がまとまっていても、コマンドを選んでいる間に少しずつ移動します。
考えているうちに敵同士の距離が開き、使おうとしていた範囲攻撃から外れてしまうことがありました。
そのため、複数の敵が集まっている場面では、戦闘開始直後に急いで範囲技を選ぶ必要があります。
敵が動くことでライブ感は生まれていますが、じっくり攻撃範囲を確認したいときには少し落ち着きません。
せめて戦闘開始後の数秒だけでも敵の移動を抑えるなど、もう少し考える余裕があれば遊びやすかったと思います。
②クイックバトルでも少しテンポが止まる
自分より大幅に弱い敵は、クイックバトルを選ぶことで戦闘を一瞬で終わらせられます。
レベル差のある敵と毎回コマンドバトルをする必要がないため、便利な機能であることは間違いありません。
ただ、フィールド上で攻撃を当てるだけで弱い敵を倒せるRPGと比べると、一度戦闘へ入ってからクイックバトルを選ぶぶん、どうしてもテンポが落ちます。
今作は街を歩いているだけでも多くの敵と遭遇するため、格下の相手はフィールド上で処理できてもよかったと感じました。
③体験ツアーと解放されるジョブの関係が分かりにくい
引用元:龍が如く8 ゲーム画面
新しいジョブを解放するには、ハワイで体験ツアーへ参加する必要があります。
ジョブを旅行中のアクティビティと結びつけた発想は面白いのですが、どのツアーを選べば、どのジョブが解放されるのかが直感的に分かりにくく感じました。
ジョブ名や戦闘スタイルを事前にもう少し把握できれば、費用や条件を確認しながら目当てのツアーを選びやすかったと思います。
自由度の高いジョブシステムだからこそ、入り口の分かりにくさが少しもったいない部分でした。
『龍が如く7』は先にプレイした方がいい?
『龍が如く8』から始めてもバトルやハワイでの冒険は楽しめますが、個人的には『龍が如く7 光と闇の行方』を先にプレイすることをおすすめします。
今作には、春日一番が前作で出会った仲間や出来事を踏まえた場面が多くあります。
『龍が如く7』を知っていれば、一番たちの関係がすでに完成している理由や、過去作を思わせる展開をより深く楽しめます。
また、桐生側の物語を重視する方には、『龍が如く7外伝 名を消した男』もおすすめです。
桐生がなぜ名前と過去を捨てたのか、『龍が如く8』へ至るまでに何を抱えていたのかを知ることで、エンディングノートや仲間との会話がさらに重く感じられます。
『龍が如く7外伝 名を消した男』のレビュー記事も書いています。良かったらご覧ください。

遊ぶ順番に迷った場合は、以下の流れが分かりやすいです。
- 『龍が如く7 光と闇の行方』
- 『龍が如く7外伝 名を消した男』
- 『龍が如く8』
『龍が如く8』がおすすめな人・合わない人
おすすめな人
- 『龍が如く7』のコマンドバトルが好きだった人
- 配置や技構成を考えるRPGが好きな人
- 春日一番と桐生一馬、両方の物語を見届けたい人
- 歴代シリーズの人物や出来事を振り返りたい人
- シリアスな物語と笑える寄り道を一緒に楽しみたい人
特に、これまで桐生一馬の人生を追ってきたシリーズファンにはおすすめです。
仲間と戦う桐生、過去を振り返るエンディングノート、歴代作品を思わせる場面など、長く遊んできたからこそ心に残る要素が詰まっています。
合わない可能性がある人
- 最初から最後まで従来型のアクションバトルで戦いたい人
- コマンド選択やキャラクター育成が苦手な人
- 短時間で終わるコンパクトなゲームを探している人
絆覚醒ではアクションを楽しめますが、基本となるのはターン制コマンドバトルです。
そのため、従来の『龍が如く』と同じ操作だけを求める方は、購入前にバトルシステムを確認した方がよいでしょう。
また、物語も寄り道要素も非常に充実しているため、短時間でエンディングまで進みたい人より、一つの作品をじっくり遊びたい人に向いています。
短時間でクリアできる作品を探している方は下記の記事がオススメです。良かったらご覧ください。

『龍が如く8』が好きな人におすすめのゲーム3選
『龍が如く8』の魅力は、重厚な人間ドラマだけではありません。
仲間と協力するバトル、街を歩いて見つける寄り道、シリアスな物語と笑えるイベントの共存など、さまざまな面白さが詰まっています。
ここでは、その魅力と共通点を持つおすすめゲームを3作品紹介します。
①JUDGE EYES:死神の遺言
『龍が如く8』の裏社会を描いた物語や、街中で繰り広げられる豪快なアクションが好きな方には、『JUDGE EYES:死神の遺言』がおすすめです。
本作は『龍が如く』シリーズと同じ神室町を舞台に、元弁護士の探偵・八神隆之が連続殺人事件の真相を追うリーガルサスペンスです。
ヤクザ同士の抗争を中心に描く『龍が如く』とは異なり、探偵として証拠を集め、関係者の嘘を見抜きながら事件へ迫っていきます。
物語は非常にシリアスですが、街には個性的な住人から依頼されるサイドケースや、思わず笑ってしまうミニゲームも豊富に用意されています。
重い本編と全力でふざける寄り道が同じ世界に違和感なく存在しているところは、まさに『龍が如く』スタジオらしい魅力です。
『龍が如く8』で桐生のアクションや裏社会の人間ドラマが気に入った方なら、八神が正義のために真相へ食らいつく物語にも夢中になれるでしょう。
②ペルソナ5 ザ・ロイヤル
仲間との絆や戦略的なコマンドバトルが好きな方には、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』がおすすめです。
昼間は高校生として学校生活を送り、放課後は怪盗団の仲間と異世界へ潜入する、日常と非日常を行き来するRPGです。
敵の弱点を突いて有利な状況を作り、仲間へ攻撃をつなぐバトルには、配置を考えて戦う『龍が如く8』とは違った戦略性があります。
さらに、仲間や街の住人との交流を深めることで、新しい能力や戦闘に役立つ効果が解放されます。
人とのつながりが物語だけでなく、ゲーム上の強さにも変わるところは、『龍が如く8』の絆システムが好きな方と相性抜群です。
東京の街を歩き、仲間と遊びながら少しずつ信頼関係を築いていくため、『龍が如く8』でメインストーリー以外の時間まで楽しめた方におすすめしたい作品です。
③FINAL FANTASY VII REMAKE
仲間と協力するバトルや、コマンドとアクションを組み合わせたRPGが好きな方には、『FINAL FANTASY VII REMAKE』がおすすめです。
本作は、元ソルジャーのクラウドが反神羅組織「アバランチ」の作戦へ参加し、巨大都市ミッドガルを揺るがす戦いへ巻き込まれていく物語です。
バトルではキャラクターを自由に動かして攻撃しながら、ゲージを消費してアビリティや魔法を選択します。
アクションの爽快感を残しつつ、敵の弱点や戦況に合わせてコマンドを選ぶ必要があるため、『龍が如く8』のジャストアクションや戦略性が気に入った方にも相性のよいシステムです。
クラウドだけで戦うのではなく、バレットやティファ、エアリスへ操作を切り替え、それぞれの能力を生かして強敵へ挑むところにもパーティーバトルの面白さがあります。
また、重厚な本編の合間には街の住人から依頼されるクエストがあり、仲間との会話や日常を通してキャラクターへの愛着が深まっていきます。
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』へ続くリメイクプロジェクトの第1作目なので、シリーズ未経験者も本作から始めるのがおすすめです。
『龍が如く8』で仲間と戦う楽しさや、シリアスな物語の中で描かれる人間関係に魅力を感じた方なら、クラウドたちの旅にも引き込まれるでしょう。
まとめ|『龍が如く8』は2000円では安すぎるSランクの大作RPG
『龍が如く8』は、シリーズらしい人間ドラマと自由な街遊びを残しながら、仲間と戦うRPGとして大きく進化した作品です。
特に魅力を感じたのは、次の5点でした。
- 移動と配置によって戦略性が増した新ライブコマンドRPGバトル
- ジョブと継承技を組み合わせる自由度の高い育成
- 桐生らしいアクションを取り戻す「絆覚醒」
- 春日一番と桐生一馬を対比させたダブル主人公の物語
- 桐生の人生を振り返り、生きる意味へつなげたエンディングノート
敵が戦闘開始直後に広がってしまうことや、クイックバトルのテンポ、ジョブの解放条件の分かりにくさなど、気になる部分もあります。
それでも、バトル、育成、ストーリー、サブクエストのすべてが高い水準でまとまっており、総合評価は文句なしのSランクです。
メインストーリーをクリアするだけなら約40時間ですが、豊富なサブクエストやミニゲームまで遊び尽くそうとすると、100時間以上楽しめるほどのボリュームがあります。
なかでも桐生編は、長年シリーズを背負ってきた桐生一馬の集大成と呼べる内容でした。
一人ですべてを解決してきた伝説の男が、病気と向き合い、仲間を頼りながら自分の人生を振り返る。その姿を見届けられただけでも、本作をプレイした価値があったと思います。
私はGEOのセールで2000円で購入しましたが、クリアした今では「この完成度とボリュームを2000円で遊んでよかったのか」と驚くほどでした。
『龍が如く7』を遊んでいる方はもちろん、仲間と戦うRPG、重厚な人間ドラマ、寄り道まで楽しめる大作を探している方にもおすすめです。
春日一番の物語と桐生一馬の集大成を一本で味わえる『龍が如く8』は、シリーズファンならぜひ最後までプレイしてほしい作品でした。
ほかの実際に遊んだゲームの感想は、以下のページからご覧ください。

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